味のあるドット絵、懐かしさを感じさせる音楽などから、よくあるレトロ風のRPGの印象を受けるが、本作ならではのオリジナル要素がしっかりとある。なかでも、3つのチーム(パーティー)を切り換えながら、最大12人で戦えるバトルと、種族や職業ごとの特徴がはっきりしている点がよかった。従者のジョブレベルを最大にして転職すると、“皆伝書”がもらえるシステムも、やり込み要素となっている。
週刊ファミ通1472号より
ドット絵のグラフィックが懐かしい雰囲気で、いい味を出しているものの、スタイルのレトロさゆえか、各種演出も全体的に簡素で、ちょっと寂しい印象。パーティーの編成のシステムが特徴的で、リーダーと従者によるメンバーで構成され、チームを切り換えながら戦えるところがおもしろい。さまざまなジョブのキャラを仲間に加えていくのも楽しみとなり、テンポよくストーリーが進んでいくのもいい。
週刊ファミ通1472号より
戦闘パートは、大まかな作戦を指定してのオート進行や、複数のパーティーを切り換えるシステムなど、思いのほかこだわり甲斐あり。難所に挑む際の経験値稼ぎや、ジョブのレベル上げなどのやり込みプレイも、楽しくこなしていけます。スーパーファミコン以前のハードを意識した外装面(とくにサウンド)は、おっさんゲーマー的にグッときますが、登場キャラや物語の印象は、よくも悪くも薄めです。
週刊ファミ通1472号より
通勤の合間などに、ちょこちょこ進めていく遊びかたにフィットしたシステムが快適。大勢のキャラを仲間にできるうえ、パーティーの切り換えで全員を活躍させられるのがうれしいです。各パーティーのリーダー以外の装備は、レベルに応じてパワーアップして、新たに買う必要がないのが地味に便利。強いオリジナリティーこそ感じられませんが、小さなアイデアがいろいろと散りばめられています。
週刊ファミ通1472号より