2020年6月17日、Nintendo Switch向けソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』の第1弾「鎧の孤島」が配信開始された。

 冒険の舞台である“ヨロイじま”では、“ダイスープ”という特別な料理を作ることができる。これをキョダイマックスの可能性を秘めたポケモンに飲ませると、そのポケモンがキョダイマックスできるようになるのだ。

 また、ゴリランダー、エースバーン、インテレオンおよびフシギバナ、カメックスの計5匹のキョダイマックスのすがたが新たに発見された。

 本記事では、ダイスープの使いかたをおさらいした後、新たにキョダイマックスのすがたが発見された上記の5匹について、バトルで活躍させるためにオススメな育成方法を紹介する。

【ポケモン剣盾】「鎧の孤島」攻略/新たなキョダイマックスポケモン5匹のオススメ育成法_01

ダイスープの作りかたをおさらい!

 ストーリーでも作ることになるのでプレイした方はご存じだろうが、ダイスープを作るために必要な材料は“ダイキノコ”が3つだけ。ダイキノコは、ヨロイじま内の“慣らしの洞穴”、“集中の森”、“ファイトケイブ”、“闘心の洞窟”に生えていることがある。

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 ダイキノコが集まったら、マスター道場のキッチンにいるスープ係に話しかけよう。キョダイマックスの可能性を秘めたポケモンに飲ませれば、そのポケモンがキョダイマックスできるようになる。また、キョダイマックスできるポケモンに飲ませると、通常のダイマックスをするようになる。

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 なお、ダイキノコはマックスレイドバトルをクリアーすることで新たに生えてくることがある。ダイキノコをたくさん集めたい場合は、マックスレイドバトルを何度かクリアーした後に上記の4か所を探して回るというサイクルをくり返すといいだろう。

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新たなキョダイマックスポケモンたちのオススメ育成法

 ここからは、鎧の孤島にて新たにキョダイマックスができるようになったポケモンたちのオススメ育成法を紹介。通信対戦で使ってみたいという人の参考になれば幸いだ。

ゴリランダー

くさタイプ

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 ゴリランダーはキョダイマックスができるようになっただけでなく、教え技(※)“グラススライダー”を新たに習得。グラススライダーは普通に使うとシンプルな攻撃技だが、場がグラスフィールド状態のときに使うと先制技になる。

※教え技……ヨロイじまでのふたつ目の修業を終えると、マスター道場の門下生にお気持ちとしてヨロイこうせきを5個渡すことでポケモンに特別な技を教えてもらえるようになる。

 ゴリランダーは隠れ特性の“グラスメイカー”によって場に出たときにグラスフィールドを展開できるため、グラススライダーと相性バッチリ! ゴリランダーをバトルで活躍させるなら、絶対に覚えさせたい技だ。

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多くの先制技は威力が40程度だが、グラススライダーの威力はなんと70。さらにグラスフィールドの効果でくさタイプの技の威力は1.3倍に!

 なお、隠れ特性のサルノリ、ヒバニー、メッソンは『ポケモン ホーム』の“ふしぎなおくりもの”から受け取れる。

 ゴリランダーはほかにも、“ウッドハンマー”や“はたきおとす”、“10まんばりき”に“ばかぢから”など強力な物理技を多数覚えられる。きそポイントは“こうげき”と“すばやさ”に振り切るのが基本的な育てかただろう。その場合、持ち物は“こだわりハチマキ”や“いのちのたま”など攻撃的などうぐを持たせるといい。

 または、強力な先制技があるため“すばやさ”にはあえてきそポイントを割かず、“HP”や“ぼうぎょ”、“とくぼう”など耐久面のステータスを伸ばすのもアリ。その場合は“とつげきチョッキ”や“グラスシード”など防御的などうぐを持たせたい。

 ちなみに、ゴリランダーのキョダイマックスわざ“キョダイコランダ”は、相手のポケモンの特性を無視して攻撃できる効果がある。たとえば、どんな攻撃でも1度だけ防げるミミッキュの特性“ばけのかわ”も無視してダメージを与えられるのだ。

 さらに、威力は通常の“ダイソウゲン”よりもはるかに高い160。もちろんグラスフィールドの効果も適用されるので、威力はさらに1.3倍。並のポケモンなら弱点を突かずとも一撃で倒しきれるほどの威力だ。

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 その圧倒的なパワーに魅力を感じたなら、ぜひゴリランダーを育ててみてほしい。

エースバーン

ほのおタイプ

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 エースバーンも隠れ特性の“リベロ”が超強力。技を使うときに、自身のタイプを使用する技のタイプに変化させるという独特な効果を持っている。

 エースバーンはもともとほのおタイプだが、“とびひざげり”を使えばかくとうタイプに、“とびはねる”を使えばひこうタイプに、“ふいうち”を使えばあくタイプに変化する。ポケモンのタイプと使用する技のタイプがおなじだと技の威力が1.5倍になるため、特性がリベロのエースバーンはすべての技を1.5倍の威力で使用できるというわけだ。

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本来は弱点であるはずのじめんタイプの技も、先にリベロでひこうタイプに変化しておけば無効化できてしまう。攻撃だけでなく防御にも使える汎用性の高い特性なのだ。

 エースバーンはさまざまなタイプの技を覚えるが、採用率が高い技は“かえんボール”、とびひざげり、とびはねる、ふいうち、アイアンヘッドなど。おもにダイマックス技として使用した際の追加効果が優秀な技が選ばれることが多い。

 相手のポケモンに合わせた変幻自在の攻撃がとにかく強力なため、育てかたもシンプルに“こうげき”と“すばやさ”にきそポイントを振り切るのが一般的。持ち物は“いのちのたま”を持たせることがかなり多い。

 なお、キョダイマックスわざの“キョダイカキュウ”は、タイプがほのおタイプであること以外はゴリランダーのキョダイコランダとおなじ。相手の特性を無視して攻撃できるので、“もらいび”によって無効化されない点は覚えておこう。

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インテレオン

みずタイプ

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 インテレオンの隠れ特性は“スナイパー”。通常、技が急所に当たるとダメージが1.5倍になるところを、2.25倍のダメージを与えられる。

 急所に当たったときにしか効果がないので、普通に使うと運頼りになってしまう。有効に使うためには、急所率が上がるどうぐ“ピントレンズ”や“するどいツメ”を持たせ、急所率を上げる技“きあいだめ”を使うなど、急所に当たりやすくする工夫が必要になる。

 インテレオンは“とくこう”や“すばやさ”がかなり高いので、きそポイントはとくこうとすばやさに振り切るのがシンプルで扱いやすい。一方、耐久面の能力はあまり高くなく、きあいだめのような変化技を使う隙を作るのは難しい。そのため、味方のサポートを受けやすいダブルバトルのほうが活躍させやすいだろう。

 たとえば、味方のポケモンが攻撃を自身に集める技“このゆびとまれ”や“いかりのこな”を使ってインテレオンを守っているあいだにインテレオンがきあいだめを使う方法がシンプルでわかりやすい。

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インテレオンの弱点であるでんきタイプとくさタイプのどちらにも強いうえ、いかりのこなを覚えるモロバレルはインテレオンのサポートにうってつけ。

 準備にやや手間がかかるが、そのぶん状況が整った後の爆発力はピカイチ。しかも、必ず急所に当たるので、相手の“とくぼう”が上昇していようが、“ひかりのかべ”や“オーロラベール”が使われていようが、それらの効果を無視してダメージを与えられる。

 なお、インテレオンのキョダイマックスわざ“キョダイソゲキ”もゴリランダーやエースバーンのキョダイマックスわざと効果はおなじ。“シェルアーマー”や“カブトアーマー”のような相手からの攻撃が急所に当たらなくなる特性を持つポケモンが相手でも、急所に当てられる。

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キョダイマックスのすがたは、外見と特性のマッチ具合が最高!

フシギバナ

くさ・どくタイプ

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 フシギバナの隠れ特性“ようりょくそ”は、天気が晴れのときにすばやさが2倍になる強力な特性。しかし、フシギバナはほのおタイプの攻撃技を覚えないため自分で天気を晴れにするのは難しい。フシギバナも、味方のサポートを受けられるダブルバトルの方が実力を発揮しやすいと言えるだろう。

 相性がいいポケモンは、特性“ひでり”によって天気を晴れにできるコータスとキュウコン。この2匹が苦手なみずタイプやじめんタイプのポケモンにフシギバナが強いため、そういう意味でも相性がいい。

 新たに習得したキョダイマックスわざ“キョダイベンタツ”は攻撃後4ターンのあいだ、くさタイプ以外の相手のポケモンに一定のダメージを与え続ける。リザードンのキョダイマックスわざ“キョダイゴクエン”のくさタイプ版のような効果だ。

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 さて、これまでのフシギバナは特性で2倍になったすばやさから“ねむりごな”を使い、相手が行動する前に眠らせられる点が優秀だった。しかしこれからはキョダイマックスの選択肢が増え、攻撃面のプレッシャーが増した。

 きそポイントはとりあえず“とくこう”と“すばやさ”に振っておくだけでもいいが、“HP”や“ぼうぎょ”のような耐久面のステータスを伸ばしているプレイヤーも少なくない。そういった育てかたに興味が湧いたら、SNSやブログなどで公開されている育てかたを参考にしてみよう。

カメックス

みずタイプ

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 カメックスは『ポケモン ソード・シールド』から、自身の“ぼうぎょ”と“とくぼう”が下がる代わりに、“こうげき”、“とくこう”、“すばやさ”が2段階ずつ上昇する超強力な変化技“からをやぶる”を新たに覚えられるようになった。

 カメックスは耐久面の能力が全体的に高い反面、攻撃面の能力はやや抑えめ。からをやぶるを使用した後でも、相手のポケモンがダイマックスしていると一撃では倒しづらい。

 そこで、カメックスのキョダイマックスわざ“キョダイホウゲキ”が役に立つ。フシギバナのキョダイベンタツと同様、みずタイプ以外のポケモンに4ターンのあいだ一定のダメージを与え続ける効果がある。

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 みずタイプの技の威力だけで考えれば“ダイストリーム”で天気を雨にした方が高くなるが、カメックスは覚える技のタイプが多彩な点も魅力のひとつ。キョダイホウゲキを使っておけば、みずタイプ以外の技を使ったときにもダメージを疑似的に増加させられるというわけだ。

 隠れ特性の“あめうけざら”は天気が雨のときに、毎ターンHPを1/16ずつ回復する。キョダイマックスを使用する場合には天気を雨にできないので、HPが1/3以下のときにみずタイプの技の威力が1.5倍になる“げきりゅう”がいいだろう。カメックスは一撃でやられることが少ないので、“HPが1/3以下”というげきりゅうの発動条件を満たしやすい。

 持ち物は、からをやぶるによって下がってしまうステータスをもとに戻せる“しろいハーブ”がオススメ。またフシギバナとおなじく、きそポイントはとりあえずとくこう・すばやさに振り切ってしまっていいだろう。慣れてきたら、からをやぶるを使った後のステータスを考慮してきそポイントを調整してみよう。

 以上、5匹のポケモンたちについて解説してきた。キョダイマックスのすがたを持つポケモンは、なんといっても見た目がよりカッコイイ&カワイイ! バトルで動いているところを見るだけでもテンションが上がるので、ぜひ一度育ててみることをオススメしたい。

 なお、ここで紹介した5匹のポケモンは進化前のポケモンも含めて野生では出現しない。もし仲間にしていない場合は通信交換を利用しよう。『ポケモン ホーム』のGTSを利用すれば、スムーズに交換できるはず。