個性的なヒーローたちのコミカルなストーリーも秀逸
2013年（平成25年）8月24日は、Wii U用『The Wonderful 101』（ザ・ワンダフル ワン・オー・ワン）が発売された日。本日で発売から10周年という節目を迎えたことになる。
『The Wonderful 101』は、任天堂から発売されたアクションゲーム。開発は『ベヨネッタ』シリーズや『メタルギア ライジング リベンジェンス』、『NieR:Automata』（ニーア オートマタ）などで知られるプラチナゲームズが手掛けている。
世界中から集まった100人ものヒーローたちを指揮して敵を蹴散らしていくのがとにかく痛快で、多くのアクションゲーム好きたちを唸らせた作品だ。ヒーローものの映像作品をモチーフにした場面やお約束の変身バンクのような見どころも満載で、その手のジャンルに詳しい人が見れば悶絶・大興奮間違いなし。
Nintendo Switch、プレイステーション4（PS4）、Steamで発売されたリマスター版『The Wonderful 101: Remastered』向けの無料DLC『The Wonderful One: After School Hero』が2023年5月19日に配信されたばかりなので、つい最近まで遊んでいたなんて人もいるんじゃないだろうか。
プレイヤーは地球連合秘密防衛機構“センチネルズ”101人目のヒーローとなり、超人的なパワーを持つ100人のヒーローたち（ワンダフル・ワンダブルオー）を操りながら外宇宙から現れた“ゲスシャーク星団連合無敵艦隊”を打ち破るのが目的となっている。
本作最大の特徴は、ヒーローたちを合体・変身させて巨大な武器とする“ユナイト・モーフ”だろう。Wii Uのゲームパッドの画面に簡単な図形を描くことで大勢のヒーローがワラワラと集まり、丸を描けば巨大な手の形をした“ユナイト・ハンド”に、直線を描けば巨大な剣“ユナイト・ソード”に変身。戦局に応じてさまざまな形に変身しながら蹴散らしていくのがユニークだ。
ほかにもガン、ウィップ、ハンマーなど形状はじつに多種多様。特定ステージ限定のドリル、ブーメラン、ナギナタなどおもしろいユナイト・モーフもたっぷりと取り揃えられている。
ステージ中で助けを求める者を救い出すのはヒーローの使命だが、救出した一般市民も特殊な技術によって臨時のヒーローにしてしまえるのがスゴイ。要救助者を円を描くように囲んであげれば隊列に加わり、最初は少なかったヒーローの人数がどんどん増加。より大きくて強力なユナイト・モーフを発動できるようになる。
また、ユナイト・モーフは攻撃のためだけでなく、ステージギミックを解くのにも役立つ。合体して橋を作って向こう側に渡ったり、はしごになって高所へ登ったり。あるいは巨大なハンドルをユナイト・ハンドで掴んで回したり、鍵穴にユナイト・ソードを突っ込んで鍵代わりにして扉を開けてしまったりと応用方法は無限大だった。
“ワンダフル ミッション”モードでは、最大5人までの協力プレイも可能だったので友だちと熱い乱戦を楽しんだ人もいるんじゃないかな。みんなで連携してユナイト・モーフをくり出せば圧倒的な強さを発揮。ハイスコア稼ぎに夢中だった人もいるはずだ。
2020年6月11日には、前述のリマスター版『The Wonderful 101: Remastered』がNNintendo Switch、PS4、Steam向けにプラチナゲームズから発売された。
2023年5月19日には無料DLC『The Wonderful 101: Remastered - The Wonderful One: After School Hero - Part 1 -』が配信開始。翌週には後編にあたる『- Part 2 -』も続けて配信された。こちらは本編とは異なる横スクロールのシューティング・アクションゲームとなっている。
また、こちらの無料DLCは独立した作品としてもダウンロード販売されている（PS4版を除く）ので、本編を持っていなくてもプレイが可能だ。興味があれば本編のほうと合わせて遊んでみるといいだろう。
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