クロスレビュー
最近は都市伝説ブームなのでしょうか? 少し前に某大手動画サイトで都市伝説特集をやっていましたし、 最近では月9でもやってますね。 そんな都市伝説ブームに乗っかったかどうかはわかりませんが、 流行り神2は、都市伝説を題材にした ノベルタイプのアドベンチャーの2作目です。 前作とほぼ同じシステムを採用し、 読み飛ばしの高速化など、プレイ環境の向上以外に 新しいシステムは特にないという男らしい決断での登場となっています。 まあ、下手に新要素を入れて失敗するくらいなら、 何もしないほうがよいと言う選択肢はアリだと思います。 ゲームのシステムに関してのレビューは前作のを読んでもらうとして、 ここでは前作との違いをレビューしたいと思います。 今作も前作同様、「予知夢」や「心霊写真」などの都市伝説を題材にした 物語が展開します。 今作は推理ロジックの難易度がやや上がっていますね。 選択肢次第では正解のキーワードが得られないことが多く、 わりとやりこまないと次のシナリオに進めません。 まあこれは、どちらかと言えば前作の難易度が低すぎたと言えると思います。 難易度的には今作くらいで十分ではないでしょうか? ただ、ストーリーに関してはかなりパワーダウンしている印象です。 科学ルートはまあいいのですが、 オカルトルートが、どうも適当臭いです。 前作は科学ルートとオカルトルートの両方を読み、 一方的な解釈では見えなかった裏側の部分に驚く、 と言う感じでしたが、 今作では科学ルートがメインで、 オカルトルートは取ってつけたような内容になっています。 ストーリーが命なジャンルのゲームだけに、これは大きいです。 本当は70点をつけようかと思ったのですが、 特典のDVDが意外と良かったので+10点しました。 もともとはネット上で配信していたドラマなので画質は良いとは言えませんが、 短い時間内でストーリーを展開させる演出が見事で、結構おもしろいです。 しかし、出演している女優が全員微妙なのが唯一気になるところではあります。 ジャパニーズホラーって、かわいい女の子が 恐怖体験に巻き込まれる部分に魅力があると断言する筆者にとっては、 これはかなり痛いです。 ネット配信のドラマにそこまで期待するのもナンですが、 せめてメイクだけでもしっかりしていればもう少し何とかなるのにな、 と、思わなくも無いですね。 なんだか話がずれてしまいましたが、 「流行り神2」は、前作がおもしろかった人は 買って損の無い内容にはなっています。 逆に、前作をやってない人は、 ストーリー的にもつながっていますし、 まずは前作から始めた方がいいでしょう。 PS2の他にも、PSPやケータイゲームでも出ているようです。 どれを選んでも問題ないですが、 そう言えば1も、PS2版に同梱されていた特典のドラマCDが 結構おもしろかったです。 初回限定版だったと記憶しているので、 今から入手するには中古屋や、 オークションを探してみましょう。
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