現代の世界情勢をテーマに描いたシナリオや、実際の地形を再現したビジュアルマップは、リアリティーがあって◎。兵器やシナリオのボリュームも多く、やり込み甲斐も。だが、説明不足を感じるチュートリアルを始め、ユニットが集中すると一気に煩雑になる視認性の悪さ、お世辞にもよいとは言えない戦闘時の演出など、細部で遊びにくさも目立つ。シミュレーションの経験が浅い人には敷居は高め。
週刊ファミ通1441号より
T島を巡るJ国とK国の武力対決、統一K国軍によるJ国への奇襲(PS3版専用シナリオ)など、最新の世界情勢や時事をモチーフにしたシナリオに挑めるのがおもしろい。シリーズ過去作と比べて、チュートリアルが若干わかりやすくなったのはうれしい。それでも、すべてのルールや操作を理解するのはたいへんで、敷居はまだ高め。ユーザーインターフェースに気になる点がいくつか見受けられたのも残念。
週刊ファミ通1441号より
現代の最新兵器が登場するほか、世界情勢を反映した架空のシナリオが、リアリティーを感じさせてくれる。拠点を発展させ、自勢力を増強していく要素もいい。ユーザーインターフェースは使い勝手がもうひとつで、たとえば部隊編成での士官の配置など、ソート機能やオートで行うといった、手間を省ける機能が欲しかった。チュートリアルも、ゲーム全体の進めかたについてのものもあるとうれしかった。
週刊ファミ通1441号より
基本的な部分は従来のシリーズ作品とほとんど変わっていないけれど、近年の戦場をモデルにしたシナリオが多数収録されていて、ボリュームは十分。操作しながら進めるチュートリアルがあるのはうれしいけれど、基本的な説明のみなので、やや歯がゆさも。ユニットが密集すると表示が重なって見えづらいのは残念。PS Vita版は画面が精細に見えるが、PS3版と比べると敵の思考時間がかなり長め。
週刊ファミ通1441号より