クロスレビュー
回転斬りによる攻撃、爆弾を使っての謎解き、“ハートのかけら”を集めるとライフが増えるなど、ゲームシステムやプレイ感覚は『ゼルダの伝説』風。オリジナリティーこそ薄いものの、作りが丁寧でコストパフォーマンスは良好。オマージュ作品としての完成度は高い反面、文字サイズが小さいうえに改行位置が配慮不足で読みにくい、グラフィックがバタくさい、もったり気味の操作など、気になる点も多々。
週刊ファミ通1492号より
ドイツで開発されたスマホ向けゲームの移植作だが、音楽を植松伸夫氏と伊藤賢治氏が手掛けているのがポイント。アイテムを活用して冒険を進める流れや、パズルの謎解きが用意されたダンジョンなど、『ゼルダの伝説』の影響を強く受けているが、よくできており、遊んでおもしろい。ただ、画面に表示される日本語のテキストに読みにくい部分も。改行やページ送りなどの位置には気を遣ってほしかった。
週刊ファミ通1492号より
『ゼルダの伝説』の影響が色濃く感じられる作風。箱を動かすパズルや、爆弾を活用して仕掛けを解くところなども似ており、その手の謎解きが好きな人なら楽しめそう。ただ、操作感にスムーズさがやや足りず、ゆったりした移動や、ダッシュの使い勝手がよくない点などは、わずらわしく感じる。段差が多いマップ構造は、謎解きにも関係しているのだが、わずかな段差も上れないのはちょっともどかしい。
週刊ファミ通1492号より
アクションやアイテム、船で島々を巡るシステムなど、『ゼルダの伝説 風のタクト』を思わせる部分がチラホラ見受けられるが、謎が散りばめられた世界設定が独自の魅力を放つ。父の冒険の手記が挿入される演出もいいね。操作感が少しもっさりしているかな。ジャンプできないのもじれったく思えるが、越えられない段差もルートを考える謎解きの一部に。仕掛けのヒントも最小限で、やり応えは十分。
週刊ファミ通1492号より
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