クロスレビュー

平均

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主人公の黒澤怜など3人のキャラを章ごとに操作し、それぞれの能力を駆使しながら出現する怨霊と戦おう。悪夢と日常の世界を行き来して謎を解いていくのだ。
発売日
2005年07月28日
価格
6800円 [税抜]
対応機種
PS2
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
テクモ
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零 〜刺青の聲〜(PS2)のレビュー・評価・感想情報

蒼紅
PS2 2006-12-09 09:15:38投稿
8

設定…A/ストーリー…C/システム…B/グラフィック…A/音楽…B
概要ですが、零3部作の最終作です。物語に多少の繋がりはありますが、最低限のことは今作だけで説明されてますので、「零の世界をもっと知りたい」と思う方は、前作・前々作のプレイを推奨します……というか、是非やっていただきたいと思います。
さて、今作の恐怖の舞台は、人間が寝たときに観る夢の中です。このゲームをして、私は考えた部分があります。それは、「夢の中の恐怖」と「現実の恐怖」はどっちの方が怖いのか、です。
夢の中の恐怖でしたら、夢から醒めれば恐怖から「逃れられる」ので、その分マシでしょうか。ですが、このゲーム、夢の中の恐怖から逃れられません。しかも、その夢の中の恐怖が、ゲームの中の現実とリンクしてしまっています。
これが何を意味しているか、分かるでしょうか?
『所詮、夢』じゃないんです。「夢」が「現実」を侵蝕しているんです。このゲームをプレイしてて、安らげる時なんてありません。
更に、このゲームは追い討ちをかけるようにして「生存者症候群」の物語も孕んでいます。というか、これこそが今作のメインテーマのような気もしますね。
詳しく語ってしまうとネタバレになってしまいますので言いませんが、今作の主要キャラたちはいわゆる「○○○○」です。そして、そのことに罪悪感を感じながら日々生活を送っています。そんなキャラたちが織り成す救いようのない物語は、まさに零シリーズ独特の恐怖のカタチの一つだと思います。
システムに関しては、たぶんプレイした方のほとんどが同じような不満点を指摘するでしょう…。やれば分かると思いますが、新規要素が失敗してしまっています。
零シリーズのゲームの中の雰囲気というのは、私が今までやってきたどのゲームよりも私好みであり、私に多大なる影響を与えてくれました。それほど、私にとって「零シリーズ」というのは思い入れの深い作品となっています。
零シリーズのプロデューサーである菊池氏とディレクターの柴田氏に敬意を込め、零シリーズを世に出してくれたことに感謝したいと思います。

クロスレビュー

平均

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主人公の黒澤怜など3人のキャラを章ごとに操作し、それぞれの能力を駆使しながら出現する怨霊と戦おう。悪夢と日常の世界を行き来して謎を解いていくのだ。
発売日
2005年07月28日
価格
6800円 [税抜]
対応機種
PS2
ジャンル
アクションアドベンチャー
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テクモ
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