ユービーアイソフトより発売予定のオープンワールドアクションゲーム『ウォッチドッグス レギオン』。クリエイティブディレクターを務めるClint Hocking氏に、前作と異なるプレイ体験、ロンドンのデザイン、オンライン要素など、本作の気になる点についてメールインタビューを行った。

『ウォッチドッグス レギオン』開発者インタビュー。オープンワールドのロンドンを探索するための自由で多様なコンテンツとアクティビティーを用意_03

Clint Hocking

Ubisoft Torontoにて、『ウォッチドッグス レギオン』クリエイティブディレクターを務める。
過去には、『スプリンターセル』、『スプリンターセル カオスセオリー』、『ファークライ2』などに携わり、レベルデザイン、ゲームデザイン、脚本、ディレクションなどを担当した。

――メインミッションとサイドのミッションのボリュームはどれくらいでしょうか?

Clintどのようにゲームをプレイするかによって大きく変わるので一概に言うのはなかなか難しいところです。メインストーリーミッションとサイドミッションは、ゲームプレイ全体を構成するうちの、ふたつの要素に過ぎません。もうひとつの大きな要素は、リクルートミッションになります。またそれらに加えて、エリアの解放もこの世界を楽しむうえでの重要なコンテンツのひとつです。ロンドンを探索するという点において、非常に多くのコンテンツとアクティビティーを用意しています。

――『2』では主人公マーカスが新たなスキルを獲得できました。本作では、その代わりにさまざまなメンバーをスカウトして固有の能力を使い分けるイメージでしょうか?

Clintはい。プレイヤーは任務に応じて、さまざまな住人をデッドセックに勧誘します。彼らの個々の能力は一定のままですが、“テックポイント”(『2』のリサーチポイントに似ています)を使って、チームで共有する技術やガジェットをアップグレードしていくことができます。テックポイントでロックを解除して、新たなハッキング能力を得ることも可能です。

『ウォッチドッグス レギオン』開発者インタビュー。オープンワールドのロンドンを探索するための自由で多様なコンテンツとアクティビティーを用意_01

――デモ版では、マップ上に“Hitman”というNPCがいました。このキャラクターはどういう存在ですか?

Clintデッドセックが用いるAIアシスタントの“バグリー”は、潜在的な能力を持つ住人や興味深い住人を特定して、プレイヤーに示唆することがあります。デモ版のマップ上で見つけた“Hitman”は、おそらくこれらのひとつでしょう。

――殺傷武器と非殺傷武器、それぞれのメリットを教えてください。

Clint殺傷武器は全体的に強力で、より多くのダメージを与えますが、デッドセックの非殺傷武器はドローンに対して効果的な衝撃弾を発射できます。

――非殺傷プレイ、ステルスプレイのみで本作をクリアーすることは可能でしょうか。

Clint私たちのゲームデザインにおける哲学のひとつは、プレイヤーが望むままにゲームをプレイできるようにすることです。

――ロンドンのレベルデザインにおけるポイントはどこでしたか?

Clint現実世界のロンドンには、建造物などを見えるように視線を保護するための景観規制があります。これらの景観を残すことを、本作では重要視しました。それもあって、街の一部を圧縮せざるをえなかったにも関わらず、本作におけるロンドンの表現は非常に正確です。ロンドンにお住まいの方や、ロンドンを訪れたことのある方が、街の再限度について高く評価してくれているというフィードバックもあり、私たちもよろこんでいます。

――ビッグベンやタワーブリッジなどの建物やランドマークにも入れますか?

Clintもちろんです。それらに入ることができますし、非常に楽しい体験になるでしょう。

『ウォッチドッグス レギオン』開発者インタビュー。オープンワールドのロンドンを探索するための自由で多様なコンテンツとアクティビティーを用意_02

――『ディビジョン2』や『ファークライ5』のように、Co-opプレイでキャンペーン全体をクリアー可能でしょうか。また、Co-opには編成したチーム全体を連れていき、状況に応じてメンバーの入れ替えることができるのでしょうか?

Clintエキサイティングなオンライン体験を提供したいと考えています。詳細はもう少しお待ちください。

――過去作のキャラクターは登場するのでしょうか。

Clint現状では詳しくお話できませんが、シリーズのファンの皆さんに驚いていただけるような要素も用意していますので楽しみにしていてください!