カプコンが平成最後の世に送り出すサバイバルホラー『バイオハザード RE:2』(以下、『RE:2』)。1998年に発売した『バイオハザード2』をベースに、ストーリーや謎解きの改修、さらには新規要素も加わり“再・新作”というキャッチコピーにふさわしい作品となっている。『RE:2』ではゾンビが非常に手強い存在となっていて、なめてかかると確実に命を奪われるだろう。そこで、ゾンビの対処法をはじめとしたサバイバル知識を伝授。ラクーンシティへ向かう前に一読してほしい。

ゾンビに遭遇したときの対処法を知ろう

 ゾンビは最初に探索することになる警察署内に数多く徘徊している。ゾンビはフラフラと予測できない歩きかたで近づいてくるため、攻撃しようにも照準を合わせられないことが多い。徐々に近づいてくるゾンビに焦って発砲するも、当たらずにゾンビに噛み殺される――というのが最悪のパターンだろう。

 ゾンビは距離が離れていれば、こちらへ直線的に歩いてくることが多いため、照準を合わせやすくなる。ゾンビとは一定距離を保って対峙することが重要。また、ゾンビがフラフラと移動できないような狭い通路に誘い込むのも有効な手段だ。ここでは、ゾンビを相手にしたときの3つの対処法を解説しよう。

『バイオハザード RE:2』プレイガイド。ゾンビやリッカー攻略、ガンパウダーやハーブの組み合わせ、死の街から生還するために必要な知識を学べ!_01
ゾンビは扉を開けてくることも。扉付近にいると、突如襲われることもあるので警戒すること。

その1 頭部を攻撃して確実に倒す!

 弾薬に余裕があるなら、もっとも確実な方法。近づいてきたゾンビはフラフラと大きく動き狙いを定めにくいので、ある程度距離を離した状態で攻撃しよう。ただし、驚異のしぶとさで思いのほか弾薬を消費する場合もある。すべてのゾンビをこの方法で対処するわけにはいかないので、頻繁に行き来するような場所にいるゾンビなど、倒すべき相手を見極めよう。

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その場で照準を出し続けていると、照準が小さくなる。これは“照準を絞り込んだ状態”で、威力の高い攻撃を出しやすくなる。攻撃するときは、照準にも気を配ってみよう。

その2 足を狙って厄介な動きを封じる

 足に一定のダメージを与えると、その場に倒れて起き上がれなくなり、這いずりでしか移動できなくなる。動きの幅が小さくなるため頭部を狙いやすくなるほか、この状態で放っておくという選択肢も。足は頭部と違って外す心配がほぼないのが利点。頭部を狙うも、外して弾薬をムダにするよりは……という考えの人にオススメ。

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這いずりのゾンビは、密着する程度まで近づかない限り捕まれることはない。少し距離を話せば、コンバットナイフで一方的な攻撃も可能だ。

その3 よろけさせて逃げる

 ゾンビに近づくと確実に捕まれて喰われるが、よろけさせたタイミングならば、ゾンビの横を走り抜けられる。頭部を攻撃すれば高確率でよろけさせられるので、たった1発の弾薬で危機を脱せられるというわけだ。ただし、的確に頭を撃ち抜く腕が必要になる。銃の扱いに慣れてきたら挑戦してみよう。

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よろけ中に走り抜けるので、ある程度ゾンビとの距離も縮めておく必要がある。照準テクニックを含め少し上級者向けだ。

リッカーは一瞬の油断が命取り! 見つかったら全力で攻撃しよう!

 リッカーは、鋭い爪による攻撃でこちらの体力を一気に奪う、恐るべき敵だ。視覚を持たず聴覚で標的の位置を察知するので、音さえ発しなければ気づかれずに済む。銃などの発砲音はもちろん、走るときの音でも気づかれるため、リッカーのいる部屋や通路に入った際は、ゆっくりと歩いて移動しよう。戦う場合は、むき出しの脳が弱点なので、そこを狙うといい。ハンドガンではたいしたダメージを与えられず反撃される危険が高いので、ショットガンやグレネードランチャーなど強力な武器を惜しまず使って早期に決着をつけること。

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リッカーは、音さえ出さなければ目の前にいても襲われることはない。ただしリッカーに触れてしまうと攻撃対象として認識されるので、ある程度距離を離しておくこと。

 上記で解説したゾンビとリッカーが同じ部屋や通路に出現する場合がある。リッカーに気づかれないために音を出したくないが、ゾンビを倒すには発砲するしかない。こんな状況は、歩いて隣りの部屋などに逃げ込むのが比較的安全。扉を開けてこちらを追い掛けてくるのはゾンビだけで、ゾンビとリッカーを別々の部屋に分けやすいため、ゾンビを攻撃してもリッカーを気にする必要がなくなるのだ(とはいえ、場所によってはリッカーが通れる隙間が壁に空いていることもあるので、絶対ではないが)。

 もし、近くに逃げ込む部屋などがなければ、ある程度の被弾を覚悟して戦うしかない。大ダメージを食らう危険のあるリッカーを優先して倒してしまおう。破片手榴弾や閃光手榴弾を使えば、リッカーとゾンビに大ダメージor大きな隙を作り出せるだろう。

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閃光手榴弾は光と同時に爆音も発するので、聴覚が発達しているリッカーにも効果がある。

サブウェポンの活用

 サブウェポンは全部で3種類あり、ハンドガンなどの銃器とは別枠で装備できる。いずれも用途が大きく異なるので、性能を把握して最大限活用できる状況で使おう。サブウェポンは銃器と同じように好きなタイミングで使えるが、敵に捕まれた際にも使えるのが特徴。その場合、ノーダメージで振りほどけるが、威力が低下してしまうことを覚えておこう。弾薬と異なり、サブウェポンの入手機会は限られている。むやみに使いすぎるとすぐになくなるので、最低でも各種数個は温存しておきながら進めたい。

コンバットナイフ

 ナイフを振り回して攻撃するが、殺傷力はほとんどなく、敵と至近距離になるため反撃を受けやすい。そのため、コンバットナイフは敵に捕まれた際の脱出手段として使うのが確実だ。サブウェポンで唯一耐久度があり、ゼロになるまで使い回せる。ちなみに、振り回して攻撃した場合は耐久度の減りが少ない。

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閃光手榴弾

 強烈な光と爆音を発し、周囲にいるすべての敵の行動を長時間封じる。敵の視界に関係なく範囲内の敵をすべて巻き込むので、銃器では処理しきれそうにない数の敵が現れたときなどに有効。行動を封じた際には逃げるのが確実だが、頻繁に行き来するような場所なら1体ずつ確実に仕留めるといい。

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破片手榴弾

 攻撃範囲内にいる敵すべてに、グレネードランチャーやマグナムに匹敵する大ダメージを与える。攻撃範囲も広いので、複数の敵を一気に倒すことも可能。また、体の特定部位が弱点の敵も、破片手榴弾を使えば確実に弱点へダメージを与えられる。強力なボスとの戦いに備えて温存しておくのも手だ。

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ガンパウダーと強化火薬

 いろいろな場所で拾えるガンパウダーと強化火薬は、組み合わせることで弾薬を作れる。組み合わせの種類により作れる弾が異なるので、状況に応じて必要な弾を作ろう。強化火薬どうしで作れるマグナムorサブマシンガンの弾は、銃の入手がしばらく先になる。序盤から中盤は、ショットガンの弾or硫酸弾の作成がオススメだ。ガンパウダーが余ったらハンドガンの弾も作ろう。

組み合わせて作れる弾薬

  • ガンパウダー+ガンパウダー……ハンドガンの弾
  • ガンパウダー+強化火薬(黄)……ショットガンの弾(レオン編)
  • 強化火薬(黄)+強化火薬(黄)……マグナムの弾(レオン編)
  • ガンパウダー+強化火薬(白)……硫酸弾(クレア編)
  • 強化火薬(白)+強化火薬(白)……サブマシンガンの弾(クレア編)
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ストーリー序盤はガンパウダーを数多く入手できるので、ハンドガンの弾をどんどん作っていこう。

ハーブは組み合わせて使うのが基本

 ハーブは全部で3色あり、単体で使うよりも組み合わせて使うほうが、よりいい効果を発揮する。よほどピンチの状況でなければ、グリーンハーブを単体では使わず、組み合わせて使うことを心掛けよう。とくにダメージ軽減効果は、通常時の半分程度に抑えられる。ボス戦で格段に戦いやすくなるのでオススメだ。

各種ハーブの効果

  • グリーンハーブ……体力を少し回復する
  • ブルーハーブ……解毒の効果
  • レッドハーブ……単体では使用不可。組み合わせ専用

組み合わせ時の効果

  • グリーンハーブ+グリーンハーブ……体力を中程度回復する
  • グリーンハーブ+グリーンハーブ+グリーンハーブ……体力を完全に回復する
  • グリーンハーブ+ブルーハーブ……体力を少し回復して解毒効果
  • グリーンハーブ+グリーンハーブ+ブルーハーブ……解毒して体力を中程度回復する
  • グリーンハーブ+レッドハーブ……体力を完全に回復する
  • レッドハーブ+ブルーハーブ……解毒して一定時間ダメージ軽減と防毒効果
  • グリーンハーブ+ブルーハーブ+レッドハーブ……解毒して体力を完全回復。一定時間ダメージ軽減と防毒効果
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理想は、グリーン、レッド、ブルーを組み合わせる使いかた。3種揃うまでは、できる限り救急スプレーで回復しよう。
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ダメージ軽減効果は、画面右下の盾のアイコンが目印。徐々に減っていく緑の目盛りが、効果時間の残りを表している。

最後に、ラクーンシティから生還するためのポイントを伝授!

その1 タイプライターでこまめにセーブ

 『RE:2』では、プレイヤーが力尽きた場合、最新のセーブデータから再開する。オートセーブされる場所もあるが、基本的には最後にタイプライターでセーブした場所からの再開となるので、オートセーブを過信しないように。少し探索したら、すぐにセーブすることを徹底するべし。

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タイプライターが置かれた部屋には敵が入ってこないことが多い。敵に追い込まれたときの避難用としても便利だ。

その2 部屋は隅々まで移動しておこう

 マップ画面には、探索中と探索済の部屋が色分けで示されるほか、落ちているアイテムも表示される。ただしアイテムは、プレイヤーがある程度近づかないとマップ画面には反映されないので要注意。通路や部屋は隅々まで歩き、アイテムの見落としがないかチェックするクセをつけよう。その場で持ち切れずに入手をあきらめた場合、後で回収しやすくなる。探索が終わったのに部屋の色が赤い場合は、アイテムが落ちている可能性を疑おう。

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敵がいてゆっくり調べられない場合は、部屋内をひと通り走りまわり、マップ画面でアイテムの確認を行うのも有効だ。

その3 コンバットナイフは使い切るべし

 コンバットナイフは、殺傷力こそほとんどないものの、サブウェポンで唯一複数回使える武器。敵に捕まれた際にノーダメージで振りほどけるので、ナイフを装備していればダメージを食らう状況を格段に減らせるだろう。ただし、背後から捕まれた場合は振りほどけないので注意。また、ナイフを刺して敵を振りほどいた場合は、必ずその敵を倒してナイフを回収しておこう。ちなみに、ゾンビを確実に倒せたかどうか確認するには、ナイフで切りつけるのがオススメ。反応がなければ、そのゾンビは二度と起き上がらない。

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ナイフを突き刺した場合、そのまま逃げたらナイフが回収できない。敵を倒してナイフを回収しておこう。ナイフを刺された敵は少しのあいだ棒立ちになるので、頭部を狙いやすくなっている。

 以上を踏まえて、“生き延びたい”という本能に従って行動すれば、きっと道は拓けるはず。惨劇の街ラクーンシティで最後まで生き残り、エンディングを迎えよう!