ノルウェー産だが、ターン制のコマンド選択バトルや“スフィア盤”に似たキャラ育成システムなど、日本製RPGの影響を強く受けたと思われる作品。植物の栽培からは『牧場物語』っぽさも感じ取れます。RPGの基本が押えてあるので安心して遊べる一方で、手法がひと昔前のものなので、クラシカルな印象も。敵のタイプに合わせたスタイルでの戦い以外にも、本作ならではの要素がもっとあるとよかったな。
週刊ファミ通1527号より
海外タイトルながら、1990年代のJRPGのような様式でなじみやすい。音楽も日本の作品っぽい雰囲気でステキ。“タレントボード”でのキャラの育成とカスタマイズは自由度が高く、能力を上げる“ステータス・タレント”は、ほかのキャラと入れ換えてセットできるのがユニーク。スタイルの切り換えや“ペア”の要素もバトルのいいアクセントに。ダンジョン内で視点カメラが動かせないのは、不便に感じることも。
週刊ファミ通1527号より
舞台設定にワクワクさせられますが、セリフから感情がいまひとつ伝わってこないこともあり、物語が盛り上がりに欠けるのが惜しい。“先制攻撃タイマー”を組み合わせたシンボルエンカウントがユニークかつ便利。敵の特性に合わせ、スタイルを切り換えて戦うコマンドバトルにもおもしろみが。カメラワーク、街でのプレイヤーの行動に対する反応、システムまわりなどは、やや洗練の余地ありかと。
週刊ファミ通1527号より
コマンド選択方式のバトルでありつつ、弱点や耐性の細かい設定、ふたつの戦闘スタイルの切り換え、“ペア”の要素により、戦術性は極めて高い。同時に戦う敵が多いほど経験値にボーナスがつくため、シンボルエンカウントでいかに敵を巻き込むかを意識すると、移動もアツくなる。戦闘スタイルの変更でターンを消費したり、探索での固有アクションの発動ごとにキャラを切り換えるのが面倒に感じることも。
週刊ファミ通1527号より