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収録時の様子にお国自慢も!? 君主担当の斉藤壮馬さん・江口拓也さん・田中美海さんに聞く!

ノーザリオ王国、グスタファ神聖帝国、シノビ族の君主を担当した声優さんに収録時の様子や自勢力についての印象などを語ってもらった。

公開日時:2020-07-03 18:30:00

 2020年6月21日に放送された『ブリガンダイン ルーナジア戦記』発売直前生放送。この番組の放送前に、ルビーノ四世役の斉藤壮馬さん、テイム・グスタフ役の江口拓也さん、タリア役の田中美海さんを突撃。ソーシャルディスタンスを保ちつつ、ゲームの音声を収録した際の様子や担当したキャラクターについてなど、いくつか質問に答えてもらった。
 

斉藤 壮馬(ノーザリオ王国:君主ルビーノ四世役)

ko9_1424_02 君主ノ~1

江口 拓也(グスタファ神聖帝国:君主ティム・グスタフ役)

ko9_1336_02 君主グ~1


田中 美海(シノビ族:君主タリア役)

ko9_1294_02 君主シ~1

 なお、このインタビューの後に収録された発売直前生放送でも、本編クリアー後に遊べる“チャレンジモード”をプレイする前に、収録時のエピソードや裏話、それぞれ気になったキャラクターや勢力など、より詳しく話を聞いているので、まだ見ていない方は、合わせてご確認ください!

細かい収録現場でのすり合わせ

――まずは、ご自分が担当されるキャラクターを見たときの第一印象をお聞かせください。

斉藤 正義のブリガンダイン”ということで、わりといろいろなタイプの君主がいる中でも王道と言いますか、君主然とした、若くはありますが一本筋が通っている人なのかなと、設定を見たときに思いました。ただ、イラストを見ると、まだあどけなさもあって。完成されているというよりは、物語の中で成長して、人として深みを増していくような人なのかなと。そのあたりがうまくお届けできればいいなと思いました。
――江口さんはどうでしたか?
江口 見た目的にメガネキャラだし、頭がいいんだろうな、と(笑)。ある意味、力というよりは、知識でやっている人なんだろうなと思っていました。けれど、設定を見ると“持たざる国”というところで、ふつふつとした“のし上がってやるぞ感”が強いんですよ。年齢は23才と若めですが、野心家みたいなところは入れて演じてみようと思いました。
――国同士が対立し合っているということもあってか、おふたりのキャラクターは対極的な感じがしますね。田中さんが演じたタリアはどうでしたか?
田中 最初にタリアを見たときに、カッコイイ、勇ましい人なのかなと思ったんですけど、設定を見ると、かわいらしいところもあるんですよ。あどけなさといいますか、17才の女の子らしいところですね。そこはほかの君主の人たちとは、また少し違うところだろうなと思いました。
――収録は約1年前とのことですが、現場はどんな雰囲気でしたか?
江口 僕が現場の中に入った印象としては、まず“現場の中の人が多い”でしたね。
斉藤 確かに。
田中 そう言えば多かったですね。
江口 『ブリガンダイン』という作品が昔からあって、それをまた新たに作るというときに、各セクションいろいろな人がいて、それぞれこだわりを持ってこの物語を作っているんだな、という印象がありました。だから、現場でのすり合わせも細かったですよね。
――現場で微調整したんですね。開発サイドからは、どんなオーダーがあったんでしょう?
斉藤 そうですね。さっき話していたんですけど、拓也さんは最初はどっしりめでやられていたんですよね。
江口 そう。君主だし、反骨精神も強いということで、声もしっかり目に作ったほうがいいかと思って、最初はそれで提案したんですけど、もう少し“若さ”をメインに捉えて欲しいということで、いろいろなすり合わせがありました。気持ちの部分はそこまで変わりませんが、アプローチのしかたを変えていったというのはありますね。
斉藤 僕は江口さんとは逆で、最初はナイーブな感じで作っていました。先代からいきなり引き継ぐということで、覚悟はあるんだけど、実際に自分が国を率いるに至るまでの迷いというか、気持ちの揺らぎが最初は出てくるのかと思っていたんです。ですが、そこはもう彼の中で腹が決まっているということで、声の表現としても、少年よりは強めで、わりとハキハキしている若武者のようなイメージでやってください、と。ただ、イエナとの絡みでは、素の部分が出るように、年相応でというようなディレクションをいただきました。
――タリアはどうでしたか?
田中 タリアは斉藤さんのルビーノ四世と同じ17才なんですよ。
斉藤 同い年だね。
田中 だから、私も同じような感じでした。最初のほうのシーンでは、自然に恵まれた土地で豊かに暮らしている17才の女の子なんですけど、ほかの君主との戦いのシーンになったりすると、君主であるという、しっかりと芯の通った部分を見せていきたいと思っていました。君主という部分と、年相応の女の子という部分をどう演じ分けるかというところにギャップがあって、そこのすり合わせにけっこう時間が掛かりました。
――収録でふだんより人が多いというのは、やはり違いますか?
江口 いろいろな人がいたから、やっぱり緊張感はありましたよね。皆さんすごいチームで集まっているという印象があって。だからこそ、個々のクリエイターとしての想いとか、こだわりの強さみたいなものっていうのを感じました。やっぱり人が多ければ多いほど、そこをひとつにしてみんなで作るというのは時間が掛かることだと思うので、そういう意味では、自分の中でもある種の覚悟を持ってやらせていただいたというのはあります(笑)。でも、そういったプロジェクトに声を掛けていただいたというのは、すごくうれしかったですね。



思い出の!? グラドス将軍

――収録の際のおもしろエピソードなどがあったら、お聞かせください。
江口 (笑)。おもしろエピソード!?
斉藤 僕、あります。
江口 持ってるんだ(笑)。
田中 (笑)。
斉藤 ある意味プロとして非常にお恥ずかしい話なんですけれども……。グラドスさんという将軍がいるんです。三宅健太さんが演じられているんですけど。
江口 ああ、はいはい。
――ルビーノの文武の師というキャラクターですね。
斉藤 この“グラドス将軍”が、メチャクチャ言いにくいんですよ!
江口 (笑)。“す”と“しょ”ね。
田中 ぐ・ら・ど・す・しょう・ぐん。
――(笑)。なるほど、確かに言いにくいですね。
斉藤 “す”と“しょうぐん”の“し”っていうののどこまでが無声音でどこからが有声音か、みたいな(笑)。ふつうの会話ではぜんぜん大丈夫なんですが、急ぎのときにやや早口で「グラドス将軍!」とか、これがね……しかもメチャクチャ呼んでますもん。
田中 (笑)。
江口 もう名前呼んでくれるな、みたいな(笑)。
斉藤 もう、グラドスゲシュタルトですよ。でも不思議なもので、斉藤壮馬自身が「グラドス将軍」ってハッキリ言えるかどうかという位相ではなく、ルビーノの感情に入っていけると、自然と言えたりするんですよ。そのときは「あ、いまルビーノとシンクロしてきてるな」みたいなことを感じていましたね。
――そんなに印象に残るほど、回数が多かったんですね(笑)。
斉藤 だからちょっと“グラドスカウント選手権”をやってほしいんですよ。何グラドスなのかを、ぜひ確かめていただきたい(笑)。
江口・田中 何グラドス(笑)。
開発スタッフ(以降、開発) 回数で言えば、ティムの妹のジンジャーが「お兄様」という回数もすごく多いですね。
江口 「お兄様」、メチャクチャ言われる(笑)。
――じゃあ、グスタファでプレイする人は、そこも注意してほしいですね。
江口 “お兄様カウント”ですね。
――ご自身のパートで、印象に残っているセリフや、ここを聴いてほしいというところはどこでしょう?
江口 第一印象では冷静な人のように見えますけど、情熱的なところがすごくあって、信念を持って一貫して生きているという部分は、自分の中でもいいなと思ったので、やっぱりそういう部分を聞いていただきたいですね。
――斉藤さんは、“グラドス将軍”以外でお願いします(笑)。
斉藤 イエナとの絡みのところですね。先ほどもお話したように、上に立つ者としての振る舞いをするルビーノと、17才の男の子であるルビーノとの対比がありますが、イエナと話しているときは、ひとりのルビーノとしての部分が出ると思うので、そこはぜひ聞いていただきたいですね。
――タリアに関してはどんなところを?
田中 いろんなシーンがあるので、何だろうなぁ……。女性ばかりの国で育った彼女が、シドという男の人と出会うんですけど、彼との絡みですかね。恋心とまではいかないようなもどかしい感じが、演じていてもすごくかわいらしくて(笑)。君主として国を引っ張っていく存在なんだけれど、やっぱりひとりの女の子でもあるんだな、というのが印象に残っていますね。シドはけっこうツンデレというか、ちょっと生意気な感じがあって(笑)。タリアとシドが言い合っているシーンはすごく好きでした。
――シドは羽多野渉さんが演じているキャラですね。
江口 でも、羽多野さんだから、何か業を背負っていそう(笑)。
斉藤 羽多野さん、そういうキャラ多いですよね(笑)。


三者三様の自勢力アピール!

――では最後に、これからプレイする皆さんに向けて、それぞれ君主として、自勢力のアピールをお願いします。
斉藤 ノーザリオ王国のルビーノの物語は、最初にもお話したように、壮大な世界観の中でも、ある意味いちばん王道というか、この世界の中で「こういう冒険がしたい」、「こういうストーリーが見てみたい」というような、心にストレートに刺さってくる物語になっていると思います。これは私見ですが、“RPGの主人公17才いちばんちょうどいい説”というのがありまして(笑)。ですから、この世界を王道な雰囲気で堪能したいという方は、まずルビーノとともに冒険していただけたら、味わい尽くせると思います。また、視点を変えたら、きっとまた見えてくる世界も変わってくると思いますので、ノーザリオの後は他国でプレイして、このゲームを余すところなく楽しんでいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
――体験版はノーザリオだったので、ノーザリオから始める人は多いと思います。
斉藤 でも、僕自身はティムみたいな人が好きですよ(笑)。裏側から先に見てみたい気もしますし。
――次は、田中さんにシノビ族のアピールをお願いします。たぶんここが一番人気だと思いますけど(笑)。
江口 ああ、かわいい女の子が正義なんですね(笑)。
田中 そうなんですね。
江口 かわいい女の子だけで編成して、女の子の声しか聞きたくないというプレイスタイルもあるから。
田中 そういうプレイスタイルもあるのかぁ。そう考えると、確かにシノビ族は女性ばかりの国で、そこから波乱が巻き起こって、というお話なのでピッタリですね。シノビ族には、“自由のブリガンダイン”があるのですが、その自由がいろいろ制限されていく生活の中、タリアという女の子が探し求めていくものを、プレイしながらいっしょに探し求めてほしいと思います。もちろん男性は出てきますが、女の子だらけの不思議な世界観だと思いますので、シノビ族の壮大なストーリーを、ぜひ楽しんでいただきたいですね。
――シノビ族は人材も優秀ですからね。
開発 伸びしろはすごいですね。
田中 あ、そうなんですね。
――それでは、江口さんに、グスタファ神聖帝国のアピールを。
江口 皆さん、この作品のタイトルをご存じでしょうか? 『ブリガンダイン ルーナジア戦記』でございます。ですが、私の国はですね、ブリガンダインを持っていません(笑)。“ブリガンダインとは何だ?”というところもストーリーに関わってくるのですが、それを持ってないところから始めるという方は、かなりの天邪鬼だと思うんですよね。ただ、ブリガンダインがないからこそ頑張るという、この国ならではの熱いストーリー展開が待っているので、上昇志向が高い方は、ぜひグスタファ神聖帝国を選んでプレイしていただきたいと思います。






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