良かった点
・今作は8人のキャラクターから好きなキャラを選べる。
・弱、中、強のパンチとキックがあり、3ボタンずつに配置している事。どのパンチやキックをしたいかをワンボタンで決められる。
・主に3パターンに分かれる各キャラクターの技コマンドがどれも覚えやすい。
・パンチやキック、そして技のモーションがカッコいい。
悪かった点
・技コマンドは覚えやすいが使い難い。中でもリュウとケンの昇竜拳はコマンドが難しい事で有名だが、本当に好きなプレイヤーでなければ使う事すら難しく、たまたま使えてたまたま当たればラッキーという感じ。
・上記に関連して技が発動しやすい時があるが、発動しにくい時もある。発動しやすいのはいいが、しにくいとなるとここだ!という時に使えなくてすぐやられる事もあるのがいまいち。
・アニバーサリーコレクションにはあるけど当時はある訳ない途中セーブ。やっぱ途中セーブないと大変だよね。それでも途中セーブせずにクリアしたのはびっくりだったけど。スーパーファミコンとかアーケードじゃなければ途中セーブはあってもよかったと思う。
総評
スーパーファミコン版は全世界630万本売れた、プレイしてなくてもタイトルは知っていると思う超有名シリーズの超有名タイトル。今日の対戦格闘の基準を作ったと言っても過言ではない本作。ストリートファイターの名の通り、様々なステージで8人のキャラクターが闘う。
3種類のパンチとキックやガード、ジャンプといった様々なアクションを駆使し、覚えやすく程よい種類の技を組み合わせて強敵に挑んでいく。得意なプレイヤーならパンチとキックの組み合わせでコンボを駆使したり、技をキャンセルなんて事もしたりして、その戦法にはとても幅がある。だが得意でなければたまたま当たったとか、技を使いたいが為にガチャガチャとコマンド入力している時のパンチやらなんやらがたまたま当たって更に技を発動したりと、そのつもりじゃなかったんだけどカッコいいという面白い楽しみ方がある。
しかしそういう点について、そういう面白さもあるが一方で自分でキャラを操作している感じがしない時もあったりする。あえて言うならキャラに指示しているような感じだ。
弱、中、強という3種類のパンチとキックがあるのは面白いが、隙の大きさが違ったりする事から強パンチをした後にすぐしゃがみたいけど動きが遅くて敵の技が当たったりとか、パンチとキックとガードを瞬間的に使い分けなければならないが、対戦格闘が得意でなければそこまで瞬間的に動く事はとても難しい。するとだんだん自分がどんな操作をしたいかも判断が難しくなり、その結果、今瞬間的に何やってるか分からないとなったりする。きっとそれが自分が操作している感じがしない点なんだと思う。この時にこうした方がいいかもしれないけどやってくれるかどうか、という感じ。それはシステムで考えると弱、中、強と3種類ある上に隙の大きさの違いからその後こうしたいけど動きが遅いという事だと思う。戦略面でのレベルが高いと同時に難易度のレベルも高いと思った。