月額980円で、雑誌やマンガ、書籍が読み放題になるAmazonのサービス“Kindle Unlimited”。おうち時間を満喫するため加入している、という方も多いのでは？（ちなみに週刊ファミ通も読めます）
現在読み放題対象作品は10万件以上！ 何を読めばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本稿では、Kindle Unlimitedのおすすめ作品を個人的チョイスで紹介。今回注目したのは、吸血鬼が吸血鬼を狩る人気コミック『HELLSING』（ヘルシング）です。
“Kindle Unlimited”の導入はこちら（Amazon.co.jp）諸君、私は戦争が好きだ
2001年にアニメ化され、その後もOVAが発売されるなど熱狂的なファンの多い『HELLSING』。現在Kindle Unlimitedでは、『HELLSING（ヤングキングコミックス）Kindle版』全10巻中1巻が読み放題になっています。
ちなみに作者の平野耕太先生は、現在『ヤングキングアワーズ』で歴史ファンタジー『ドリフターズ』を連載中。『HELLSING』に続き、怒涛のバトル描写でファンを虜にしています。
同作の魅力は、なんといっても吸血鬼VS吸血鬼のド迫力バトル。
主人公のアーカードは吸血鬼にして吸血鬼を狩る“吸血鬼ハンター”で、特製の銃を武器に敵を始末していきます。もちろん見どころはそれだけでなく、セラス・ヴィクトリアも要注目なキャラクター。ネット上には「こんなに踏んだり蹴ったりなヒロインそうそういないわ」、「ちょっとポンコツなとこがかわいい」といった声が寄せられていました。
セラスの不幸は、アーカードと出会う前から始まります。第1話の舞台は英国北部の小さな村。牧師を装った吸血鬼がつぎつぎと住民を襲い、村中が“喰屍鬼”化する事態に。そんなバケモノたちに婦警のセラスは取り囲まれてしまい……!?
そこへ颯爽と現れたのが吸血鬼ハンター・アーカードですが、アーカードは人質にされたセラスもろとも吸血鬼を銃撃！ ほぼ見せ場もなくいきなり主人公に撃たれてしまいます。肺に穴を開けられたセラスは、アーカードに「どうする？」と決断を迫られて彼の“眷属”――吸血鬼へと生まれ変わるのでした。
眷属になり果てたとはいえ、悪いことばかりではありません。超人的な能力を持つ吸血鬼の仲間となったセラスは、第3話で600メートルほど離れた敵の心臓をライフル銃1発でぶち抜く芸当を披露。続くエピソードでもつぎつぎ襲いかかる喰屍鬼を難なく倒し、アーカードは彼女の実力を認め始めます。
しかし、1巻のクライマックスにあたる“聖堂騎士”アンデルセン神父との戦いでは、セラスは無惨にも何本もの刀剣で体を刺し貫かれるハメに。冒頭ではライフルで撃たれ、クライマックスでは串刺しに……。あまりのダメージからか、戦いを終えた彼女は盛大にリバース。アーカードとともにもうひとりの主人公であるはずの彼女ですが、1巻では全体的に不憫な目にばかり合っています（笑）。
1巻にして不幸三昧のセラス。ちょっぴり不安要素もありますが、「セラスはもっと成長するはず！」と祈りつつ『HELLSING』の世界観に浸ってみては？
そのほかにも、アーカードの主人であるインテグラや、その執事ウォルター、さらにはアーカードの旧敵“少佐”など、濃すぎるキャラクターが続々登場しますので、まずはKindle Unlimitedで1巻をぜひ試してみてくださいね。
