プレイできるマップやミッション数は少ないけれど、非常に遊び応えのある作りで、コストパフォーマンスはかなり高い。攻略ルートは十人十色で、プレイヤーごとに楽しみかたが異なる。目標に至るまでの道筋を見つけるのがとても楽しく、同じミッションであっても、何度でも楽しめる。
週刊ファミ通1319号より
目的を達成するまでの手段はすべて自由という、遊びの幅の広さが刺激的。ダッシュや高低差の上り下りなどの新規アクションが、オープンワールドだからこその潜入劇にうまくつながっていて、これまでにない緊張感を味わえます。セカンドスクリーンは利便性が高く、超快適です!
週刊ファミ通1319号より
オープンワールドのマップは臨場感があり、広範囲を自由に動いて自分なりの攻略ルートを探すのがおもしろい。1ミッションを終えるまで、それほど時間はかからないが、くり返し楽しめる要素が散りばめられているのがグッド。PS4版はグラフィックがとても美しく、動きも滑らか。
週刊ファミ通1319号より
敵兵のAIの賢さと人間らしさに驚愕。いつどこで彼らに見つかるか、予測できない緊張感が刺激的です。マップは広大ではないが、各所に特徴があり、敵の配置も若干変化するので、潜入方法を練る楽しみも。やればやるほど欲が出て、ほかのマップでも遊びたくなるのが困りものです。
週刊ファミ通1319号より
良かった点
○次世代機ならではの美麗グラフィック
PS3、XBOX360版とは違ってPS4版はグラフィックがとても綺麗。
光の表現や水の表現、キャラの描画など、繊細でリアルにできています。
次世代機のMGSをいち早く楽しみたいという人は、是非買いましょう。
○本編「ファントムペイン」に繋がる重要なストーリー
今作グランドゼロズは、MGS5のプロローグ的な位置にあたります。
本編のファントムペインをプレイする方は、グラウンドゼロズを是非プレイしておいてほしいです。
何故スネークとミラーは復讐にとりつかれるのか、MSFマザーベースがどうなるか、チコとパスの運命は・・・など、大事なストーリーを含んでいます。
○相変わらずネタも仕込まれています。
MGSシリーズには必ずと言っていいほどネタが仕込まれています。
「ジョニー佐々木」や「ケロタン」「特殊な会話」など・・・様々。
今作グラウンドゼロズにも笑えるネタが仕込まれているので、是非探してみてください。
悪かった点
○難易度が高い
今までのMGSシリーズに比べると、今作は難易度が高めになっております。
操作性のクセも相まって、行き詰る人も出てくるでしょう。
難易度選択がノーマルとハードしか無いので、せめて3種類にしてほしかったところです。
○敵兵が見えなくなることがある。
敵が複数集まると、敵兵が1人見えなくなったりすることがあります。
なので急に目の前に出現して見つかってしまったり、全敵兵を補足することが難しくなったりします。
旧世代機とのマルチソフトなためか、そこらへんで少し残念な部分がありました。
○英語音声に切り替えられない。
字幕は日本語と英語を切り替えられますが、音声は日本語のみとなっております。
日本版の声優には不満を持つ人も多く、英語音声に切り替えられないのが残念に思う人もいるようです。
どうしても英語音声でプレイしたい方は、海外版を買うという手があるそうです。
海外版でも日本語字幕に切り替えることが可能らしいので。
総評
オープンフィールドではなく、全ミッションでマップは同じ。
なので、プレイヤーがいかに工夫して楽しめるかが鍵となります。
ストーリーを把握するだけでいい、という人やトロフィーをコンプリートするだけでいい、という人はボリュームが少なく感じるでしょう。
とことん遊べるようには作られているので、自分で目的を決めて遊びつくすのもアリです。
3000円以下という価格帯に見合った内容だと思います。