閉鎖された空間でくり広げられるドラマは、さまざまな伏線や意外な展開もあり、先が気になって夢中になれる。センシズ(印象)の入力で、物語が分岐するのは斬新。ただ、物語や登場人物の性格を理解したうえで判断するため、トゥルーエンドへの道は険しいが、やり甲斐はある。
週刊ファミ通1227号より
“SSS”という独自の物語分岐システムは、わかりにくい部分もあるが、理解すると正解と思われる行動を導き出しやすくなり、楽しくなる。登場人物の誰を信頼し、誰を疑うか? という部分も、“SSS”でより強調され、シナリオの謎解きがさらにおもしろくなるし、先の展開が気になっていい。
週刊ファミ通1227号より
伏線や謎だらけのストーリーで、グイグイ引き込まれる。展開もテンポがよく、ヒントやスキップなど、プレイしやすい機能も充実。“センシズ・シンパシィ・システム”は、直感的に行動を選べるのが○。でも、どう数値を振り分けることでどんな結果になるのかが、最初はわかりにくそう。
週刊ファミ通1227号より
会話による選択肢がなく、感情の数値を振り分けることでシナリオが分岐していく“センシズ・シンパシィ・システム”は斬新。ただ、それゆえにわかりにくい部分が少々ある。それでも、綿密に描かれた世界観や登場キャラクターたちが魅力的で、グイグイとゲームに引き込んでくれます。
週刊ファミ通1227号より
かのever17を監督した中澤さんが原案だと知り、興味を持ちました。
異例の体験版で十時間分などスタッフが自信満々だったのと、設定が面白そうだったのであえて体験版はプレイしませんでした。
ルートAとルートBがあります。Aルートは事故が起きたとある研究所の中での事件、Bルートは高校生の平凡な日常が描かれます。
ルートA、Bはどちらからでも進められますが、Aルートからプレイすることを推奨します。 ルートBからプレイするとまた違う味わいがあるとは思いますがAルートの魅力が半減してしまうと感じたからです。
このゲームは多くの不可解な謎と専門的で難しい用語があり、すべてを理解するには大変な労力を要しますがそれがこの作品の最大の魅力です。
TIPSと呼ばれる用語解説もあるのでさほど心配はないと思います。
分岐システムは今までにはないセンシズ・シンパシー・システムと言って、そのキャラクターを良く思っているかを入力します、この入力値の違いで分岐します。
絵・背景について文句のいいようがありません。さすがみけおう先生。
女性キャラは皆、魅力的で表情が豊か、CGの質も最高です。
おっさんや男キャラも出番は少なめですが手抜かりはありません。
テキストについては変な言い回しもなく、プレイヤーに配慮された読みやすい文章でまったくストレスは感じません。
肝心のシナリオですが、これは全く問題ありませ。、今年のADVの中でも最高峰。
かのever17や昨年大流行したシュタインズゲートにも引けをとらない素晴らしい出来です。
特にAルートは衝撃を受けました。
姿の見えない殺人者にどこにもいないの要救助者、仲間の不可解な死と明確に示される殺意。仲間さえ疑わざるを得ない出来事、ミステリー好きとして、これはたまらないものがありました。
そしてそのすべての謎に答えがあります。
プレイ後はスッキリできますね。
BGMもなかなかの出来です。
聴いてるだけで不安を煽るようなものから、穏やかな日常を感じさせるもの。
佳境に入ったというときに流れる 「the brave decision」は鳥肌がたちました。
今までやってきたADVの中でもかなりの良作です。
買って損はありません。絶対に。
購入を迷ってる方、興味のある方は是非プレイしてみてください