クロスレビュー
独特のグラフィックセンスとSFホラーの世界観がよくマッチした作品。先が気になる物語展開だが、若干ユーザーを放り出す内容で、何をすればいいのかわからず戸惑いがち。この世界観のルールを少しずつ覚えていく作りだが、“わけのわからなさ”を含めて楽しめない人にはキツそう。ゲーム的には、絵合わせパズルやカーアクション、鍵探しなど、さまざまな遊びが盛り込まれていて、やり込み甲斐あり。
週刊ファミ通1414号より
魂がサーバーに保存された世界で、いろいろな思い出に触れていくという、ちょっと変わった設定が特徴のホラーアドベンチャー。グラフィックは簡素だが、それがかえって想像力をかき立ててくれる。多彩なシチュエーションが用意されていて、さまざまな不思議体験を少しずつ重ねていける作りが独特でおもしろい。ただ、パズルを中心とした謎解きは、説明不足の感もあり、行き詰まる人もいるかな。
週刊ファミ通1414号より
簡素にデフォルメされたグラフィックながら、ミステリアスでちょっと怖い雰囲気があり、それを味わいながらの探索は緊張感がある。各“おもいで”を追体験するというステージクリアー型になっていて、謎解きの手法や空気感がそれぞれ違っているのがいい。ただ、“おもいで”内での進行状況がセーブされず、クリアー前に退出すると、その“おもいで”での謎解きがいちからやり直しになるのはちょっと不便。
週刊ファミ通1414号より
ステージごとに完結する、謎解き脱出ゲームのスタイルで、1本でさまざまなシチュエーションを体験できるのがいい。不気味な世界観も興味をかき立てられる。目的から何から手探りで、難解な名作『MYST』を彷彿させます。アイテムを探し回ることも多く、かなり根気がいるかな。グラフィックはシンプルだけど、アイテムに記された文字がちゃんと日本語になっていたりと、ローカライズはバッチリ。
週刊ファミ通1414号より
クロスレビュー