「トライガン」「トライガンマキシマム」等でおなじみ
内藤泰弘氏が原案・キャラクターデザインの3Dアクション。
「トライガン」の世界を知っている人は、
あのような銃の戦闘をそのままゲームにもってきた、
と考えていただければいいと思う。
主人公グレイブを操り、敵を倒しながらステージを進み、
ステージの最後にいるボスを倒せばステージクリア、
というオーソドックスなスタイル。
主人公は非常に強力で、アクションも派手で多彩なので
かなり爽快に敵キャラを蹴散らすことができるのが楽しい。
内藤氏が「酔っ払いサラリーマンがゲラゲラ笑いながら
寝る前の10分を…」と言っている様に、
手軽に遊べるところが最大の利点。
銃で蹴散らすのは非常に楽しいのだが、
マップを歩く動作がゆったりしているのがテンポを
邪魔しているように思う。走り抜けられれば嬉しかった。
両手に巨大な二丁拳銃、背中に棺桶を背負った孤高の殺し屋グレイヴが単身悪の組織に立ち向かうアクションゲーム。
ちょっとやそっとではダメージを喰らわない強靱な主人公を操ってひたすら撃つ!撃つ!撃つ!
(すぐ回復するバリアを破られない限りHPは減りません)
基本操作はジャンプを含めた移動と発砲と棺桶振り回し、ボム(演出は多数あり)これだけで楽しめます。
この操作を組み合わせて「横っ飛び射撃」「階段飛び降り射撃」「後ろ飛び去り射撃」といった映画銃撃戦さながらのアクションが簡単操作で楽しめます。
ステージ最後のボスの為だけに用意された「超必殺技(ボタン一つで出ます)」も突拍子も無い演出で必見(笑えるほどバカカッコいい)
ちょっと過剰なまでに振動するコントローラと、背景を含めたほとんどの物を壊せるこだわりが、銃を撃っている気分を盛り上げてくれて、グレイヴの暴れっぷりを表現しています。
それほど難解なゲームではないので、クリアすることは簡単です。ゲームに余裕が出てくる2週目以降は「いかにカッコよくグレイヴを操るか」という楽しみ方が待っています。
セレクトボタンを押すと出る「カッコつけポーズ」は隙だらけなのに、ついつい部屋に入った瞬間、階段から飛び降りた瞬間にキメてしまいます。
オープニング・エンディング・幕間のムービーに「URDA」のロマのフ比嘉氏が参加、ロマのフ節炸裂の3DCGムービーが楽しめます。
超大作RPGや頭をひねるシミュレーション、心が痛む美少女アドベンチャーに疲れた時にフラっと10分楽しめるストレス解消ゲームです。