ビーチで『Gears of War 4』

 2016年9月27日~29日(現地時間)まで、オーストラリア・シドニーで開催中の“Xbox FanFest: Sydney 2016”。『Forza Horizon 3』のローンチイベントとして行われた初日に続いて、2日目の28日に実施されたのは、『Gears of War 4』のファンイベント。会場となったのは、ダウンタウンからクルマで30分程度のところにある、ボンダイビーチ。物の本によると、“オーストラリアでも屈指の人気を誇る風光明媚な観光の名所”とのこと。殺伐とした『Gears of War 4』と風光明媚な砂浜にどのようなつながりがあるかは定かではないが、当日はボンダイビーチにあるスイミングクラブの“Bondi Icebergs Club”を借り切って、『Gears of War 4』の試遊台を展開。オーストラリアには初上陸となる“キャンペーンモード”を自由に遊ぶことができた。

 ちなみに、念のための注釈を入れておくと、『Gears of War 4』は日本国内での発売は予定されていない。ただし、日本語版字幕は対応しているので、遊びたいという方は、海外版を購入してプレイすることは可能だ。

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▲風光明媚なボンダイビーチ。
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▲美しい地平線を眺めながら『Gears of War 4』を遊ぶのも乙なものかも。

 とはいえ、ファンイベントということで、どちらかと言うとメインはクリエイターやファンどうしの交流のようで、そこかしこで談笑する姿が見られた。会場には、Xboxヘッドのフィル・スペンサー氏が姿を表し、オーストラリアのファンと気さくに談笑したり、記念撮影に応じる姿が見られた。前日の『Forza Horizon 3』では、初訪問となるオーストラリアの地で、「ファンと交流したい」とコメントしていたが、楽しそうに話す様子が印象的だった。フィル・スペンサー氏は、『Gears of War 4』の開発元であるThe Coalitionのクリエイティブ・ディレクター、チャック・オシージア氏とともに、会場にてトークイベントを実施し、ゲームファンからの質問に答えていた。

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▲フィル・スペンサー氏(中央)とチャック・オシージア氏(左)。
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▲ファンと交流するフィル・スペンサー氏。
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▲おみやげも豪華!

 なお、イベント恒例の“おみやげ”として用意されていたのは、定番とも言えるTシャツと、『Gears of War 4』仕様のワイヤレスコントローラー(!)という太っ腹ぶり。マイクロソフト流の豪華な“おもてなし”といったところだろうか。なお、もらえたTシャツは『Dead Rising 4』のもの。前日の『Forza Horizon 3』のイベントでもらえたTシャツは『Gears of War 4』のもので、「翌日このTシャツを来て、会場に来てくださいね」という意味なのか、あるいは、「お好きなXbox Oneのゲーム以外にも興味を持ってくださいね」という意図なのかはよくわからないが、中々に凝った趣向と言えるだろう。

“Xbox FanFest”に招待された、Xbox Oneファンの皆さんに話を聞いてみた

 さて、今回の“Xbox FanFest: Sydney 2016”には、マイクロソフトより招待された、韓国、シンガポール、台湾、香港のアジア4ヵ国のXbox Oneユーザーそれぞれ1名ずつが訪れている。皆さんは、Facebookのマイクロソフトのサイトの“いいね”を押した人の中から、厳選なる抽選の結果選ばれたという、本当に幸運の持ち主。せっかくの機会だから……ということで、そんな幸運な彼らに話を聞いてみた。

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▲左からウェズレイ・チーさん、王永傑さん、Raveさん、キョンチョン・ミンさん。

■韓国 キョンチョン・ミンさん
 マイクロソフトさんからかかってきた電話で、“Xbox FanFest”に当選したことを知ったのですが、最初は信じられませんでしたね。「人生最高のラッキーだ!」と思いました。実際のところ、“Xbox FanFest”のような催しはすばらしいですね! 『Forza Horizon 3』のイベントでは、日ごろなかなか味わえないドリフト体験ができて、今日は風光明媚なボンダイビーチに来ることができて……と、最高です。アクティビティーとゲーミングの組み合わせがとても気に入りました。
 Xbox Oneはいいハードだと思います。豊富なラインアップはもとより、SkypeやOneDriveなど、ゲーム以外のサービスも充実していますし。フリーゲームがたくさん提供されているXbox Live ゴールドメンバーシップもすばらしいと思います。フリーゲームの豊富さは、断然Xbox Oneなのではないかと。好きなゲームは、『Halo』シリーズや『Forza Motorsport』シリーズです。『Halo』シリーズはハリウッド映画みたいな壮大さがあって、とくにキャンペーンが好きです。映画を1本見たような感覚ですね。
 韓国では、プレイステーション4はハングルのローカライズタイトルが多く、その点ではXbox Oneは少し押され気味です。Xbox Oneには、もっと主要タイトルをハングルにローカライズしてほしいです。

■シンガポール Raveさん
 “Xbox FanFest”に当選して、とてもうれしかったです。「これは、一生に一度の機会だ!」と思いました。“Xbox FanFest”はすばらしいです。シドニーはすばらしい場所ですし、違うロケーションでゲームが楽しめる。とても楽しんでいます。ドリフトも初めて経験したし、ボンダイビーチのようなところへも、こんなことがなければ訪れることはなかったでしょうね。
 友だちがみんなXbox Oneでプレイしているので、私もXbox Oneで遊んでいます。Xbox Oneは、何と言ってもゲームがすばらしい。好きなゲームは『Halo』シリーズ、『Gears of War』シリーズ、『アサシンクリード』シリーズです。いずれも深みのあるストーリーに惹かれています。とくに『アサシン クリード』は、私が歴史が好きなので、とても興味深くストーリーを追いかけています。
 シンガポールでは、いまXbox Oneのコミュニティーを作ろうと努力している段階だと思います。今後は、アジアに特化した施策などを展開して、みんなにゲームを触る機会を増やしてほしいです。

■台湾 黄智偉(ウェズレイ・チー)さん
 今回、招待してもらえてとてもラッキーでした。オーストラリアの人は皆さん親切で、温かいおもてなしがうれしいです。“Xbox FanFest: Sydney 2016”は趣向が凝らされていて、とてもいいですね。『Forza Horizon 3』のドリフト体験はとても興奮しました。今日は今日で、こういう感じのパーティースタイルは初めてなので、楽しいです。
 Xbox Oneを購入したのは、マイクロソフトの商品が好きだからです。私はWebデザイナーで、マイクロソフトのテクノロジーをよく使っているので……。Xbox Oneのとくにすぐれていると思う点は、コントローラーです。コントローラーはPCでもXbox Oneでも使えて、台湾でも極めて評価が高いです。ゲームは『グランドセフトオート』シリーズと『アサシンクリード』シリーズが好きですね。自由度の高さが魅力です。

■香港 王永傑(ワン・ウィンキ)さん
 “Xbox FanFest”に当選して、とても興奮しました。もともとはリザーブだったのですが、くり上げで行けることになってラッキーでした。オーストラリアの皆さんはとても開放的ですね。香港ではシャイな人が多く、黙々とプレイするだけで、ファンどうしでしゃべったりしないのですが、オーストラリアではワイワイと話して、フィル・スペンサーさんにも気軽に質問している。すごくいいなあと思いました。
 Xbox Oneはコントローラーが秀逸ですね。他機種に比べてもすぐれているかと。好きなゲームは『FIFA』シリーズと、『ReCore』です。『ReCore』は、シューティングのゲーム性とコレクション要素などのバランスのよさがすぐれていると思います。レビューの点数があまり高くないのは残念ですが……。
 香港では、Xbox Oneはプレイステーション4の1年後に発売されたこともあり、少し苦戦しています。やっぱりいっしょに遊べるからということで、友だちが持っているハードを購入しがちなんですよね……。Project Scorpioは、ワールドワイドでの発売から間を置かずに香港でも出してほしいです。フィルさんには、「香港でも、Project Scorpioを早く出してください」とお願いしました(笑)。

 この4人、“Xbox FanFest: Sydney 2016”のあいだにすっかり仲がよくなってしまったようで、イベント後はいっしょに食事に行くなどの和気あいあいぶり。“Xbox One”という共通のテーマが、会話を弾ませるよう。4人とも、“Xbox FanFest”への当選がなければ、出会うこともなかっただろうわけで、“Xbox Oneが取り持つ人の縁”ということで感慨深くもあり……。これも“Xbox FanFest”の意義と言えるのだろう。

 ちなみに、アジアということで言うと、韓国、シンガポール、台湾、香港として、日本がないことを不思議に思う方もいるかもしれないが、それは日本が担当地域が違うからとのこと。ということを考えるにつけても、日本でも“Xbox FanFest”の開催を期待したくなってしまう。日本マイクロソフトには、ぜひとも検討していただきたいところだ。

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