ドット絵が高クオリティー。2Dの横スクロールアクションゲームが流行っていたころの作風で、クラシックな印象が強いが、凝ったステージ構成で遊び応えがある。走り抜けるステージはスピード感があって爽快かつダイナミックだし、しっかりと攻略パターンを見出せる各ボス戦もよくできている。マニア受けしそうな良作なので、どちらかというと、ライトユーザーよりもハードなゲーマー向けかな。
週刊ファミ通1406号より
海外産の作品ながら、古きよき日本の2Dアクションを思わせる作り。なめらかに動くドット絵のグラフィックもいいね。謎解きをしつつ、可能なアクションを増やしていくことで探索範囲を広げるのは楽しめる。登場キャラの、ちょっととぼけたやり取りやメタ発言なども、ユニークでおもしろい。説明やヒントが少ない部分があり、どうすれば先へ進めるのかがわかりにくい場面が、多少だけどあるかな。
週刊ファミ通1406号より
ドットアニメーションやサウンド(とくに効果音)のこだわりは圧巻。3D立体視で身体の凹凸が際だつ立ち絵も必見です。アクションゲームとしては、敵の配置や攻撃がややシビア。ナビゲーションも最低限で、快適にプレイするには、相応の腕前とゲーム勘が要求されます。その一方で、補助アイテムを使いまくってのゴリ押しプレイも可能だったりするので、幅広いゲームファン層にオススメできます。
週刊ファミ通1406号より
絵、音楽、ゲームデザインともにレトロテイストで、うまくまとまっています。少々歯応えを感じる難しさに対して、アイテムなどの救済策が適度に用意され、何度つまずいても挑戦意欲が湧く構成。マップの継ぎ目付近での交戦中に、画面が切り換わってしまうなど、快適な進行が妨げられる部分があるのは惜しい。3D映像の飛び出す絵本的な表現が楽しく、とくに女の子の立ち絵はボンキュッボンで◎。
週刊ファミ通1406号より
総評
綺麗なドット絵の探索系アクションゲーム。
アニメーションはよく動き、キャラも可愛く見ていて楽しいです。
ただ、アクションゲームとしてはけっこう地味で、お世辞にも面白いとは言えません。
大部分の敵は決まった動きを繰り返す障害物でしかなく、足場の上の行ったり来たりしたり爆弾を投げたりしているので、当たらないようにタイミングを見計らって進む古臭いタイプです。
立ち止まっては進み、立ち止まっては進みの繰り返しで、ことごとく赤信号に引っかかるようなダルさがあって爽快感はないですね。
待っていれば難しくありませんが、急いで進もうとすると敵に当たってノックバックで落とされたりします。
うっかり落ちてしまうと大回りをして戻らなければならない場所も多く、ゲームのテンポを悪くしています。
色々なアイテムを入手することである程度自由に動けるようになりますが、滑空やダッシュができるようになるのは中盤以降なので、前半は特にダルいです。
銃を水平にしか撃てないのでジャンプ撃ちを繰り返すことになり、これもかなりゲームのテンポを悪くしていますね。
メトロイドのように斜め撃ちができたらだいぶ印象は変わったと思うのですが。
同じマップを行ったり来たりお使いさせられるし、プレイ感覚は初代ファミコンのゲームに近いです。
絵が可愛くて難易度が低いのでなんとなく最後まで続けてしまいましたが、それがなければ途中でやめてましたね。