2Dフィールド見下ろし型アクションRPG。
自由度と完成度、どちらか一方だけなら高めるのは、簡単とは言わないまでもやり易いでしょう。
思い入れはゼルダ以上の二本、モンスターワールド?とロマンシング サ・ガ、前者には自由度が、後者には完成度が欠落しています。
両方を同時に高めようとするとハードルは格段に上がりますが、このゲームは非常に高いレベルで両立に成功しています。
多様なアイテムと多彩なアクションを使っていろんなことが出来る。
それをプレイヤーに無駄なく使わせようとすればプレイヤーの行動を型にはめてしまうし、ただ数を増やしただけなら無駄になる。
ゼルダの場合は、不自由でも無意味でもありません。
それらのアクションに対して、本筋に全く関係ないことまでいちいちリアクションをしてくれる。
本筋の攻略にも、複数のアプローチが出来るものもあるし。
あれだけ広い世界に、綻びがない作りこみは尋常ではないです。
万人向けとは言いがたい難易度は、あのボリュームを支えるには必要なのだと思います。
難易度の上昇をともなわずに、プレイ時間ばかり長くなると水増ししている感じになってしまいますし。
まあ、どこが「ちょうど良い」のかは難しい問題ですが。
欠点は、この出来に慣れてしまったら後がツライことでしょうか。
任天堂の有名アクションシリーズ。
悪しき存在を封印する巫女の1人に導かれ、
主人公は悪しき存在と戦っていく、といったストーリー。
広大なマップの諸所に隠された謎を、新しいアイテムを
手に入れるたびに明かしていくという
王道的な手法だが、そのオーソドックスな手法は
癖がなく、非常に楽しめるものになっている。
動きもクセがないので直感的に操作できる。
音楽はもはや定番になっているゼルダの伝説
メインテーマを初めとして、こちらも良作。
ヒントが最近のアクションRPGよりも一手少ないように思え、
それが根気のないプレーヤーにとっては
断念の要素になってしまうかもしれない。
メインストーリー部分はどんどんヒントを与えても良かったのでは。
現在20代のゼルダシリーズファンの多くは
この作品に思い出深いのではないだろうか。
ファミコンの初代のよさを進化させた作品という印象。
山と森に囲まれた美しきハイラルの大地。
かつて封印された聖地への入口を開こうとする悪しき司祭は、
7賢者の血を引く乙女たちを次々に生贄にささげた。
そのとき、最後の生贄ゼルダ姫の声がひとりの若者、リンクに届いた……
最高のアクションRPGのひとつだと思います。
上空からの視点、画面端でのフィールド切り替えが特徴的で、
基本的には剣と盾、そして用途に応じたアイテムで道を切り開きます。
様々な謎や仕掛け、パズルを解くアイデアが試され、
特色のある場面をアクションで切り抜けていくのは、まさに冒険です。
マップ、アイテム、アクションが効果的に使われていて、
広大なハイラルを、頭と技を使ってめいっぱい駆け回ることになります。
とにかく、ネタや謎が多数収録されているので、
「こうなのでは?」「こうしてみよう」と隅から隅まで楽しめます。
アクション、謎解きの難易度は共に中の上といったところでしょうか。
一度も詰まるところがない人のほうが珍しいと思います。
ライトユーザーにはややハードルが高い場面があるかもしれません。
GBAでリメイクされ、Wiiでのネット配信も決まっているようです。
ゲーマーを自認しているが、まだ遊んだことはないという人には、
ぜひ挑戦してほしい作品です。