ドラえもん のび太の宝島(3DS)のレビュー・評価・感想情報

冒険とミニゲームを楽しみながら、映画の物語を追体験できる作りは、相変わらずいいですね。今回の映画に合わせて、前作ではすごろく形式だったマップを、大海原を冒険する形式に変化したところも○。無人島のダンジョン探索は、キャラが大きく表示されるようになり、見栄えがよくなったのがうれしい反面、手前の障害物がジャマになって、敵や罠などが見えにくいことがあるのは気になりました。

週刊ファミ通1525号より

映画に沿ったシナリオを見ながら、ダンジョンでの冒険やミニゲームが楽しめる定番の作りで、安心して遊べます。ダンジョンでの視点が、前作よりもキャラに近く、ドラえもんたちの動きや表情が見やすくなったのはうれしい。島や釣りで入手した食材を組み合わせて、冒険に役立つさまざまな料理が作れるのも、いい仕様。作ったことのある料理は、レシピなどが確認可能だったら、さらによかったな。

週刊ファミ通1525号より

ダンジョンの突破を主体としたシンプルなゲーム進行。新たなゲームシステムが、物語に合わせて自然に追加されていきます。ひみつ道具や料理などの収集要素が、随所でささやかな達成感を満たしてくれるのもいいですね。ダンジョン探索パートでの、進行方向の微調整がしづらい点と、フィールドの未踏破部分を見逃しやすいオートマッピング機能は、低年齢プレイヤーにとってやや壁となりそうです。

週刊ファミ通1525号より

大小さまざまな遊び道具が詰まった、おもちゃ箱的な内容にウキウキ。本編では、ドラえもんたちといっしょに大海原を自由に航海するワクワク感や、地図を作り上げていく冒険家気分が味わえます。島の探検は、マップがむやみに広かったり視野が狭かったりと、粗い部分や遊びにくさも気になりますが、投げ出したくなるまでには至らず。全体的には、おもしろく感じられる点のほうが上回りました。

週刊ファミ通1525号より