クロスレビュー

平均

8.3
アラスカの伝承民話をモチーフに、少女ヌナとホッキョクキツネの絆を描く物語。それぞれのキャラクターが持つ能力を駆使し、北極圏のきびしい自然に立ち向かっていく。
発売日
2014年12月11日
価格
1388円 [税抜]
対応機種
PS4 他の機種を見る
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
ユニティ・ゲームズ・ジャパン
詳細を見る

Never Alone(PS4)のレビュー・評価・感想情報

ローリング内沢
ファミ通公式 PS4
9

特性の異なるキャラを切り換えながら道を切り開いていくという、アクションゲームのシステムとしては比較的オーソドックス。だが、アラスカ民話をテーマにしたストーリーと、数々の演出が秀逸。ゲームを進めていくことで、アラスカ原住民の文化の解説動画が見られるなど、臨場感溢れる作りが魅力。吹雪や流氷といった、極寒の地の世界観を活かしたギミックも多彩で、グラフィックも非常に美しい。

週刊ファミ通1356号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式 PS4
8

パズルアクションとしてはシンプルで、小難しい感じではないが、精霊のスィラや狩猟道具のボーラを活用するなど、ギミックが世界観にマッチしており、ステージの雰囲気がいい。イヌピアットの文化的背景の映像は興味深く、ゲーム中で関係のあるシーンでアンロックされ、その場ですぐに見られるシステムも○。少女とキツネの距離が離れると、ステージの先が見えづらくなるのが若干不便に感じた。

週刊ファミ通1356号より

梅園ウララ
ファミ通公式 PS4
7

イヌピアットの人々の文化に基づいた、メッセージ性の強い作品。おじいさんの語りによる物語も味わいがある。雪原や海などのステージは美しく、ギミックとして精霊が登場したりと、とても幻想的。少女とキツネを切り換えながら進む謎解きも、なかなか歯応えがあります。キツネがかわいらしいのもツボ。ただ、相棒の操作をコンピューターが行う際、思わぬ動きをしてやり直しになったりするのは惜しい。

週刊ファミ通1356号より

ツツミ・デラックス
ファミ通公式 PS4
9

アラスカ先住民の伝承をモチーフにした素朴で神秘的なストーリーが、ゲームとドキュメンタリー映像というふたつの要素で見事に表現されている。横スクロールのアクションアドベンチャーで、ゲームとしてはごくオーソドックスだが、そこに挿入される映像が、ゲームの世界と絶妙に絡み合うことで、決して添えもので終わることなく、補完関係にまで昇華されているところに新しい可能性を感じた。

週刊ファミ通1356号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

モグモグ
PS4 2022-06-17 11:15:56投稿
2

悪かった点
敵を倒す要素がなくひたすらジャンプで雪の中を進むのは単調すぎると感じた。
また、落下死が多く進み方がわかりにくい場所が多くヒントもないのは遊びにくいと思った。

総評
もう少しステージを面白く遊びやすくして欲しかった。

22
PS4 2018-10-26 14:59:13投稿
5

総評
興味を持った人は映画1本見るくらいの気持ちでダウンロードしてみて欲しい

トットテルリ
PS4 2015-11-23 10:21:53投稿
9

良かった点
【ドキュメンタリー映像が良かった】
ゲームを進めていくと、トロフィー実績の代わりのような形でアラスカ先住民族の文化を知ることができるドキュメンタリー映像が解放される。

ゲーム本編よりもこちらの方が興味が強く出てくるほどで、1周目で取り逃したドキュメンタリー映像を見つけるためにクリア後にチャプター選択して探したほど、ドキュメンタリー映像が良かった。



【アニメーションも良い】
オープニングや章の始まり部分に流れるアニメーションはイヌピアット(アラスカ先住民族)の民具に刻まれている絵をベースにしている。
この部分も味があって良く、本来伝承として語り継がれる印象としてはこのアニメーションがあるだけで印象が大きく違う。




【ゲーム本編に上手いこと落としている】
教育ゲームで良くありそうなのが、ゲーム部分は簡単で単調なシステムをほぼ流用して、プレイヤーが作業化させられるものもある(中身が安っぽい、みたいな)。

ただしこのゲームはイヌピアットの文化をゲームとして成立するようにどうにか落とし込んで、ゲームのアクション部分も難しすぎず簡単すぎず、クリアした時には達成感をプレイヤーが感じられるようにバランス調整が丁寧な部分が好感が持てる。

悪かった点
【もう他の教育系のゲームなどプレイできないかもしれない】
雰囲気ゲーム、教育系のゲームとして考えれば上出来でゲームバランスも良い。


逆に言えば、教育系ゲームは手抜きをするのではなく、このNever Aloneのレベルまで落とし込んでゲームとして成立させないと、ゲームである理由がない。
このゲームをプレイすると今後、他の教育系のゲームが手抜きをしたら『本当にプレイヤーに学ばせたいと思うのであれば、Never Aloneくらいまで本気でやれよ!』と反感を持つだろうなぁ……と思うほどでした(笑)

総評

ゲームとしては面白い……というわけではない。
バランスは難しすぎず簡単すぎず、遊びやすい仕様になっていてクリアした際の達成感や満足度も充分あります。



ただ、ゲーム内容本編よりもこのゲームで大事なのはアラスカ先住民族のイヌピアットの文化のことを何も知らない人がゲームを通して学べるという部分です。


ゲーム内容はアクションですが、大きくいうと雰囲気ゲームや教育系ゲームとして考えるのが一番近いかもしれません。


なのでゲームとしても万人にオススメできるかと言えばそうでもなく、他文化圏のことに一切興味を惹かれない人にとってはオススメできないことかと思います。
(ゴリゴリのアクションを求めている人には完全にNG。協力プレイできるので、友達や家族とプレイするならまだアリです)



個人的には、今まで知らなかった文化をゲームを通して学べたことが大きく、その中には精霊などのスピリチュアルな面もあり、自分が今まで歩んできた生活や文化と比較して『こういった考えもあるんだな』と思えただけでこのゲームをプレイした価値がある。


クリアまでの時間も3時間かからないくらいでちょうどよく、金額も1,500円で安いので個人的にはかなり満足できる作品でした★

クロスレビュー

平均

8.3
アラスカの伝承民話をモチーフに、少女ヌナとホッキョクキツネの絆を描く物語。それぞれのキャラクターが持つ能力を駆使し、北極圏のきびしい自然に立ち向かっていく。
発売日
2014年12月11日
価格
1388円 [税抜]
対応機種
PS4 他の機種を見る
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
ユニティ・ゲームズ・ジャパン
詳細を見る
  1. 1
    【ポケモンSV】ふしぎなおくりもの一覧。配布シリアルコード、あいことばまとめ【スカーレット・バイオレット】
  2. 2
    新型スイッチの特徴と従来モデルの違いを総まとめ。買うならどっち?