まさに執念。本数もすごいが移植のクオリティーが高いこともすばらしい
アケアカシリーズとは、1980年代、1990年代を中心としたアーケードゲームを復刻していくハムスターによるプロジェクト。古きよきクラシックアーケードゲームを残し、世界中に広めることを目的としている。本プロジェクトのうち、SNKのNEOGEOタイトルを復刻したものは“アケアカNEOGEO”、それ以外が“アーケードアーカイブス”となる。
本日配信を開始した『F/A』を含めると、アケアカシリーズは計308タイトル、アケアカNEOGEOシリーズは108タイトル。合計416タイトルがリリースされたことになる。
アケアカシリーズはNintendo SwitchとPS4、アケアカNEOGEOシリーズはNintendo Switch、PS4、Xbox One、PC(Windows 10)で展開されている。機種別にカウントすると、なんと1025タイトルがリリースされている。海外版や別バージョンなどが収録されているものも多いため、実際に復刻されたタイトルはさらに多いということに。
なお、先週までに配信されたタイトルは以下の通り。
復刻タイトルのなかには、あまり国内で出回らなかったものや残存する基板がほとんど確認できない貴重なタイトル、復刻が難しい版権ものもある。アケアカはまさに“アーカイブ(保存記録)”という言葉がふさわしいプロジェクトと言えよう。
これまで復刻された作品の数ばかり注目してしまったが、驚くべきはタイトルひとつひとつの移植クオリティー。とくに昨今は、全一(全国トップ)クラスのプレイヤーが監修していることも多いのだから驚きだ。
さらに、中断セーブ機能や連射機能、さらに5分間のスコアを競う“キャラバンモード”や中断セーブなしでのスコアを競う“ハイスコアモード”なども搭載し、オンラインランキングまで充実しており、まさに言うことなし。
このクオリティーを維持したまま、2017年3月3日からは毎週連続ペースでタイトルを配信。2019年9月15日には、ついにギネス世界記録を授与されるまでにいたった。これにはお盆や年末年始も含まれ、現在もなお連続記録を更新中だ。
また、2024年5月18日(土)には10周年を記念したイベントも開催される。