クロスレビュー
フィールド探索から戦闘に突入するまでの流れがテンポよく、ストレスなくプレイできる。序盤の戦闘は単調になりがちだが、フォース技や歌などが揃ってくると一気にハデになり、かなりの爽快感が味わえる。キャラのグラフィックや演出なども、P S3の中でもかなりレベルが高いと思う。RPGとしての作りは王道的なもので、歯応えのある難度ながら、全体的に遊びやすい作品だと感じました。
週刊ファミ通1357号より
Tony氏のキャラは魅力的で、そのイラストを再現した3Dモデルも見事な出来栄え。王道的な物語は、すんなり入り込みやすい。攻撃に必要なAPを管理しつつ戦うのは楽しく、戦闘の開始と終わりがシームレスなのが快適。ボス戦は、手きびしい場面もあるが、うまく立ち回って倒せると達成感がある。歌で仲間を強化する演出はテンションが高まるし、センターを誰にするかなどで効果が変わる戦略性はいいね。
週刊ファミ通1357号より
通常攻撃とフォース技の組み合わせで生まれる攻撃のループにより、軽快かつリズミカルなバトルが楽しめる。フォースには、バリエーション豊かな効果とともに詠唱時間が設定されていることで、組み合わせによってベーシックなRPGの戦法からアクションゲーム的な攻撃までが可能となり、かなり幅広い楽しみかたができるのがおもしろい。シリーズ過去作から一新された世界観とキャラにも注目です。
週刊ファミ通1357号より
オーソドックスな作りのRPGながら、リアルタイムのバトルはテクニカルに楽しめるよう、竜への変身や歌の力を始めとしたいろいろな趣向が凝らされています。攻撃ボタンを連打するだけでは勝ち続けられないゲームバランスも、好感が持てます。フォースが重要なだけに、仲間のMPを管理できる作戦指示が欲しかったな。絆や好感度などの隠しパラメーター的要素による、キャラたちの恋愛模様も楽しい。
週刊ファミ通1357号より
良かった点
評価は以前に記した通り、丁寧に作られていると思う。フィールドは美しいし、キャラにも愛着が持てた。パーティーには、ソニア(操作キャラ)・ユーマ・リンナ・キリカばかり使ってしまった。他のキャラはまったく育てていなかったので、第7章でアグナムとレスティのみ戦うところは苦戦した。
悪かった点
戦闘開始時のAdvantage BattleとRisky Battleの判定がよくわからなかった。また、B.A.N.Dは多用するので、そのたびごとのムービーに飽きてしまった。
総評
世間のレビューを見て思うのは、Tonyのキャラデザインになってからのシャイニングシリーズは、基本はギャルゲーなので、キャラデザインと音楽さえ良ければ批判を受けることはなかったが、しかし、本作は真面目にRPGを作ろうとしてしまったがために、かえって厳しい評価を受けてしまうことになったんじゃないかと思う。
良かった点
フィールド移動時とバトルへのシームレスな移行。この点で翌月発売のテイルズ新作が劣ってしまうかもしれない。
悪かった点
クエストに変化がない。
データの読み込み時間が少し長い。
『テイルズ』や『ゼノブレイド』に似てしまって、『シャイニング』シリーズの個性が失われた点。とりわけ、いつも音楽が好きなのだが、本作には魅力的な曲がない。
総評
作り手の努力は感じるので、売り上げが黒字だといい。。
クロスレビュー