緻密に描き込まれたスタイリッシュなピクセルグラフィックは、目を見張るものがある。ゲームシステムとしては、いわゆるベルトスクロールアクションだが、空中に打ち上げてからの連続コンボなど、多彩なバトルが楽しめるのがポイント。ただ、操作感が悪いわけではないのに、殴った&蹴ったの手触り感にさほどの心地よさがなかった。同じ敵キャラの使い回しも多いので、作業的に感じる一面も。
週刊ファミ通1564号より
ベルトスクロールアクションは似たようなゲーム性になりがちだけど、本作はしっかりとオリジナリティーを発揮しています。少ないドットで表現されたキャラが、アクティブにアニメーションするのは、見ていて楽しい。攻撃方法がじつに多彩で、格闘ゲームのようなコンボを楽しめるところもポイント高し。ステージクリアー後の、新キャラをアンロックするか、スキルを覚えるかの二択もおもしろいね。
週刊ファミ通1564号より
方向ボタンとパンチやキックのボタンを組み合わせるだけで、多彩な技がくり出せ、敵を空中に浮かせてコンボを決めたりできるのは楽しい。それでも、攻撃を当てている手応えや気持ちよさはもう少し欲しいところで、爽快さを感じさせる効果音やエフェクトなど、ひと工夫あるとよかった。ドット絵の小さなキャラだが、躍動感のある動きはグッド。登場キャラのセリフや演出は、なかなかユーモラス。
週刊ファミ通1564号より
敵を一掃する流れは、懐かしの『ファイナルファイト』を思わせるが、主人公の軽快な動きや、遠近法で奥行きを強調したステージが新鮮に映る。ザコも硬めで、空中コンボや必殺技を駆使しないと苦戦する難度だが、丁寧な解説があったり、チェックポイントから再挑戦できたりとフォローはしっかり。アンロックできるキャラはおもにザコキャラなので、性能のよい主人公に比べると見劣りしがちかな。
週刊ファミ通1564号より