戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第11.5回

2022-06-14 14:17:00

戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

【ゲームソフトとマンガ版はかならずしも同じ展開ではない?】

 マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の原作となっている、ゲーム『戦場のフーガ』をプレイしてシナリオをご存じの方は「あれ?」と思われたかもしれませんね。

 じつは“公式コミカライズ”なんて言いかたをしていますが、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』はかならずしもゲームソフトと同じ展開というわけではありません。きっとこの先も読者の皆さんが知らない展開が待ち受けていると思います。

 これまでにもゲームのシナリオとの違いに、違和感を覚えた方もいるかもしれませんが、マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』はある意味で“公式”なのです。“復讐三部作”と銘打ってスタートしたプロジェクトの1作品である『戦場のフーガ』の公式コミカライズなのです。

 ではなぜストーリーが違うのに“公式”といえるのかでしょうか。それは『戦場のフーガ』というシリーズが“ゲーム→マンガ→ゲーム”と交互に描かれる時間軸を組み合わせながら体験することで、立体的に全貌が見えるように設計されて作られているからです。とくに、“ここから”の展開はだれもが知らない驚くべき内容になっていきますので刮目して読んでくださいね。

 そもそも、マエストロというキャラクター自体が『戦場のフーガ』には登場していませんからね。

 はい、『戦場のフーガ』には登場してはいないんです。

 だって『戦場のフーガ2』に登場するキャラクターなんですから。


【『鋼鉄のメロディ』は誰のために奏でられるのか】

 もうじきゲームソフト『戦場のフーガ』の続編であり、完全新作となる『戦場のフーガ 2』が発表となります。

 発表は、2022年7月中旬くらいになると思います。

 ゲームソフトもマンガも熱心に追いかけてくださっているお客様には、いきなり衝撃ともいえる展開というか驚くべき情報を与えてしまってショックを受けられるかもしれません。

 けれど、それも全部予定通りで計画通りです。

 そういうプロジェクトなんですよ、『戦場のフーガ』という作品は。

 全部の大枠は初めから決定していてその計画通りに物事は進んでいます(開発期間と予算以外は)。

 少しだけ長いお付き合いになるかもしれませんが引き続き『戦場のフーガ』プロジェクトをどうぞよろしくお願いします。


【余談ですが、“××.5話”エピソードに関しては松山がネームを描いています】

 完全に余談ですけどね、今回の第11.5話も前回の第5.5話も私がネームを描いて毎回それを足立先生にお渡ししています。

 なぜなら、『戦場のフーガ』の脚本に登場していませんからね、彼(マエストロ)は。

 打ち合わせして内容を把握していただいた上で足立先生には本編マンガを描き進めていただいています。この幕間にあたる“××.5話”というエピソードは、また次回も私がネームを描くことになると思います(予定では17.5話ですね)。

戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

【編集部コメント】

 『戦場のフーガ2』の発表は2022年7月に予定! とのことですが、

 「えっ? 何をもって発表? 今回もマエストロの発表があったり、発表いろいろもうしているよね?」

 と、思ったのは担当編集の私だけでしょうか……。

 な~んて野暮なツッコミはやめておきまして! 今回のインターミッションでは、マエストロのことや、ゲームとマンガのシナリオの違いの話などを松山社長に語っていただきました。これからの物語の展開はもちろんのこと、いままで掲載された物語も新たな視点で楽しめるようになりましたね。

 そしてなんといっても、未発表の『戦場のフーガ2』の今後の展開が楽しみですね!

 次回の『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』のマンガ更新は、2週ほど空きまして、2022年7月5日を予定しています!