2014年に配信されたスマホ用RPGの移植。ストーリー設定が、どこか当時流行っていたマンガ(アニメ)っぽさを彷彿させるものの、展開はわかりやすく明快。バトル時の行動に割り込みをかけて戦況を有利にしていくシステムが特徴的だが、パーティーのレベルを適正に上げていれば使いどころが少なくなるのは気になる。迷路のようなダンジョン、地味なUIデザインや演出なども含めて多少の古臭さも。
週刊ファミ通1825号より
行動順によってバフ・デバフが掛かるフィールドエフェクトの存在が風変わり。行動が速ければいいわけでなく、有利不利を考慮しつつ割り込ませるのがおもしろいですね。どこかで聞いたことがある設定ながら自動人形どうしで争奪戦を行うストーリーも気に入っています。ただ、パーティーレベル制なので育成の好みは分かれるかも。近作のような手厚い便利機能がなくて寂しく感じちゃいました。
週刊ファミ通1825号より
『ローゼンメイデン』や『Fate』を彷彿させるシチュエーションのシナリオに興味をそそられる。重要な存在である“リトアール”なのに立ち絵がないキャラがいたり、描写がやや大雑把に思えるところがあったり、低価格ソフトなりの部分はあるけど、サクサク進行するのもあって冒険をどんどん続けたくなります。“アクセル”や“クロノスゲージ”といったバトルシステムは、おもにボス戦でのアクセントに。
週刊ファミ通1825号より
オートマタの“リトアール”と、その所有者たちが戦いあうシリアスな展開で、それぞれの組に背景があるのがいいね。キャラクターの育成がスキルプレートに集約され、メニューもスッキリしている一方で、バトルは要素がてんこ盛り。“クロノスゲージ”の数字に合わせてスキルを発動したり、行動順を操作したりと忙しい。従来のケムコRPGと比べ、バトルスピードが遅めなのがもどかしく感じるかな。
週刊ファミ通1825号より