かなり古いゲームですが…これでもあり、ですよね^^;?
まず、キャラクターの動きがとても滑らかで、可愛らしいです。
いろんな行動を取ってくれます。パターンが非常に豊富です。
最初の頃は能力や思考力が足りないので、特にありえない行動を連発し、プレイヤーを困らせたり、笑わせたりしてくれますw
物語を進めていく上で大切なのが主人公のピーノに
「もの」「こと」に対する行動を教えていくことなのですが、
最初は全く思い通りに動いてくれないピーノにはらはらどきどき。
もうちょっとで出来そう、となったときには画面越しに惜しい!と声をかけ、
根気よく教えて、とうとう出来るようになった時にはピーノと一緒に喜ぶ!
と、やっているうちにまるで実際に子供を見守る時のような気分になれます^^
重要なイベントでは、逆にプレイヤーが一切手出しできず、完全にピーノの行動を見守るだけになるので、上記の見守る時の気持ちがさらにUPです!
このゲームの一番の魅力は、この「見守りたくなる感」なのかなと思います。
逆にやりづらかったことは、アイテムの出し入れ・モノへの指示です。
アイテム同士が重なってしまうと非常に取りづらい+誤操作してしまう。
モノへの指示も同様です。
普通の十字キーコンだとうまくいかない、イライラする場面というのがかなりありました。
ちいさめのアイテムならなおさらです。
うまく掴めない・指示が出来ない、で困ってしまいました。
おそらく、マウスでならばやりやすいのかと思います。
残念ながら、このソフトは移植・リメイクなどがされておらず
プレイする場合はSFCソフトでのみ、になっております。
しかし、童話のようなストーリーやSFCの中でも上位のグラフィック、キャラクターの良さ等、どれを見てもとても良いゲームです。EDは号泣しましたw
もし興味持たれた方は是非、今一度SFCの電源を入れてみてくださいませ。
エニックスの育成ゲーム。RPG的要素を含む。
機械の少年ピーノを作った博士が捕まってしまい、
プレーヤーは妖精型ロボットを操りピーノを育てていく。
そして様々な感情を獲得し成長していく、という流れ。
男の子と画面の中のピーノがキャッチボールをする
印象的なTVCMが記憶に残る。
基本的にプレーヤーとピーノとのコミュニケーションの形で進む。
各種マップにはたとえば家なら戸棚や扉などのギミックと、
ボールや本などのアイテムがあり、それらを示すことで
ピーノは何らかのアクションを示す。
はじめはピーノは扉を開けることさえおぼつかない。
行動に対して「正しい」「間違っている」といった
リアクションを返すことによって、ピーノはとるべき行動を
覚えていく。また、行動によってパラメーターが変化し、
たとえば運動をすれば身体能力は上がるが知的能力が下がり
勉強をすればその逆となる。
よくできているのは、たとえば「自信」を過剰につけると
こちらの命令を聞かなくなってしまったり、
「やさしさ」をつけすぎると戦うことができなかったりと、
各種パラメーターが高すぎてもよくない、という
価値の多様性がある部分。
全体的に話は童話的で、キャラクターにも愛らしさがある。
暖かい感覚のゲームで、全年齢にお勧めできる良作。