3Dグラフィックの戦闘画面や演出などに、かえって懐かしさを覚えるレトロ風RPG。セリフのくだけた言い回しが特徴的で、悪ノリのようにも感じる部分もあって好みは分かれるかもしれないけれど、登場キャラは憎めない感じがして物語を進めるのが楽しみになる。バトルはいたってオーソドックスだが、武器を使い分けながら戦うシステムや追加攻撃ができる“フィーバー”がちょっとしたスパイスに。
週刊ファミ通1847号より
装備武器によってグラフィックが変化するなど、3Dモデル関連が丁寧に作られているので、戦闘パートに華があります。使用スキルがほぼ装備武器依存という大胆なシステムにより、バランス面は“ガチャ運”の比重が大きいとの印象を受けました。物語展開は、キャラの心情の機微に見どころを感じる場面もあるものの、大筋の一本調子感は否めず。ボス級の敵の雄叫び“ギャォォーン”は、クセになります。
週刊ファミ通1847号より
定番のフォーマットに、独自色を打ち出す仕掛けが組み込まれている点を意気に感じます。今回は武器がポイントで、それぞれに固有スキルが付与されていたり、2種類をターンごとに持ち替えて攻撃できたり。装備を選ぶ際には、強化や上位バージョンの存在という要素も考慮する必要があり、少々雑然とはしていますが、おもしろみが感じられます。会話のコミカルなノリに、肩の力を抜いて楽しめました。
週刊ファミ通1847号より
2Dキャラによる探索、ポリゴンキャラでの戦闘と、ひとつの作品でふたつの時代のRPGを両立。2Dとポリゴンで同じキャラの見た目が異なるのも含め、1990年代のRPGが持つあのころの空気感が、ガチャとブーストアイテムで手軽に味わえる1本。一方、世界を救う定番の冒険は、昼行灯の主人公とハーレム編成がひと味違うテイストに。複数武器装備とフィーバーによる追撃が、戦闘の立ち回りに個性をプラス。
週刊ファミ通1847号より