新たな島でゾンビの饗宴再び!

 2012年8月15日~19日にかけてドイツのケルンで開催された欧州最大のゲームイベントgamescom2012。本イベントの会期中にDeep Silverブースでメディア向けに行われた『Dead Island Riptide』のプレゼンテーションの内容をお届けする。α版よりさらに前段階のものながら、実機(PC版)でのデモプレイも披露されるなど充実したプレゼンテーションとなったが、残念ながら撮影は禁止。文章のみでのリポートとなるがご了承を。

バノイ島脱出後に何が起きたのか!? 『Dead Island Riptide』プレゼンテーションリポート_01

 まずは本作の概要から。基本的な部分は前作を引き継いでおり、一人称視点の3Dアクション・RPGとなっている。前作『Dead Island』のセーブデータも引き継げるようだ。引き継ぎを行った場合は高レベルのキャラクターで最初からプレイできるが、敵のゾンビはこちらのレベルに合わせた強さになる。最初に選択できるキャラクターは5人とのことで、デモプレイでは前作の主人公4人(シアン、サム・B、ローガン、プルナ)は全員確認できた。ストーリーは前作の続きになっており、「(前作のエンディングで)ヘリコプターに乗り込んだ後何かが起きる。ここでは何が起きたのかは言わないが(笑)、新しい島にいる」という状況からスタートする。
 デモプレイは「ゲームスタートから6~10時間くらい経過したところ。すでに島を探索し、新しい仲間にも出会っている」というシチュエーションから開始。ここでの目的は、教会の下にある浸水した地下墓地を探索するため、この水を抜くまで教会を拠点に襲い来るゾンビを撃退するというもの。事前にバリケードを張ったり、地雷やマシンガンを設置したりすることも可能。本作でも協力プレイは可能なため、その場合はこういった作業をプレイヤー同士で声を掛けながら行う。「プレイヤー間のコミュニケーションをよりやり易くするため、会話をする機会を増やしている」と、チャット部分も進化するようだ。周囲はジャングルで、嵐やモンスーンの影響で浸水している。本作はこの”水”がひとつのテーマとなっているとのことで「社内で改良を加えたChrome Engine 5を使用し、水の表現は大きく進化している」そうだ。川をボートで移動し、水中のゾンビを潰していくといったシーンも見られた。ちなみに、本作のタイトルの”Riptide”は”激流”という意味。また、天候システムはダイナミックに変化しているそうで、島の探索やゾンビとの戦いの状態にも影響するとのこと。天気が良いと攻撃してくるゾンビが増える、といったこともあるようだ。

 今回のプレゼンテーションで公開となった情報は以上の通り。まだまだ開発の初期段階とのことだが、前作をプレイした人には間違いなく楽しめそうな雰囲気。続報、そして日本での発売に期待したい。