総評
影にシフトしてパズルを解き物語を進めていくゲーム。
良かった点
○常人には見えない『ドーン』を操作する光と影のアクション
主人公は女の子のディディと、その付き人的存在なドーン。
ドーンはディディにしか見えない存在で、ドーンはディディしか見えない。
そんなドーンは影の中に入ることができ、通常では進めない道も影を辿って進んだりする。
360度行動できる3D世界と、180度しか行動できない影の2D世界とを行き来しながらプレイしていくスタイルが面白いです。
○昔の時代設定なのに、ファンタジー感溢れる世界観
おそらく時代は1923年。舞台はアメリカかイギリスか、そんな雰囲気。
石畳の街道に古い街灯、映画「ガス燈」のような町並みにを歩いていると、急に寸断された崖が現れます。
その崖の下はまるで宇宙空間で、崖付近のものは宙に浮いていて、なんとも不思議な世界です。
その町並みを探索するだけでも、結構楽しめるかもしれません。
悪かった点
○ボリュームが少ない
チャプターは大きく分けて全部で3つ。
スムーズに進めば、クリアまでのプレイ時間は3時間~5時間程度でしょう。(それ以下かも)
トロフィーの取得も容易で、プラチナトロフィーはありません。
パッと終わらせたい人には良いかもしれませんが、もう少しこのゲームの世界を堪能したかったです。
○作りが少し雑?
インディーゲームということもあるのか、操作性や演出の作りが少し雑です。
PS2時代のアクションゲームを思い浮かべてもらえば良いかもしれません。
文面じゃ説明しづらいですが、操作しててもどかしい部分などありました。
日本語字幕も、ズレてるのか誤植なのか、会話が噛み合ってなかったりする場面もありました。
(男性キャラが女性言葉を使っているなど)
総評
グラフィックもまぁまぁだし、操作性も決して良くはありませんが
アクションのシステムは面白いし、世界観も個人的に好きでした。
インディーゲームなので多少は大目に見るべき部分はあります。
ただボリュームが少ないので、自分はPSプラスのフリープレイでプレイしましたが
配信価格1,535円というのは少し高く感じちゃうかも? 1000円ぐらいが妥当かなと。
でもこういうこじんまりとしたアクションゲームもたまには良いですね。
複雑なアクションばかりやっているとこの手のゲームが恋しくなったりします。