『イナズマイレブン オンライン』プレイリポート

2014年6月、ハンゲームにてついにサービスが始まった『イナズマイレブン オンライン』。基本無料で『イナズマイレブン』の醍醐味をタップリ堪能できる本作の魅力を、プレイに役立つワンポイントアドバイスを交えつつお届けします!

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『イナズマイレブン オンライン』をやってみた! 第8回

2014-09-03 12:00:00

●プレイリポート第8回

 あの頃君は若かった……。

 20年前のいまごろを振り返ると、毎年夏休みの課題で大慌てしていた(※1)ものだが、いまは締切前にちゃんと慌てているので、少しは大人になっ……ている? と、自身の成長に不安を感じつつ、今回もプレイリポートをお届けする。

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<注釈>
※1 夏休みの課題は、夏休みが終わってからやる派だった。よい子のみんなは真似してはいけないぞ。
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▲懐かしの昭和スポ根の香り漂うヒーロー、円堂守。彼の勇姿が本作で再びよみがえる!

 さて本題。『イナズマイレブン オンライン』は、サービス開始から約3ヵ月が経ち、既報(http://www.famitsu.com/news/201408/22059718.html)の通り、ついに大型アップデートが実施された。そこで追加された機能のうち、“ランキングバトル”については前回のリポートで取り上げたので、今回は“ストーリーロード”をピックアップしよう。

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▲“ストーリーロード”は“3大アップデート”で追加された機能のひとつで、“ひとりで対戦”の新モード。

 ストーリーロードは、従来のバトルロードを一新して登場した新たなひとり用モードで、原作の名シーンを再現した会話イベントなど、より物語のおもしろさを楽しめるようになっている。“円堂守編”、“豪炎寺修也編”など、特定のキャラクターにフィーチャーしていて、BOSSステージをクリアーするとそれらのキャラクターが必ず手に入るのが特徴。

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▲あらすじやアニメ版を思わせる演出など、従来よりもストーリー性を重視したモードとなっている。

 今回のアップデートでは、円堂、豪炎寺、源田、鬼道、一之瀬の5人ぶんのシナリオが収録されている。円堂、豪炎寺、鬼道の3人は当然としても、ほかのふたりに関してはこのシリーズに長く付き合ってきた身としてもかなり意表を突かれたチョイスだった。

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▲ひとりぶんのシナリオをクリアーすると、つぎのキャラクターのシナリオが登場する。筆者は3人目の源田、5人目の一之瀬の登場が意外だった。

 第1期で選ぶとして、まだアフロディや、他チームのエースもたくさんいるなかで、彼らを差し置いて源田、一之瀬が選ばれているのである。

 一之瀬は、女子にも大人気なので、今回登場となったのかもしれない。源田はアニメでは鬼道、佐久間に続く帝国学園の3番手であり、第2期以降もそこまで出番が多くないものの、ニンテンドーDSの『イナズマイレブン』シリーズでは、能力や必殺技の使い勝手がよく、頼れるゴールキーパーとして重宝されていた(※2)という実績があるので、それを重視したということなのだろうか。ファン的にも渋いチョイスである。

 今後も定期的にステージは追加されていくようなので、アフロディやエイリア学園の面々と戦えるステージの登場にも期待したい。

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▲中学生には見えない貫禄を漂わせた、大物ゴールキーパー源田。

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<注釈>
※2 筆者もよくお世話になった。
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 肝心の本編のほうは、シナリオひとつあたり、5つのステージで構成されている。それぞれ、短いストーリーが展開するほかは、バトルロードと同じくCPUとの試合をこなすことになる。最初と最後のステージの前には長めの会話シーンが挿入され、アニメ版でおなじみのやり取りが楽しめる。とくに、初期の雷門中メンバー(※3)のやる気のなさは、後のチーム総熱血化(※4)を知る人にとっては、他人の黒歴史を覗いているようで楽しい(笑)。

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▲サッカー部なのにサッカーを拒否する情けない後輩、栗松。その見た目も相まって、溢れる三下感を拭い切れない。そんな彼が、日本代表にまで上り詰めることになるとは……。

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▲明らかに格上の豪炎寺にも平気で噛み付く染岡。男性ファンからの圧倒的な支持を誇る名脇役である。原作ではここで負け、その後も長い“噛ませ犬”人生を歩むが、最終的にはプロ選手としてイタリアに渡るまでになる。

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<注釈>
※3 物語開始時の雷門中サッカー部は、2年生の円堂、染岡、半田、そして1年生の壁山、栗松、少林寺、そして宍戸の選手7人と、マネージャーの木野秋しかいなかった。選手が7人しかいないことも驚きだが、そのうち半分以上が1年生というのもすごい話である。よく入部したものだ。
※4 チーム一丸となって毎日ハードなトレーニングを行い、さらにその後自主的に“特訓”をするという、それまでが考えられないほどの変身ぶりを見せていた。
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 ストーリーロードでは、そんな舞台設定も含めたストーリーの“美味しいところ”だけを味わえる。原作を観たことがある人はもちろん、よく知らない人も魅力的なキャラクターたちの背景を知ることで本作をより堪能できるようになるはずだ。

 ちなみに、このモードの難度はかなり低めに設定されていて、ゲームを始めたばかりの人でも問題なくクリアーできるようになっている。しかも、初回プレイ時のみ、ボス戦をクリアーすると必ず該当キャラクターが手に入る仕様。本作を初めてプレイする人は、まずこのモードから始めると、手っ取り早くメンバーを揃えられるだろう。

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▲上級者には物足りないかもしれないが、ストーリーを楽しんだり、ランキングバトルなど激戦の箸休めとして活用するといいだろう。

09

▲シナリオをすべてクリアーすると、報酬として該当キャラクターが手に入る。

 さて、ここまで8回続けてきたプレイリポートだが、ひとまずこれで最終回となる。といっても、気合の入った大型アップデートが実施されたように、ゲームのサービスはまだまだ続いていくので、皆さんも引き続き楽しんでもらいたい。どこかで対戦することがあったら、そのときはお手柔らかに!


イナズマイレブン オンライン
メーカー NHN PlayArt
対応機種 PCWindows
発売日 2014年6月4日
価格 基本プレイ無料(アイテム課金あり)
ジャンル シミュレーション / 超次元サッカーシミュレーション
備考 ●開発:レベルファイブ/NHN PlayArt

■著者紹介:ギャルソン屋城
元週刊ファミ通『イナズマ通信』担当編集のライター。 イナズマ歴は『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』以来だが、全国大会での最高成績は、東京予選4回戦敗退と可もなく不可もない残念な男。好きなキャラクターは木野秋(雷門中サッカー部マネージャー)。パスを細かくつないでゴールに迫る、パスサッカーが大好きなので、本作でも必殺タクティクス“グランドラスター”の搭載を切に願っている。
Published by NHN PlayArt Corp.
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