ニンテンドー3DS版、アーケード版、スマートフォン版の『パズドラ』が一挙に楽しめる
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2014年5月25日に東京ビッグサイトにて、“ガンホーフェスィバル2014”を開催した。ここでは、出展されていた『パズドラ』の各コーナーと、『パズドラZ』『パズドラ バトルトーナメント』の大会が行われていたステージの模様をお届けする。
■西1ホールの様子
会場には『パズドラ』関連のコーナーが多数出展。モンスターの巨大模型の展示、第2回『パズドラ』ジャパンカップの開催、ニンテンドー3DS用ソフト『パズドラZ』の大会、対戦型アーケードゲーム『パズドラ バトルトーナメント ―ラズール王国とマドロミドラゴン―』(以下、パズドラ バトルトーナメント』)の試遊台などがあり、会場は大いににぎわいを見せていた。
■“パズドラステージ”の内容
◆『太鼓の達人』ステージ
登壇したのは、『パズドラ』のプロデューサーである山本大介氏、バンダイナムコゲームスの江藤裕平ディレクターと福田氏の3名。ステージに置かれた『太鼓の達人』で江藤裕平ディレクターと福田氏が挑戦したのは、ニンテンドー3DS用ソフト『パズドラZ』の主題歌である『さかさま世界』。難易度をそれぞれ”難しい”と“おに”にして挑んだ。福田氏は満足いく結果でなかったようで、「もっと修行します」とひと言。
江藤ディレクターは、『パズドラ』の楽曲『Walking Through The Towers』を難易度“おに”で、100万点に挑戦。見事フルコンボを達成し、目標クリアーとなった。なお、『Walking Through The Towers』のプレイ中は、背景に“踊り子”と呼ばれるかわいいモンスターがつぎつぎに登場していた。
◆パズドラバトルトーナメントステージ
続いて、『パズドラ』シリーズのアーケード版となる『パズドラバトルトーナメントステージ』の大会がスタート。ユーザー代表として全国ランク49位のとうふ氏が登壇し、“ティンニン”の声を務める声優の五十嵐裕美さん、『パズバト バトルトーナメント』の門井信樹プロデューサーと國澤仁プロデューサー、ファミ通大塚角満、マックスむらいことAppBank社長の村井智建氏の5名と、つぎつぎと熱いバトルをくり広げた。
結果は、とうふ氏の5連勝。ファミ通大塚角満は「いいものを見させてもらった」と語り、とうふ氏は村井氏が善戦したことに「かなり危なかった」と振り返っていた。
◆パズドラVSステージ
続いて、スマートフォン版『パズドラ』の5番勝負が開幕。お笑い芸人のゴージャスをはじめ、著名ユーザー、“おはスタ”でおなじみの“パズドラ大使”イワーイなどがバトルをくり広げた。以下に、山本プロデューサーチームと、スペシャルゲストチームとの勝負の結果を記す(○がついているほうが勝利者)。
・○ゴージャスVSパズドラZ大使イワーイ
勝者は、自身で「『パズドラ』は好きだけど、上手くはないです」と宣言していたはずのゴージャス。山本プロデューサーが「意外な結果だった」と漏らすと、ゴージャスは「意外って言わないでください、まあ自分でも意外ですけど……」と振り返った。
・スプリングまおさんVS○ティアラさん
僅差でティアラが勝利。スプリングまおは負けはしたものの「“ホルス使い”としてここに立てて光栄です」と語った。
・コスケ氏VS○サスケ氏
コスケ氏は「オロチのところでペースを崩した」と悔しさを口にし、サスケ氏は「こすけ君が遅くて待っていた」「結果がすべてなので」と、少々憎まれ口を叩いていた。
・○とうふ氏VSファミ通大塚角満
『パズドラバトルトーナメント』のステージでも戦ったふたりがリベンジマッチ。今回もとうふ氏が勝利した。とうふ氏はここに来てプレッシャーかなりがあったと語った。なお、試合前にとうふ氏に「しょうゆかけて食ってやりますよ」と挑発していたファミ通大塚角満は、負けたことに「泣きそうでした」とつぶやいた。
・○村井智建氏VS山本プロデューサー
山本プロデューサーは、思ったような勝負ができなかったようで、試合終了後にうなだれていた。しかし、5番勝負全体では、大将戦まで結果がわからない白熱した勝負であった。
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◆パズドラ新情報ステージ
『パズドラW』の発売日や、『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』とのコラボの新情報が明らかとなった。
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◆伊藤賢治スペシャルライブ
作曲家・ピアニストである伊藤賢治氏による『パズドラ』のスペシャルライブが行われた。『太鼓の達人』ステージでも登場した『Walking Through The Towers』から始まり、人気の高い曲である『Drangon's Den』も披露、『パズドラZ』の収録曲である『天地鳴動』で終了するというラインアップとなった。途中からバイオリニストの土屋玲子氏も参加し、ここでしか聞けない“デモバージョン”の『さかさま世界』も聴くことができた。
バンドメンバーの吉池千秋氏は『ドラゴンボール』の主題歌を手がけたこともあるため、今回『ドラゴンボール』と『パズドラ』とのコラボの発表に“縁”を感じていたとのこと。伊藤氏は300万人の視聴者がいることを知って「押しつぶされそう」とプレッシャーを口にすることもあったが、ライブバージョンにアレンジされた名曲たちを聴いたファンは拍手喝采であった。
◆『パズドラZ』ドラゴンコロシアムカップ
ニンテンドー3DS用ソフト『パズドラZ』大会の決勝がスタート。小学生であるプレイヤーたちがしのぎを削り、準決勝の時点でユウヤ選手がランクSSSを出すなど、ハイレベルな戦いとなった。
優勝は決勝戦で26000点以上をたたき出し、ランクSSを取得したまつじゅん選手。「超うれしいです」と、ストレートに優勝の喜びを語っていた。
◆第2回『パズドラ』ジャパンカップ
全国の予選地区で勝ち抜いたスマートフォン版『パズドラ』猛者が出そろい、頂点を決める戦いが行われた。4つブロックで行われた準決勝に勝ち抜いたのは、ありしあ選手、だっしー選手、ヨタ選手、★☆のっぴ☆★選手の4名。3回にわたり行われた決勝戦の結果、見事★☆のっぴ☆★選手が総合優勝を果たした。
★☆のっぴ☆★選手は「まさか優勝できるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。ツイッターやニコニコ生放送もしているので、よかったら見てみてください」と笑顔でアピールしていた。
◆閉会式
山本プロデューサーは、「準備しているときはワクワクとドキドキが半々だったのですけど、いざ始まってみると、本当に一瞬のできごとのようでした」と語り、代表取締役社長CEO森下一喜氏は「どの選手も華麗なプレイをしてくれました。みなさんの声援と拍手が、すごくいい思い出になったのではないでしょうか。僕たちもそういったパワーをいただいて、ますますパズドラも進化させ、これからもおもしろいものをどんどんつくっていきますので、よろしくお願いします」とファンへの想いを告げた。
森下社長が「また来年も来てくるかなー!」とファンに呼びかけ、それにファンが「いいともー!」と応えるという、某番組で見られたようなやりとりでイベントは締めくくられた。“感謝祭”と銘打たれたとおり、クリエイターからのファンへ“ありがとう”が込められたイベントであった。
(取材・文 編集部/ヒナタカ).