クロスレビュー
雰囲気はよく、グラフィックも力が入った出来栄え。パズルとシューティング要素が詰め込まれたやり込み甲斐のある内容だが、いかんせんユーザーの誘導がもうひとつ。パズルのルールがわかりにくいチュートリアルを始め、視認性が悪いマップ、そして最大の遊びにくさは、インタラクトできるものとそうでないものが把握しにくい点。探索がしらみ潰しになりがちで、ヒントも少なく迷うことも多い。
週刊ファミ通1566号より
閉鎖空間を舞台に、いつモンスターに襲われるかわからないというシチュエーションは、ホラーゲームの王道。宇宙船探索のドキドキ感は、かなりのものがあります。それでも画面が暗く、移動が遅いうえに動作も重めなので、モンスターとのバトル以前にストレスが溜まってしまうのは残念。マップの表示方法も、変わった見せかたをしているのは印象深いけれど、見づらくもあり、惜しいなと感じた。
週刊ファミ通1566号より
映像面とサウンド面による演出が本格的で、不気味な宇宙船内での恐怖体験をしっかり味わわせてくれる。ホラー演出も、驚かせるばかりでなく、じわじわ不安を煽るような場面もあり、緩急があってワンパターンではないのがいいね。ただ、確認しづらいマップ、ダッシュができない移動、歩行時やキックを出す際などの視点の揺れを設定でオフにできないなど、細かい部分でストレスが溜まるのは難。
週刊ファミ通1566号より
舞台設定からゲームシステムまで、既視感はあるものの、SFホラー定番のスリルが楽しめます。電力量の足りない閉鎖空間にクリーチャーが潜むという状況下で、追い詰められていく展開がたまらない。暗い部屋を注意深く探っていくのはおもしろいのですが、調査対象に対しての成果が少なく、少々徒労感を覚えるというのが本音。マップがややわかりにくかったり、操作性がいまひとつなのも惜しい点。
週刊ファミ通1566号より
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