PSレースゲームの代表格「グランツーリスモ」と対局的なアニメ調のグラフィックや集中線などの画面効果など見た目重視のレースゲームかと思いきや、きちんと駆動形式の違いが操作に反映していたりとリアル指向も忘れていない。
リッジレーサーが1、グランツーリスモが10だとするなら6.5くらいの挙動。
アトラス社の「峠」シリーズのドリフトボタンを押さない挙動にかなり近い。
モデムを使ってネットワークに接続すれば自分でチューンナップ(ステッカーチューン含む(笑))したクルマでレースをしたり、クルマを見せびらかしてチャットをしたり、ステッカーを交換しあったりと「クルマコミュニティ」な遊びも出来る。
もう一つの目玉は”VJシステム”
コースを走ったのを客観視点で見る「リプレイ」に分割、カラコレ、ブラー、巻き戻しといった様々な効果や実際に活躍しているVJが作った映像を重ねて「VJごっこ」が出来るというシステム。
このVJシステムが思いの外デキがよくて数多く発売されているVJソフトをキチンと研究していると感じられます。
特にL(リプレイ映像)、R(VJ素材)スティックの上下で素材選択、左右でオン、オフはとても感覚的に操作出来、□、△、○でエフェクトをダイレクトに画面にオン、オフが可能。
さらにこのVJシステムではVJパフォーマンスを保存することが出来るので、何度も曲を聴いて練習した後に録画するもよし、本場VJ気分で初めて聞く曲で即興でプレイするもよし、録画したパフォーマンスを持ち寄って鑑賞会するのも楽しそう。
本来のガレージライフモードそっちのけで「カッコいい映像素材」を作るためにクルマを走らせています。
さらにVJモードも本気プレイの為、左手で左右スティック、右手で各種ボタンなんて変則持ち。
メモリカード満杯になるVJムービーを作ってしまいました。
要素追加されたアッパーバージョンの「U.S.-tuned」が出ているので、今買うならそちらを。