『DQ』のRPG要素と世界観が、サンドボックス型ゲームと上手に融合しており、その手触りはまさに『DQ』そのもの。とくに、プレイヤーの誘導とインターフェースが秀逸で、非常に丁寧な作り。この手のサンドボックス型ゲームに見られがちな“放り出された感”がなく、目的も明確で、迷わずストレスなく楽しめる敷居の低さが◎。安心感と安定感のある作りは、さすがは『DQ』ブランド。長く遊べる内容です。
週刊ファミ通1416号より
高い人気を誇る物作り系のサンドボックス型ゲームに『DQ』の世界観を乗せた、いい意味でズルい作品。目標が明確で、段階を追って物作りの楽しさが味わえる親切な構成は『DQ』ならでは。懐かしい『?』の(しかも闇に閉ざされた)街々を、伝説のビルダーとなって自分の手で復興させるのが楽しく、夢中になって遊び続けてしまう。“フリービルドモード”で、作成した土地の一部をネットに公開できる仕組みもいい。
週刊ファミ通1416号より
『DQ』の世界観で『マインクラフト』風のサンドボックス型のゲームが遊べるのは、両作品が好きな人にとってはこの上ない幸せ。“もちもの”や“そうび”といったおなじみのメニューなど、ユーザーインターフェースは使いやすいし、導きも丁寧で、自由度が高いけれど複雑さを感じさせない作りはさすが。オリジナリティーこそ薄めなものの、とても遊びやすく調整されているので、腰を据えて遊べます。
週刊ファミ通1416号より
導入部分がとてもスムーズで、ミッションをこなすにつれて、操作や街作りのコツを覚えていけるのがいいね。『DQ』らしい、笑いも交えたお話運びも好印象。メニューまわりも、スッキリしつつ、必要な情報がわかりやすいので、ストレスを感じる場面がない。拠点に人が集まって、次第に大きくなり、自分の理想の街に近づいていくほどに夢中になりますね。住人たちもユニークで、愛着が湧いてきます。
週刊ファミ通1416号より
良かった点
ドラクエな世界観が良い
悪かった点
素材を集めて装備や家具を作るなどひたすら作業ばかりなのは退屈で、
攻撃アクションは単調で空腹度や武器が壊れる邪魔な要素があったり、
章が変わると毎回初期状態に戻るのは遊びにくいと思った。
総評
もう少しドラクエらしく遊びやすさを考えて欲しかったと思った
良かった点
無心に地形を破壊して素材集めする感じが楽しい
悪かった点
アイテムがすぐにもてなくなる
ボス戦の大半が作業的
総評
マップを探索して素材を集めているときは面白いのですが、モンスターとの戦闘がつまらないのひとことです。
ひたすら追いかけてくるし、攻撃パターンはワンパターンだしと戦闘がつまらないです。
ドラクエのモンスターと音楽の世界観で楽しめてますが、これがまったくのオリジナルだと魅力がかなり低くなるかと。
ただ粗削りなので2があればもっと化けるかも?
良かった点
【物作りが苦手な人も楽しめる作品】
サンドボックス系が苦手な人でも、とりあえず扉と明かりと壁を拠点内に作れば部屋として認識してくれる優しい仕様。
町づくりとか得意じゃないしなー面倒だなーと思っても、シナリオ上で最低限必要なものを用意すればどんなに雑な拠点でもストーリーが進める手軽さ。
拠点レベルを上げたらいくらぶっ壊してもレベルが下がることはないし、注文された指示通りの部屋を作ったあとはいくらでも改築も出来る。
モンスターの襲撃を受けて壊されることもあるので、修復が面倒にならないようにと要塞のようになっていき、気がつけばストーリーを追わずに拠点作りに夢中になっていたりします(笑)
そして拠点が少し小さく感じ、フリービルドモードで思いっきり広い町とか作りたくなる意欲が湧いてくる。
町づくりとか得意じゃないしなー面倒だなーというタイプでしたが、いつの間にか『ドラクエナンバリングに出てくるどこかの町をそのまま再現した町を作りたい!』と思うほどになりました★
【章毎にアイテムなどリセットされる部分】
これのおかげで飽きずに遊べました。
章を追う毎に竜王の支配が色濃く出てたり、こちらの陣営が復興してきているのに感づかれているため、進めば進むほど状況は厳しくなっている。
素材が足りない、食料がない。という問題も各章をクリアしていけばしていくほど『ビルダー』としてのプレイヤースキルが上がっているので意外と切り抜けられる。
逆に言えば、第一章のメルキド編クリア時のアイテムを持ち込みアリにした場合だと、まほうの玉で破壊出来ないものがなくなり、装備も充実。メルキドグリーブで落下事故もなし。
あとはHPが200、300、400と上がってしまうための回復アイテムをたくさん作り続けるだけのつまらない作品になってしまっていたことでしょう。
【『勇者』ではなく『ビルダー』としてのゲームデザインとシナリオのマッチング】
本来戦う役割ではなく物作りに特化した存在である『ビルダー』としての主人公。
これを主軸に置いているので、レベルアップも存在せずに強くなるのを実感出来るのは装備やアイテムのみ。
まずこの主軸がブレていないので、過度にインフレして主人公が強くなりすぎることがないのでドラゴンやギガンテスなどのモンスターも変わらず脅威であり、倒すのには工夫がいる。
それでいて上記の章毎のアイテムリセットでもプレイヤースキルが成長しているので、新たな拠点の復興やアイテム精製などの知識はゲームを進めるほどに成長しているので、ビルダーとしての成長をハッキリとプレイヤーが実感出来る。
そしてコレをそのままシナリオにも当てはめていて、勇者ではない主人公はどうしていくのか……という部分も大きな見どころです。
【ギミックの多い、楽しいボス戦】
この辺りはちょっとゼルダっぽいかな?
各章の最後にボス戦があり、その章で作ったアイテムを用いて様々な攻撃パターンを繰り出してくるボスを撃退する。
コレが割と歯ごたえがある難易度で、アクション苦手な人だと結構苦戦すると思います。
というか、ラスボス戦は結構危ない場面が多々あり、クリアした時の達成感はかなり大きかったです★
【絶妙なバランスのボリューム感だったメインストーリー】
あと一章多くても少なくてもNG。絶妙なバランス。
そしてストーリー自体も、ドラクエシリーズはナンバリングもナンバリング以外もプレイしている自分の観点から見ると、今回のシナリオはそのドラクエシリーズの中でもトップクラスの素晴らしさでした!
クリアした瞬間、竜王とかドラクエ1の主人公のことに関して色々と思うところもあったし、考えさせられるところもあった内容。
一部、最終章で『ん?』と思った部分でも『……いや、そうか。ロトの子孫だもんな。うん、間違ってはないか』とロトシリーズに関しては再確認させられた部分もあってとても興味深かった(笑)
この部分のオマージュというかなんというか、ロトシリーズ好きな人にしか伝わらない部分もあったので、是非ともロトシリーズ好きにはプレイして欲しい。スタッフのあのチョイスには『良い意味で悪ふざけしてるね!』と語り合いたい。
悪かった点
悪いところというよりもほとんどが要望。ぜひ次回作に!
【チャレンジの『何日以内クリア』はいらない】
チャレンジなので必ずしもやるべき……というわけではないのだが、それでもチャレンジは全てクリア後のデータからでも取得できるチャレンジにすべきで、そのチャレンジを豊富にするならばクリア後も結構な時間楽しめる。
この作品はタイムアタック制度と相性が良いわけではないし、夜に明かりがない中のプレイは見づらいためにさっさと寝る方がストレスが少ない。
ただ、最終章のチャレンジの中にある項目のようなものであればアリとは思う。それを行なった場合に何か変化があるのかな?と思わせる内容ならば2回目プレイも楽しそう。
【攻撃範囲と当たっただけでダメージ判定】
敵に当たるだけでダメージ判定がありつつ、攻撃範囲が思いの外短いので結構ギリギリのラインからの攻撃しか当たらない。
もう少し攻撃範囲は広くして欲しい。
【視点が悪い】
ボタン1つで一人称と三人称を切り替えるとか、もしくは建物内に入った時点で自動で一番良いカメラポジションになるなど欲しい。まぁ現状、手動でそれなりに調整は出来ているけど。
【フリービルドモードはマルチプレイとかしたい】
フリービルドなら、マイクラみたいにみんなで壮大な建築物とか建ててみたい★
【住人への着せ替え機能が欲しい】
ストーリーでは個性的なNPCもいたりと住人との交流感が強かった作品なので、お気に入りの住人へ好きに着せ替えとか、逆に町のコンセプトを決めてそのコンセプトに沿った着せ替えとかさせられたら面白そう。
総評
Vita版をプレイ。PS4版を予約すれば良かったと最初は後悔していましたが、いざゲームを続けているとチマチマやるのにVitaの方が向いていたのかVita版で問題なかったです。
特にスリープ機能で途中で止められるため、朝の出勤前に30分だけとか微妙な区切りの時間でもすぐに再開できる気楽さが合ってました★
ゲームとしては細かい不満点や要望などあるものの、良いところが大きすぎてそんなものは些細な事です!
今年始まっていきなり素晴らしい作品が出ました!
そして、ドラクエ30周年プロジェクトの第一弾として考えると素晴らしいスタート!
逆にこの後に控えている30周年プロジェクトで発表されたゲームやイベントのハードルが上がっちゃってます(笑)
褒めちぎってますが、今回ドラクエでこんなに面白いのは結構珍しい方でして。
実は意外とナンバリング以外の作品って、ドラクエブランドに胡座をかいて内容が微妙〜というのが結構多いんですよ。
正直体験版をプレイするまでは若干その警戒心は持っていたのですが、体験版をプレイしてこのゲームのポテンシャルに感動。
その勢いのまま製品版をプレイしたら体験版以上の面白さが詰め込まれていて、相当なプレイ時間がかかったものの、クリアまで一切飽きずに楽しめました。
ドラクエ1のifの物語なので1を知っている人は知っている分楽しめる部分もありますが、ドラクエが別に好きではない人でも楽しめます。
どうすれば進めるか、何をすればいいのかを最低限わかりやすく教えてくれるためゲーム初心者でも入りやすいです。
現にあたしの友達で、どうぶつの森が好きな子は、お気に入りのNPC専用の部屋を作って家具やら充実した部屋を作って花とか飾ったり、嫌いなNPCには必要最低限の大きさの部屋を専用の個室にして押し込んだりとやりたい放題で楽しんでました(笑)
他にも街中に木を植えて見栄えを良くしたり、自分の部屋を豪華にしたりと『これ、どうぶつの森が好きな女の子は絶対にハマるよ!』というゲーム初心者さんからのお墨付きも頂いてます★
まぁ、ラスボスあたりを倒せるようになるにはそれなりにアクション部分も頑張らないとなので、ちゃんとクリアまで出来るかはわかりませんが(笑)
少なくとも第一章のメルキドだけを見ると、あたしの必要最低限しかなかったメルキドよりもとても充実した復興度合いでした(笑)
テリーのワンダーランドから始まったモンスターズシリーズみたいに、是非ともビルダーズもシリーズ化して欲しいです★
とにかく対応ハード持っている人は是非とも触ってみてください!せめてPS4もしくはVita持ちなら体験版で合うかどうか試してみてください。
体験版で面白いと思った方は絶対に購入した方が良い。その楽しさの10倍の楽しさがこのゲームには詰め込まれてます!!