2019年9月27日、ついに独裁国家運営シミュレーション『トロピコ 6』が発売となりました。いぇーい、やったぜ。というわけで、これを記念して……というのはおこがましいか。丁度いいタイミングなので、担当ライターが数回にわたって『トロピコ 6』プレイ日記を綴っていきたいと思います。プレイ日記とは上品な表現で、実際は七転八倒の不甲斐ない記録になっていくかもしれないけど、あまり気にしないでね。

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え、密輸してもいいの？†

　今回のプレイは“悪巧み”という、世界大戦時代のミッションをチョイスしました。これはひとつ目のカリブ海のペヌルティーモをクリアーすると選べるミッションのひとつで、大物犯罪者さんと仲よくしながらブローカーのためにラム酒を密輸するという犯罪ストーリーになっています。通常よりも治安が低下しやすいのが特徴のマップですね。

　ミッション目標を見ると最終的には大物犯罪者さんを捕まえてしまうみたいなので、密輸をしまくって悪事に手を染めつつ、良きところでスケープゴートにすればいいのかな？　まさに、ミッション名の通りの“悪巧み”（笑）。

　最初はブローカーの要望をひたすら叶えてあげる作業に没頭。胡散臭さは半端じゃないけど、彼は使えるヤツなので皆さんも優先的に対処してあげてほしいです。そうこうしていると、ブローカーがラム酒の輸出ルートを開けと言ってきました。

　「キター！」と思うじゃないですか？ でも蓋を開けてみればレートがマイナス90％という薄利、いや損しかしないクソ設定。でもクエストなので仕方なく最低限の数で輸出したところ、何やら試されていた様子で密輸業者との新しい輸出ルートが確保できました。その輸出ルートは、レートがプラス20％のなかなかの待遇。

　こういう高額レートの輸出ルートがあったときは、迷わず数量を多くしたほうがいいみたい。輸出で稼ぐ資金は命綱になるので、ここさえしっかりしていれば破産になりにくくなりますね。てことで、50000の輸出に決定。砂糖が足らなくなるのは確実なので、不足分は海賊の入り江を作って砂糖を略奪してくればオーケーでしょう。ぐへへ。

アルカトラズ刑務所が完成†

　密輸で稼いでいるというのに、偉い人から警察署と刑務所を作れと指令がきた。いいのかなと思いつつも仕方ないのでロケハンしていると、アルカトラズ島みたいな島があったー！

　刑務所を作るならここしかない（笑）。橋を架けるのに余計な金が掛かりそうだけど、これは仕方ないでしょう。せっかく作るので大勢の人に利用してもらいたいから、見張り塔も3つ建てて検挙率アップを狙います。あとワークモードも“囚人労働”にして資金調達も忘れませんよ。

　アルカトラズ刑務所（勝手に命名）の完成で喜んでいたら、ペヌルティーモが「禁酒法を発令してください」などと言い出した。だからうちはラム酒の密輸で稼いでいるというのに……。でもバレなきゃいいか。というか、国民には飲ませず製造するだけならいいのか？

武器の製造で巨万の富†

　犯罪には武器が必要と説得されたので武器の製造に着手することに決定！　ますますワルモノ感が上がるものの、設計図の入手に9000、建設費で18000という巨額の投資になるので失敗は許されない。しかも武器を作るには鋼とニッケルが必要と、かなり面倒くさい。鋼の入手にはまず製鋼所を作る必要があるし、材料には石炭と鉄も必要だし……うーん、と迷っていたが、こんなときこそ海賊の出番。ニッケルは略奪で済まし、鋼は密輸業者からの輸入に頼ることで面倒な手順のすっ飛ばしに成功しちゃいました。

　最初の武器500を出荷できると新たなルートが開拓されて、なんとプラス50％の輸出ルートが追加。神！　最大数の輸出を設定すれば、もう資金に困ることはなくなるでしょう。実際、バンバン建設しても資金は潤うばかり。これじゃあ犯罪に手を染めたくなっちゃいますね。武器の輸出はオプションクエストなのでスルーしちゃう人もいそうだけど、犯罪王を目指すなら絶対に武器を作ってください！

クライムシティの完成†

　不承不承、禁酒法を発令すると当然のごとく犯罪率が上昇。ペヌルティーモも宮殿に着くまでに3回も襲われてしまったらしい（笑）。犯罪率を上げたら、犯罪者を一斉検挙するクエストが発生。まさにマッチポンプと言っても過言ではないですね。

　その後は、ブローカーが治安が30以下の地域にレストランや銀行、高級住宅地を作れだの、またしても犯罪を誘発する施策を連発。ちなみに、治安は移民が入ってくる港周辺が悪い傾向にあります（データから確認できます）。3つに増えた刑務所にバンバン犯罪者が入って、囚人を25人増やせみたいなクエストでは、なんと131人も達成していて即刻クリアーするという大犯罪国家トロピコが完成してしまいました。

ついに黒幕を逮捕！†

　そして、ついに当初の目的である大物犯罪者さんを追い詰めるときがきてしまいました。ブローカーはどうやら黒幕を知っているらしく、スイス銀行資金を17500くれたら教えてやると持ちかけてきたのですが、ぜんぜん足らずに足止めを食らってしまいました。

　ここで「そういや通常の資金とスイス銀行資金を交換してくれたな」と思い出して交換したんですが、アホなことにこれはスイス銀行資金を通常の資金にマネーロンダリング（？）してくれるもので、スイス銀行資金がスッカラカンになるハプニング（笑）。まあ、その後貯めましたけどね。

　スイス銀行資金を払うと黒幕を教えてくれた様子なのに、なぜか名前が表示されず。30分くらい悩んだんですが、『トロピコ 6』ではそういった細かい情報はすべてメニューの“データ”に集約されているということを、一度データをロードしてやり直した後に気づきました（笑）。

　いやー、ほんとは黒幕は自分って言われるんじゃないかって思ってドキドキしていたのですが、そういうことはなくふつうに黒幕がいました。

　コイツ、大富豪なのにホームレスかよと思いつつ、逮捕の命令を下しました。ところが警官は黒幕を追っているのですが、全然追いつかないんです。しばらく「このヘボ警察！」などと憤慨していたら、黒幕は自分から刑務所に入っていきました（笑）。どうやら追いかけているように見えてすでに連行されている状態だった模様。みんなは憤慨しないであげてね！

　そしてようやくクリアー。プレジデンテみずからが犯罪者に加担するという、ユニークなミッションでしたね。今回はこれで終わりますが、次回はまた別の時代のミッションに挑戦しようと思います。

　あ、そうそう、『トロピコ 6』プレイヤーにお知らせ。電ファミWikiで“トロピコ 6攻略Wiki”がオープンしました。ここで『トロピコ 6』のいろいろな攻略情報がまとめられていくと思うので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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（文：ウワーマン）

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