シリーズ過去作と同様、臨場感が味わえる各種演出がすばらしく、テンポよく楽しめる。UFOやゾンビなど、USAが舞台ならではの物語もおもしろく、釣りや宝探しといったアクセントとなる寄り道もやり込み甲斐あり。新しいバトルシステムは、戦略性が高くて手を動かす心地よさがあって◎。ただ、プレイヤーを飽きさせない作りでグイグイ引き込む反面、若干の“やらされている感”を覚えるときもあった。
週刊ファミ通1441号より
続編ものにありがちな新要素の追加にとどまらず、舞台やバトルシステムといった柱の部分が一新されたことにより、新鮮な気持ちでプレイできる。USAのケータとジャポンのイナホ、ふたりの主人公の視点で展開される物語も、ユニークでおもしろい。“ドリームリンク”や“マイニャン作成”などいろいろな遊びが詰まっているので、遊び応えもバッチリ。全体的に丁寧な作りや、にぎやかで楽しげな演出も◎。
週刊ファミ通1441号より
“メリケン妖怪”の登場で、新たなテイストの妖怪が追加されたほか、ふたりの主人公の視点で進むストーリーは新鮮味があり、どんどん先が見たくなる。“タクティクスメダルボード”によるバトルシステムは、いままでよりもやや複雑になった感もあるが、妖怪を移動させることでさまざまな戦術を駆使できるのがいい。多彩なミニゲームなど、脇道のお楽しみ要素もぎっしり詰まっていて、満足度は高い。
週刊ファミ通1441号より
USAやジャポンの新マップは広く、探索は新鮮な発見に満ちています。おなじみの要素がUSAスタイルになっていたり、謎を追うふたつの物語を並行して進められるのもいいね。お話の切り換え時に、目的以外にもあらすじを振り返られたらよかったな。ボード状になったバトルは、従来の心地よい忙しさを引き継ぎつつ、配置による陣形や回避などで戦略性もアップ。それらが直感的に遊べるのもさすが。
週刊ファミ通1441号より
良かった点
【ボス戦が楽しい】
今回、前作に比べて戦闘部分が変わり、ロックマンエグゼのようなマス目に妖怪を配置して戦います。
そのマス目に置いた部分の妖怪同士の連携や必殺技の範囲などで前作よりも戦略性が増しており、前作ではラスボス以外はただの作業だったボス戦が今作はどれも良い塩梅の難易度に!
それでいておはらいのタイミングやアイテムのタイミング、必殺技のタイミングなど戦闘中にやることは多く、敵の必殺技のかわし方も移動以外にも上画面でピンを刺したりと多種多様で楽しめます!
このボス戦だけで妖怪ウォッチ3を買う価値があると言っても過言ではないです★
【パロディも結構好み】
コレは人によって好みは分かれるだろうが、自社製品であるダンボール戦機や自社の名前からパロディを出してきたりと、この辺の悪ふざけ感が受け入れられるかどうか。
元々妖怪ウォッチ自身、大人向けにしかわからないネタも散りばめているので個人的には大いに楽しめた★
特に一番好みだったのはデカニャンのダイエットの部分は最高なので必見です!
悪かった点
【序盤が本当にダルい】
良く言えば丁寧なチュートリアルだが、序盤の制限が大きく、尚且つ結構な時間がチュートリアルみたいなもので退屈に感じました。
正直5章くらいまではほぼほぼチュートリアルみたいなもので、特に自転車がないのとうんかい鏡がないだけでこうも移動が面倒なのかと痛感した。
W主人公の切り替えも億劫だったが、6章からはそれまでのストレスは全く感じずに楽しめました★
このストレスがなくなる部分をもう少し早めにしてほしかったです。。。
【そろそろ設定に無理がある】
妖怪ウォッチシリーズ、毎回主人公が小学5年生の夏休みが舞台です。
同一主人公で、永遠に夏休み!!
時間軸上、そんな馬鹿なと思う部分が多く、さすがに設定上の無理がある感じに疑問を隠せません。
同じ夏休みの時間の間に次々と新しい妖怪ウォッチが開発されたり、常に一緒にいるジバニャンのレベルがまた1からだったり。
最終的にはエンディングの主人公たちとかね……。。。まぁそりゃオチ的にはそこに行くんでしょうけど、作品の都合上の展開すぎて感情移入出来なくなっちゃうんですよね。
総評
スシバージョンをプレイ。
クリア時間約30時間。
メンバーはジバニャン、ドジラ、USAぴょん、激辛ボーイ、セーラーニャン、マッサラニャンです。
割とサブクエストは無視気味で30時間ですので、寄り道好きな方ならクリアまでで40時間も50時間も遊べてしまうことと思います。
尚且つ、クリアしてからも新たな章、そして大型アップデートを予定しているとのことで、ボリューム自体は異常なほどあると考えられます。
当初はW主人公という部分やバトルシステムの変更に戸惑いましたが、ストーリーを進めていけばそこまで気にはならず。
個人的に一番大きい不満点だったのが序盤から中盤までであり、クリアしてみれば安定して楽しませてくれるクオリティは損なうことのない素晴らしいゲームだったなぁと感じました。
前作は田舎コンセプトが大きかったですが、今作は舞台がUSAということでUFOやゾンビ、ポルターガイスト〜……といった感じの演出もあり、個人的にこちらの方が大好きです!
むしろ大好きなゲームのmotherのようにもっともっと80年代風のアメリカSFチックなことして欲しかったくらいです★
むしろ日本編をばっさりカットして、USAだけでやりたかったですね。
いっそケイタも転勤で来なくて、ウィスパーもジバニャンもいなくても、マックが主人公からの妖怪ウォッチ手に入れ〜の……の流れだけでいいくらいです(笑)
そういったアメリカSFチックなのが好きな方にも今作はオススメです★
妖怪ウォッチ全然やったことない、知らないよ!という方でも充分楽しめますので、是非とも一度プレイしてみるのをオススメします!