バッファローがSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)からの事業継承を発表していた、PS4(プレイステーション4)などに接続してテレビ番組の録画・再生が楽しめる機器“nasne(ナスネ)”について、バッファローは2021年3月末に29800円[税込]で発売することを発表した。

 バッファローが発売する、新型nasne(型番:NS-N100)は、SIE製の従来モデルよりも内蔵HDDを2TBに拡大(従来モデルは1TB)。さらに、2TBまでだった外付けストレージ対応も、最大容量6TBまでの対応となり、内蔵HDD(2TB)と合わせて最大総容量8TBまでの構成が可能になる。

 販売は、amazon内バッファロー公式ストア(バッファローダイレクト)で、2021年3月末より発売を開始予定。

バッファロー新型“nasne”の購入はこちら (Amazon内バッファロー公式ストア(バッファローダイレクト))

 また、今回の発表に合わせて、PS5(プレイステーション5)でテレビアプリケーション“torne(トルネ)”の配信も発表。2021年末商戦期に向けSIEより配信予定で、nasneとPS5との組み合わせによりテレビ番組の録画・視聴ができるようになる。

 nasneは地上デジタル/衛生デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載し、番組の視聴や録画視聴が宅内、宅外から楽しめるネットワークレコーダー&メディアストレージ。2019年6月にSIEから出荷完了が発表され、多くのユーザーから落胆の声が聞かれたが、2020年10月にバッファローがSIEから事業継承することを発表していた。

 バッファローは、リリース内で“いままでの「nasne」体験はそのまま継承し、内蔵ストレージの大容量化や、スマホ対応表示の見直しなど、高画質・高速ネットワーク時代に合わせて進化しました。”としている。

バッファロー新型“nasne”2021年3月末に発売決定。PS5用torneへの対応も発表

 ファミ通.comでは、今回の新生nasneについて、バッファローの和田学氏、SIEの西野秀明氏、SIEの石塚健作氏のキーマン3名に、事業継承の裏側、バッファロー版nasneで目指したものなどを伺うインタビューを行っている。合わせてチェックしてほしい。

バッファロー“nasne”商品の特徴

  • 内蔵HDDを2TBに容量拡大
  • 外付HDD接続による容量追加は6TBまで対応し、内蔵HDD(2TB)と合わせて最大総容量8TBまでの構成が可能
  • iPhone/iPad向けTVアプリ“torne mobile”における視聴画質はSIE製“nasne”から向上し、HD画質(720p)を実現。Android向けテレビアプリ“torne mobile”はこれまで通り対応 ※1
  • “torne”はSIE製“nasne”との組み合わせが可能で最大4台の接続に対応 ※2
  • 2021年末商戦期に向けて配信予定のPS5(プレイステーション5)用TVアプリケーション“torne”に対応

※1:対応機器は商品ページにて公開
※2:“torne mobile”の場合

内蔵HDD(2TB)と合わせて最大8TBで容量たっぷり

バッファロー新型“nasne”2021年3月末に発売決定。PS5用torneへの対応も発表

nasne(SIE製)版との仕様比較

※BUFFALO製 nasne(NS-N100)/SIE製nasne(CECH-ZNR1J,CECH-ZNR2J,CUHJ-15004)

  • 内蔵ストレージ容量:2TB/1TB
  • ストレージ拡張
    • 外付けストレージ対応 最大容量:6TB/2TB
    • ポータブルHDD/SSD対応:対応/非対応
    • 外付けストレージの対応ファイルシステム:XFS(※3)/FAT32
  • 筐体設計 ファン設計:静音ファン/ファンレス
  • ファイルサーバー機能 ファイル共有方式:SMB2.0(※4)/SMB1.0

※3:本製品の搭載機能でフォーマット可能
※4:Windows10搭載PCのデフォルト設定で利用可能