月額980円で、雑誌やマンガ、書籍が読み放題になるAmazonのサービス“Kindle Unlimited”。ステイホームでおうち時間を楽しむために加入しているという方も多いのではないでしょうか（ちなみに週刊ファミ通も読めます）。しかしここまで多いと、何を読めばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本稿では、Kindle Unlimitedのおすすめ作品を個人的チョイスでご紹介！ 今回は2019年に国内のNetflixでもっとも見られたアニメとしても話題になった『ULTRAMAN』をピックアップしました。
“Kindle Unlimited”の導入はこちら（Amazon.co.jp）イデ隊員にスペシウム光線、ベムラーまで登場!?
『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治監督と『APPLE SEED』の荒牧伸志監督という、日本を代表するアニメ監督によって制作されたNetflixオリジナルアニメ『ULTRAMAN』。日本だけでなく世界中で注目を集め、“アニメ界のアカデミー賞”と呼ばれるアニー賞にもノミネートされています。
そこで今回は原作であるマンガ版『ULTRAMAN』をご紹介。現在刊行されている16巻までのうち、Kindle Unlimitedでは1・2巻を読むことができますよ。
主人公は、1966年に放送された『ウルトラマン』の主人公・ハヤタ隊員の息子・早田進次郎。ウルトラマンの存在が40年も前の話になった世界で、進次郎は敵との戦いへと必然的に巻き込まれていくことに……。
『ULTRAMAN（ヒーローズコミックス） Kindle版』1巻（Amazon.co.jp）本作の魅力はなんといっても、“懐かしさ”と“新しさ”の共存です。まず主人公がウルトラマンと同化していたハヤタ・シンの息子という設定だけでも、ウルトラマンファンとしてはたまらないはず。伝説的人物の“息子”の物語に、私は思わずテンションが上がってしまいました（笑）。
さらに懐かしい人物やキャラクター、技なども多数登場。『ウルトラマン』にも登場していた“イデ隊員”こと井手光弘や、初代ウルトラマンの必殺技・スペシウム光線、ウルトラマンを殺した種族・ゼットン星人などが作中に盛り込まれています。
しかも1巻では進次郎の前に敵として、“始まりの敵・ベムラー”を名乗る怪獣が出現。ベムラーとは『ウルトラマン』第1話の敵で、シュッとした人型である本作のベムラーと違って巨大トカゲのような形の怪獣です。その目的は不明ですが、“初代・第1話に登場した怪獣を名乗っている”というだけでとてつもない存在感が感じられますよね。
もちろん懐かしさだけでなく、“新しさ”も盛りだくさん。本作では進次郎が、井手の作った“ウルトラマンスーツ”を着用して戦います。しかも『ウルトラマン』のように巨大化はせず、“人間大”の大きさのまま。怪獣（異星人）たちの世界も様変わりしており、文明を持つ種のいる星々が同盟を結んだ状態です。星同士の政治的なやりとりが発生している様子が垣間見えるなど、『ウルトラマン』より進んだ世界観にワクワクしてしまうかも。
懐かしくも新しい『ULTRAMAN』の世界に、あなたも足を踏み入れてみてはどうでしょう？
