良かった点
○今までにない、新感覚なホラーゲーム。
このゲームのテーマは「光と闇」です。
主人公アラン・ウェイクが書いた小説が具現化した世界では、闇が敵として襲ってきます。
人間に取り付いて襲ってきたり、物体に寄生してポルターガイストのようにして襲ってきたり・・・。
それらは、懐中電灯などの光を照らすことで闇を振り払うことができ、実体化した敵を銃で倒すことができるようになります。
敵は、暗闇から現れます。急に現れた敵にライトを当てながら戦うのはかなりの緊張感と恐怖感を感じることが出来ます。
○まるで海外ドラマを見ているかのようなストーリー展開。
このゲームはいくつかのチャプター構成となっており、それぞれのチャプターが海外ドラマで言う第○話なのです。
なので、次のチャプターが始まる際は「これまでのアランウェイクは」という始まり方をします(笑)
ゲーム中も、特に序盤はムービーが多く、ドラマを見ているような感覚になるのではないでしょうか。
キャラクターも、実在の俳優がモデルとなっているのでリアリティがあります。実写の映像もゲーム中に流れたりします。
至るところに落ちている「原稿」を読むことでストーリーの筋書きが詳しく把握できるし、謎のQRコードやメッセージもあるので探してみてください。
○「闇」と「光」の表現が凄い。
先ほども言いましたが、このゲームのテーマである「光と闇」。
プレイ中はほとんどが夜で、しかも1人。仲間と共闘する場面もありますが数少ないです。
暗闇で一人懐中電灯を握り締め、心細い中進んでいく様は良い緊張感を生み出します。
ほかに、敵の闇を振り払うときや銃弾を当てたときの火花や、森の木々、迫り来る闇など、グラフィックも美麗です。
悪かった点
○ストーリーを100%把握するには2周する必要がある。
このゲームを好きになり、自然と2周目をプレイするのなら問題ありません。
ですが、手っ取り早く1周目で把握したいのにーって人には残念かもしれません。
一度クリアすると、一番難しい難易度ナイトメアが解放されます。
このナイトメアのモードでプレイすると、他のモードでは出現しなかった「原稿」が追加され、よりストーリーを堪能することできます。
総評
特に悪い点は見つかりませんでした。
吹き替えの声優も良かったですし、ストーリーも面白い。
全体的にサイレントヒルを思い出させるような雰囲気でした。
そんなに長くないストーリーなので、割と短い時間でクリアできると思います。