クロスレビュー

平均

8.3
ロシア、イギリス、アメリカの3ヵ国の兵士となり、史実に沿った激戦を戦い抜け。Xbox Liveに接続すれば、最大8人によるオンラインでの対戦も可能だ。
発売日
2006年06月15日
価格
6980円 [税抜]
ジャンル
FPS・TPS
メーカー
KONAMI
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コール オブ デューティ2(Xbox 360)のレビュー・評価・感想情報

カミカゼ長田
ファミ通公式 Xbox 360
8

ひとり用は従来どおりのミッションクリアー型。変わり映えしないけど、ボリュームはそれなりにある。マシンパワーの恩恵で臨場感は抜群。ステージの作りも丁寧で、FPSとしては高レベル。ネット対戦は最大8人と人数的には少々寂しいけど、協力プレイ&対戦は十分楽しめる。

週刊ファミ通914号より

吉池マリア
ファミ通公式 Xbox 360
8

全ボタンを使うが、操作は覚えやすく、かつ快適。また、小刻みにオートセーブをしてくれたり、ゲームオーバー後も即リスタートできるなど、細かな部分もしっかり作られている。シングルプレイのミッションは豊富で、マルチプレイの8人対戦は止め時が難しいくらい燃えます。

週刊ファミ通914号より

山本ペンキ
ファミ通公式 Xbox 360
9

第二次世界大戦モノのFPSは食傷気味でしたが、コイツは別腹。ステージごとの細かな目標がどれも凝っており、味方の動きを予測して突破口を作るような戦いかたもできます。操作性がかなり快適でストレスなく戦闘が楽しめるし、ネット対戦も豊富なルールを選択できますよ。

週刊ファミ通914号より

キッシー嵐山
ファミ通公式 Xbox 360
8

ミッション型の戦争物としては比較的操作がシンプルなので、初心者にも安心。操作性も良好で、思うように動けずイライラすることはないでしょう。敵味方ともしぶとく、なかなか死なない点を、リアルと見るか否か。対戦も力押しでは乗り切れないので、工夫する必要があります。

週刊ファミ通914号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

ハイルナー
Xbox 360 2013-03-28 00:29:51投稿
9

良かった点
グラフィックが非常にリアルで生々しく、敵を撃った時の相手の挙動や、操作感、師団と共に協力し合いながら進んでいく感じは、ゲームでありながらも非常に現実的で、本当に一人の兵士になったかのような気分になる。
舞台自体も第二次世界大戦中とされ、連合国軍の主要三国(米英露)の兵士を操作し、NPCと共に協力し合いながら戦っていく、というゲーム進行になっており、ゲーム性も一人で突っ込んでバンバン敵を打ち倒していくというようなものでなく、様々な指示を出すNPCの声に耳を傾けながら、互いに協力し合い戦っていくいう風に、実際の戦争のそれに近い。
自分一人じゃ死ぬ、というところで味方が援護に駆けつけてくれた時や、戦線攻略のヒントを味方が教えてくれたりと、仲間の兵士たちと連携を組みながら敵を倒していく感じが非常にいい。
また、ミッションを下され敵を倒し戦線を進み次のミッションへ、といったミッションの繰り返しの合間合間にリアルタイムレンダリングムービーが挟まれており、これも作戦規模の大きさや、戦争の壮大さを感じさせるのに一役買っている。特にD-Day(ノルマンディー上陸作戦)のミッション開始時陸軍上陸のリアルタイムムービーが素晴らしく、敵国ドイツの兵隊たちがMG42の弾丸を滅茶苦茶に撃ち回り、海沿いに大量の死体が並ぶ光景は凄まじく、まるで映画のようだった。かつまた、映画のようでありながらもムービー自体はきわめて短く、場合によってはシナリオが進行している間も操作が可能だったりと、ゲーム性に大きく影響しない作りで鬱陶しさが無い。

それから、FPSと言ってもひたすら一人称視点で兵士を打ち倒していくだけではなく、戦車を操って戦う、ということもある。また、一人称視点のシューティングであっても、車に乗りながらの射撃、高台からの遠方狙撃。爆撃支援など、できる事は様々あり、シングルプレイも飽きにくい。

他にもシングルプレイ(ストーリーモード)とは別に、同じくCoD2を購入したXboxユーザとネットワーク通信によるマルチプレイが可能。
発売されたのはもう7年も前だが、驚くべきことに今でも、少し時間を待つか、或いはCoD2購入者の多い米国のゴールデンタイムに合わせて(日本との時差は14-7時間ほどなので、日本時間の10時-12時)マルチプレイに参加すれば、今でも割と不便なくマッチングが可能。オンラインプレイをやりたいと言う人も、多少の不便に目をつむれば遊ぶ事が出来る。

難易度調整も初期段階でEasy-Normal-Hard-Veteranと選択可能で、シングルプレイでは初心者も安心してプレイが可能。FPSの基本は押さえていないと中々苦しいものもあるが、仲間のNPCも援護してくれるので、一人で突き進んでいくようなFPSよりは遊びやすい作りなのではないかな、と思う。

悪かった点
このゲームではクリアするのに仲間の協力が欠かせないのだが、上手く立ち回らなければNPCが戦線でも隠れているだけだったりすることもあり、NPCの先導の仕方などを感覚や方法を掴まなければ、死亡覚悟で敵の集団に突っ込んだりしなくてはならなくなる。この為、一人で世紀末感全開で銃を乱射したりしたい、と言う人にはあまり向かないかな、と思う。

また、第二次世界大戦を舞台としているため、世界観が重く、プレイに爽快感が薄い。血などの描写は無いため、グロテスクなものが映る事はないが、それでも大戦争下を舞台に人を殺して回る、というのは中々良い気はしない(こんな事を言っていると、殆どのFPSが出来なくなるのだけども)。
特にVeteranなんかの難易度は極めて現実志向で、ダメージ量の少ない連射型の銃であっても、1秒以上続けて銃撃を受け続けると死亡。スナイパーライフルやRPGなどの強力な武器の場合、一度喰らえば即死で、ひょっこり物陰から顔を出した途端に銃撃が飛んできて死亡、なんて事がある。流石にこれだけ苦しい戦線を舞台に戦っていると、気分が重くなる。

それから、マルチプレイでは、7年前のソフトと言う事もあり、廃人と呼ばれるような超級プレイヤーが多く、初心者にはかなり辛い。
訳が分からずオタオタしていたりすると、稀に”熱烈なラブレター”が送られてきたりする他、カモにされたりすることも多々ある。一応マッチングもスムーズで、オンラインプレイの設備は一通り揃ってはいるが、あまりお勧めできないかな、というところ。

総評
7年前の、PS2全盛時代のゲームとしては非常に高精細かつリアルで、現在の最新作であるCoD:BOシリーズやCoD:MWシリーズと比べると大分劣るものの、プレイする分にもそれほど気になる事はないんじゃないか、と思う。
ちょっとプレイに癖はあるものの、難易度調整も可能なので、雰囲気は重く楽しくプレイするには合わないが、難易度的な面ではきちんと誰でも遊べる優しい作り。

第二次世界大戦という史実を基にしたゲームだけあって、爽快感こそ薄いものの、重厚さがあり、ガッツリその世界にのめり込めるようなFPSをやりたい!という人に勧めたいFPS。


現在ではパッケージ版の入手が困難で、他コンシューマ機でマルチ展開などもされておらず、且つXboxゲームオンデマンドなどでも配信されていないため、日本語字幕版の入手は困難だが、日本語字幕にこだわらなければSteamなどで海外版の入手が可能なので、購入される際はこれがいいかな、と思う。

クロスレビュー

平均

8.3
ロシア、イギリス、アメリカの3ヵ国の兵士となり、史実に沿った激戦を戦い抜け。Xbox Liveに接続すれば、最大8人によるオンラインでの対戦も可能だ。
発売日
2006年06月15日
価格
6980円 [税抜]
ジャンル
FPS・TPS
メーカー
KONAMI
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