クロスレビュー
アクションとしてはオーソドックスだけど、演出や見せかたが独特で、途中でやめられない不思議な魅力がある。過激なシーンやセリフ回しも多いが、嫌な感じがしないバランスのよさは○。大きな敵との戦いで視点が見にくいなど遊びにくさも感じるが、それを払拭させるパワーがあるね。
週刊ファミ通1306号より
血しぶき出まくりのアクションは、ハイスピードで展開されるので、嫌悪感を抱かず楽しめる。システムの独自性は強くはないが、世界観やキャラなどすべてを混ぜ合わせると、この世でただひとつの、独創的ないびつさと魅力を併せ持った作品となる。最後の最後まで目と耳が離せない!
週刊ファミ通1306号より
狂気と美しさを感じさせるようなキャラや世界観が魅力的。戦闘中に交わされるさまざまな会話もおもしろい。前作に比べ、ドラゴンの乗り降りが任意で行えず、上空戦の動きも自由度がやや下がった印象だが、ドラゴンに騎乗して地上の敵と戦う地上決戦は爽快。アクションも軽やか。
週刊ファミ通1306号より
壮絶な物語と、予想外の演出の連続にどんどん引き込まれる。キャラクターたちが、戦闘しながらしゃべりまくるのも驚きです。アクションの途中でも、武器の切り換えがサッと行えるのもいいね。ロードが少し長く感じられたり、チェックポイントの間隔が長めなのはちょっと気になる。
週刊ファミ通1306号より
良かった点
他ではあまり見ない印象的で魅力的なキャラクター、地上アクションの軽快さ、
前作の評価からの期待度、確実に思い起こせるのはこれらくらいです。
悪かった点
まず頻繁かつ長いロード時間、常にプレイのペースと意気を乱してきます。
ゲーム内容はよく出来ているだけで特に煮詰められてるわけでもなく、
斬新さも感じさせず、淡々と雑魚掃討作業が基本。
処理落ちも多く、アクション中頻繁にカクカクと一時停止したり、
敵や敵弾の多い砂の国のあるシーンでは完全にスローモーションになりました。
一番楽しみにしていたストーリーはろくに設定説明が無く謎だらけの世界観の中、
関係性希薄のキャラ達が何やら勝手に盛り上がり話を進めていくドラマ性皆無の
無駄話にこちらは置いてけぼり。
時折古臭く雰囲気を壊すギャグ?ユーモア?に寒さを感じさせられました。
そして真のENDルートに進む為には使う必要もない無駄に数多い
全武器収集を強いられ、極めつけは最終面のゲーム内容の異質さ悪質さです。
そこでプレイを諦め、中古屋買取に向かいました。
真EDは投稿動画で見ましたが、特に美麗映像演出、感動結末、ショッキング展開が
待っている事も無くただポカンとする内容でしたので、売った事を後悔することもなく、
最終面を頑張ってプレイせずに正解だった、と安堵したのが素直な感想です。
総評
大部分のゲーム内容自体はそれなりに完成され、楽しさもやりがいもあったのですが、
何といっても終わりが悪ければ全て悪い、という印象です。
ここまでプレイ後に落胆、後悔したゲームはそうありません。
ただ出来の悪いゲームなら許せますが、このゲームは開発、製作者サイドの
増長とと傲慢を感じざるを得ない許せない作品となりました。
未プレイの前2作を人気と評判から気になっており、
この作品から遊び始めようと思ってましたがやる気が失せました。
当然続編が出ても手は出さないでしょう。
クロスレビュー