『REFLEC BEAT plus』開発のキーマンふたりに直撃インタビュー 未公開情報もあり!

KONAMIが2011年11月24日に配信を予定しているiPad向けアプリ『REFLEC BEAT plus』のキーマンふたり、シリーズの統括ディレクターDJ Yoshitaka氏と、iPad版のディレクションを担当した清野秀行氏に『REFLEC BEAT plus』の見どころを語ってもらった。

●ロンチの楽曲パックはかなり大サービスしました!

『REFLEC BEAT plus』開発のキーマンふたりに直撃インタビュー 未公開情報もあり!_01

 KONAMIが2011年11月24日に配信を予定しているiPad向けアプリ『REFLEC BEAT plus』のキーマンふたり、シリーズの統括ディレクターDJ Yoshitaka氏と、iPad版のディレクションを担当した清野秀行氏(以下、清野)に『REFLEC BEAT plus』の見どころを語ってもらった。なぞのユニットの存在や、直近のアップデート情報など未公開情報は要チェックですよ!

――最初の曲でとくに聴いてもらいたいものを教えてください。

DJ Yoshitaka やはり最初ということで、かなりサービスした内容になっていると思います。アーケード版の『REFLEC BEAT』でとくに人気のあるオリジナル楽曲をピックアップしていますし、もっとライトな人たちにも親しんでもらえるように“じょいふる”や“残酷な天使のテーゼ”など認知度の高い曲も収録しています。

清野 あとはこの『REFLEC BEAT plus』オリジナルの“Daisy×Daisy PACK”は目玉のひとつです。『jubeat plus』で今年の5月に配信した“Daisy×Daisy PACK”が非常に好評だったんですよ。また何かやりたいねと思っていたところだったんですが、今回ちょうど『REFLEC BEAT plus』のタイミングでDaisy×Daisyさんがアルバムを出されるということで、新しい楽曲で“Daisy×Daisy PACK”を出そうということで、実現しました。とくに1曲目の“永久のキズナ”という曲は『BEMANI』では有名なRYUさんに作ってもらった曲でして、KONAMIの音ゲー好きな人にはそういう繋がりも楽しんでいただけるかと思います。それとMUSIC PACK 03は『jubeat plus』で配信した“REFLEC BEAT pack”とまったく同じ楽曲になってます。『jubeat plus』のほうもプレイして違いを楽しんでもらえるとうれしいですね。

DJ Yoshitaka こういうユーザーミックスを狙ったパックもありつつ、かなり余すことなく入れられたと思っています。

――基本的にはアーケードの『REFLEC BEAT』の曲が多くなってくるかと思いますが、『plus』オリジナルや先行曲はあったりするのでしょうか?

DJ Yoshitaka じつはもう入ってます(笑)。MUSIC PACK 01の“limelight world”はアーケード版の次回作『REFLEC BEAT-limelight-』にちなんだ曲として先行で配信するんです。しかも、“Daisy×Daisy PACK”に関しては『plus』オリジナルのパックです。こういったことはこれからも考えていて、アーケードと『plus』のどちらでさきに出すかといったことでも話題を作って盛り上げていければと思っています。

――なるほど。これはファンなら両方ともプレイしたくなりますね。

DJ Yoshitaka そうだ、あともうひとつ今回『REFLEC BEAT plus』のために3人組のユニットを作っちゃいました(笑)。

同席したKONAMI広報及び清野氏がなぜか苦笑……

――え、大丈夫なんですか、この話(笑)。

DJ Yoshitaka 大丈夫ですよ(笑)! デビュー曲はSota Fujimoriプロデュースなので、かなり気合いの入ったユニットです。それを『plus』で先に配信する予定なので、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。

――『jubeat plus』の楽曲パックはかなり安定したペースで配信され続けていますけど、『REFLEC BEAT plus』もこれに近いペースで配信されていく予定ですか?

清野 『jubeat plus』は月に2~3つくらいずつ出してきてまして、9月に関しては東京ゲームショウもありましたし、かなりラッシュをかけて5つくらい一気に出しました。当然『REFLEC BEAT plus』も同じくらいのペースでいくつもりです。

――個人的には楽曲のバラ売りがあるとうれしいんですけど……。

清野 そういう要望もたくさんいただくんですが、いまのところは予定していないです。

DJ Yoshitaka パックにした狙いのひとつとして、できるだけ多くの曲に触れてもらいたいと言うことがあります。ふだん興味のない曲もパックで購入すればプレイしますよね。そこから新しい興味を持ってもらえたらいいですね。

――なるほど。では少しゲーム内容について聞かせていただきます。『REFLEC BEAT plus』はアーケード版の『REFLEC BEAT』と同じものと思っていいのでしょうか?

DJ Yoshitaka はい。正確には先ほど少し話に出たアーケードの次回作『REFLEC BEAT-limelight-』と同じです。今後もアーケード版の進化にともなって『plus』も進化していく予定です。譜面に関してはまったく同じなので、アーケード版の練習もこの『plus』でできるというわけです。

――アップデートで変わっていくということですね。直近で予定されていることなどはありますか?

清野 あります! Twitterを取り入れた何かを組み込んだアップデートを配信からそう遠くないタイミングでできればと思っていますのでお楽しみに。

――『plus』の特徴のひとつに、1台でふたり対戦ができるというものがありますが、これは企画段階から組み込まれていたのでしょうか?

DJ Yoshitaka そうですね。いちばん最初から決めてました。アーケード版に関しても、近年のアーケードゲームの流行などをふまえてオンラインの対戦に決まったのですが、もともとは1台でふたり対戦というイメージのものだったんです。なので、むしろ『plus』で最初のイメージが実現できた感じです。オンライン対戦の実装を望まれている人もいるかもしれませんが、あえて外した理由もあります。『plus』を『REFLEC BEAT』を知るきっかけにしてもらって、まずは身近な友だちと対戦してもらいたい。そこで対戦の楽しみを知ってもらったら、つぎはアーケード版で世界中の人と対戦してみてもらいたいんです。アーケードのREFLEC BEATはアジアグローバルのコンテンツなので日本だけじゃなくて、韓国や香港にもプレイヤーがいますから。

清野 そう。そうやって仲間内で対戦して腕を磨いたつもりでゲーセンにくり出して世界と対戦して、残念ながら負けてしまう。悔しいからまた家に帰って一生懸命練習する。こういう循環ができればいいなあと思ってます。

――では最後にまだ『REFLEC BEAT』シリーズを体験したことのない人に向けてメッセージをお願いします。

DJ Yoshitaka リズムを競うということや、リズムを共有するっていうところがもっとも新しいところだと思っています。その楽しさって言うのは老若男女誰でもが感じられるものですので、もし友だちに薦められたら抵抗せずにまずは遊んでみてください。もしiPadを持っていなくてもアーケードでワンコインでプレーできるのでやってみておもしろいと思ったら是非アーケードのREFLEC BEATも体験してください。

清野 このゲームってちょっと独特のおもしろさがあって、例えて言うと“山びこゲーム”なんですよ。うまい人とヘタな人が対戦したときでも、リズムが交互にくるので「つぎはこういうリズムだよ」とうまい人が伝えることができるんです。これはいままであった音ゲーにはないもので、この掛け合い感とかリズムの気づきとかの楽しさは『REFLEC BEAT plus』でしか楽しめません。男女で対戦してもいいかもしれないですね。

DJ Yoshitaka 僕やりましたよ! これ、プレイしたら“付き合う”ありますよ(笑)。なにかを共有する作業って、やっぱり心を動かしますよ。好きな女の子がいたらぜひこれをいっしょにやろうよと誘ってもらいたいですね!

清野 それで本当にカップルができたらぜひ僕たちにも教えてください(笑)。