まさに正統進化といった内容。前作の物語を知らないと、若干わかりづらい部分もあるが、ストーリーが丁寧に描かれており、先が気になる展開。オープンワールドとまではいかないものの、移動可能な範囲が前作よりも格段に広くなり、より探索の楽しさが高まっている。美しくも狂気に満ちたグラフィックは、ときには斬新で驚きも感じさせる。素材集めや武器のクラフトなど、やり込み甲斐も十分。
週刊ファミ通1507号より
前作は、難解な物語と高い難度で、どちらかというとコアゲーマー向けの作りだったが、本作はストーリーがわかりやすくなり、難易度選択の幅が広がったことで、ライト層でも遊べる作品になった。かといってヌルくなったわけではなく、何が起こるかわからない精神世界をさまよい、異形のクリーチャーに追い回される恐怖を存分に味わうことができる。個性的な登場人物や、先を知りたくなる展開も○。
週刊ファミ通1507号より
不思議な精神世界での恐怖体験は、ゾクゾクさせられながらも、思わず引き込まれてしまいます。各種のホラー演出だけでなく、アクション面においても、ステルスあり、手強い敵とのバトルありで、静と動のメリハリが利いている。難易度の選択と照準アシスト機能によって、幅広いプレイヤーが遊びやすくなっているほか、前作と比べてストーリーがわかりやすい構成になったところも好ましいポイント。
週刊ファミ通1507号より
点在する残酷なアートが、ほかにはない恐怖を醸し出し、イヤな汗が止まらなかった。前作は、閉鎖空間での重苦しさが強かったが、本作ではどこに敵が潜むかわからない不安や、クリーチャーの不気味な声がジワリと効いてくる。ふと入った家屋で突如始まる、過去の追体験も恐ろしいが、そのおかげで作品の背景がわかるのがうれしい。物語が哀しい展開を見せるのも意外。難易度選択もありがたい施策。
週刊ファミ通1507号より
良かった点
半オープンワールドくらいのエリアを複数用意し、そこを探索したり、ギミックを作動させたりしながらサバイバルホラーを楽しむことができる点。エリアの広さは広すぎず、また狭すぎずで丁度良い広さだったかと思う。
前作では調達できる弾薬が少なすぎて、ミスはあまり許されない面があったかと思うが、今作ではだいぶ緩く設定されてます。ストーリーの繋がりやホラーの部分は継承しつつ、遊びやすくした作品です。
悪かった点
区画によってはやや難しく感じところがあるかもしれない。とはいえ、そんなものは大した問題ではなく、クラッシュしてエラーが出る方が、ある意味ホラーよりも怖かった。アップデートで改善されたのだろうか?
それでセーブ回数が制限して遊ぶモードで苦戦した感じかな。
総評
前作よりも遊びやすくなったサバイバルホラーゲームです。サバイバルホラーというと、難易度的に難しいというイメージがあるかもしれませんが、これは前作と比較するとだいぶ簡単になったという印象が強い。コツコツと探索して楽しめる人向けかな。
主人公は家族愛を全面に出した描き方だったので、前作のようなキザな面が無くなったのは少し残念に思えた。