個人ゲーム開発者・hako 生活氏によるアドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』が2020年5月14日に配信されることが決定したのは既報の通り。

 同作のパブリッシングを担当するのは“ヨカゼ”。こちら、聞き慣れないブランドかと思うが、hako 生活氏および『サリーの法則』や『ARTIFACT ADVENTURE 外伝 DX』などを手掛けるroom6が立ち上げあげた新インディーゲームレーベルだ。

 ヨカゼは、グラフィック、 音楽、 テキストの端々やゲーム性というさまざまなな要素が折り合わさり、 思わず世界に浸ってしまうような、 情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのレーベルとして立ち上げられたものとのこと。

 パブリッシャーの枠を超えた新しいインディーゲーム共同体として活動をし、room6を運営母体としているが、 個人開発者や他社のパブリッシングのゲームであっても参画できるレーベルとして運営していくという。

 ブランドマネージャーにはhako 生活氏が就任し、レーベルのブランディングやマネジメントを行っていくとのことだ。

hako 生活氏からのコメント

 ヨカゼは、 世界に浸れるような体験を持つゲームが集って生まれた、 インディーゲームの新しいレーベルです。 ヨカゼというレーベルによって、 パブリッシャーの枠にとらわれず、ゲームへのこころざしという単位で各タイトルにタグ付けを行うことが目的です。

ヨカゼのゲームをプレイしたユーザーは、 ゲームの体験をベースに、 直感的に同じこころざしのゲームを辿って見つけることができます。 プレイヤーにとっても、 ゲーム開発者達にとっても、 必要な相互作用のプロモーションの一つとして、 確立していきたいです。

情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_06

ヨカゼの狙い

 ヨカゼの活動を通じて、 いままで横のつながりが希薄だった個人開発者やパブリッシング企業同士の“ハブ”となれればという思いにより、 開発者同士の“横のつながり”を作っていく活動も並行して行っていきます。

 NDAの壁によりなかなか共有できなかったコンソール機の技術情報や、 アートに関する知見の共有などを、 ヨカゼを通じて行っていこうと考えています。

情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_01

ヨカゼ ラインアップ(予定)

『アンリアルライフ』2020年5月 Nintendo Switchなど
ghostpia』2020年秋~冬 Nintendo Switch
From_. 』時期未定 Nintendo Switchなど
果てのマキナ』時期未定 Nintendo Switchなど

情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_04
『アンリアルライフ』
情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_05
『ghostpia』
情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_02
『From_. 』
情緒のある体験を持つゲームをリリースするためのインディーゲームレーベル“ヨカゼ”が始動。『アンリアルライフ』や『ghostpia』などを予定_03
『果てのマキナ』