クロスレビュー
初代『シレン』を彷彿させる、いい意味でシンプルなゲームデザイン。数々の新要素は煩雑すぎずそれでいてわかりやすく、さらに快適にプレイしやすいように各種環境も整っている。シリーズファンはもちろん、そうでない人でもストレスなく遊べる作りが秀逸。くり返しプレイすることで、さらなるダンジョン、アイテム、ギミックなどが開放されて、“遊びの選択肢”が広がっていくのもいいバランス。
週刊ファミ通1834号より
最初のエンディングを迎えてから本番なのは今回も同様。初心者はじっくり学びながら進められ、経験者なら序盤は苦もなく突破可能と絶妙な塩梅でした。クリアー情報が集積されるなどのオンラインを介した要素、ちょい押しや同時押しを利用した各種ショートカットの存在が非常に便利。丁寧な作りは数あるローグライクのなかでも圧倒的な安心感で、RPG然とした物語も大きなモチベになりますね。
週刊ファミ通1834号より
新要素や便利な機能が加えられて、しっかり進化を感じる仕上がり。キャラの3Dモデルはリッチなクオリティーではないが、矢や杖を4つまでショートカットに登録できるほか、アイテムに自動で向かってくれる“便利ダッシュ”もあり、プレイはとてもスムーズ。倒れてはまた最初からというシビアさはあるものの、冒険のたびにイベントが発生したり、ダンジョンにくり返し挑むのが楽しみになる作り。
週刊ファミ通1834号より
14年ぶりであっても、『シレン』のおもしろさは揺るぎませんね。メインストーリークリアーまでは比較的踏破しやすい印象ですが、特殊なダンジョンや別ルートも刺激的で、何度でも遊びたくなります。また、ストーリーイベントがいい間隔で挟まるので、ダンジョン挑戦中の心の清涼剤になっているし、冒険のワクワクも持続。おジャマな“デッ怪”の出現や“神器”の獲得も探索にドラマを生んでいます。
週刊ファミ通1834号より
悪かった点
全体的に敵が強く運要素も強く、死ぬとレベルが1に戻りアイテムもなくなるのは厳しすぎると感じた。
総評
もう少し遊びやすさを考えて欲しかった。
クロスレビュー