ボルテージはのっけから最高潮！ 世界中の猛者が集う
2014年6月10日〜12日（現地時間）、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲーム見本市E3（エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ）2014。任天堂は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』の公式大会“SUPER SMASH BROS. INVITATIONAL”を開催した。
会場は、E3の会場であるロサンゼルス・コンベンションセンターに隣接したノキアシアター。そう、2012年まで任天堂がE3プレスカンファレンスを開催していた場所だ。この大舞台には、任天堂より招待された世界中の強豪16名が集結。トーナメント形式で腕を競い合う。何よりこの大会、駆けつけた『スマブラ』ファンのテンションがものすごい。試合が始まる前から、映像に対する歓声や自国のプレイヤーに対する声援で包まれていた。
今回の大会は、基本的にトーナメント形式なのだが、1位で勝ち抜いたプレイヤー以外から、会場の人気投票によって選ばれたファイターどうしが戦う別トーナメントも並行して行われるという、かなり工夫が凝らされたものだった。
そして会場には、『スマブラ』シリーズを手掛ける桜井政博氏が登壇。大歓声で迎えられ、その熱気のすさまじさに、少し動揺しているようにも見えた。桜井氏は、「今回集まったファイターの方たちは、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』を長い時間プレイできているわけではありません」と、ゲームへの練度を配慮した発言をし、また、「まだ開発中のものなので、予期せぬ不具合が発生しても、笑って見逃してください」とコメントした。
見事、トーナメントを制したのは、ゼロスーツサムスの使い手、GONZALOさん。決勝カードの相手、カービィとはかなりの接戦となり、一瞬も目を離せない展開となっていた。優勝者たちには、ニンテンドー・オブ・アメリカのレジー社長より、トロフィーが贈呈された。
余興としてメディア大会も開催！ なんと優勝はファミ通編集者のバサラ佐藤！
今回の大会では、余興として全世界のメディア関係者や、有名人によるエキシビションマッチも行われた。メディア大会では、IGN（アメリカ）、Game Informer（アメリカ）、Gameswelt（ドイツ）、そして日本代表は、我らが週刊ファミ通編集部のバサラ佐藤が参戦。序盤は危うい試合展開だったものの、後半に巻き返して、見事優勝！
以下は、バサラ佐藤のコメント。
（長めですが、世界の舞台で勝利したことに免じてご容赦を。）
日本のメディア代表として出場すると聞いたときは、「おいおい、ハンパねぇなこれ！」と思ったな。ビビったわけじゃないけど。会場に入ったら、なんか「U・S・A！ U・S・A！」って、マジで叫んでるし！ 「おいおい、U・S・Aコールとか、映画の世界だけじゃねーのかよ……」みたいな。もちろん、ビビってなかったけどな。今回はまだ発売されていない新作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』での大会ってことで、会場のオーディエンス（観客）たちを盛り上げるために新キャラクターで行こうって決めてたわけよ。いろいろ触った結果、チキン戦法……もとい、華麗な戦いができそうなゲッコウガ（海外名GRENINJA）をセレクト！ こいつで華麗に決めるぜ！ って意気揚々と挑んだら、 試合開始早々にボコボコ落下しまくり！ さすがの俺も「あれ？ ちょっとやばいかも？（笑）」って思ったな。まったくビビってなかったけどな。結果、漁夫の利スマッシュ攻撃がうまくヒットして撃墜数が稼げたからか、見事に勝利したぜ！ いずれにしても、4人でワイワイ遊ぶ『スマブラ』は最高に楽しかったな！ やっぱ『スマブラ』すげーわ。ニンテンドー3DS版も、Wii U版も発売がますます楽しみになったぜ！
新しいプレゼンテーションの形ともとれた今回の公式大会。まずは、ニンテンドー3DS版を皮切りに、『スマブラ』旋風が世界中に吹き荒れるだろう。
