『DDON』CBTリポート(ドラゴンズドグマ オンライン クローズドベータテストリポート)

2015年8月31日(アーリーアクセスは8月27日)にサービス開始予定の、プレイステーション4、プレイステーション3、PC用オンラインゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』。そのクローズドベータテスト1(2015年7月7日~15日)に参加した編集者やライターが、プレイレポートをお届け!

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【プレイ日記】パーティープレイ解禁までの流れを総括! 『ドラゴンズドグマ オンライン』アルファテストプレイリポート

2015-04-24 17:30:00

●遊んだ者をワクワクさせる壮大な世界がいま再び

 緻密に構築された重厚かつ壮大なファンタジー世界が、ユーザーの厚い支持につながった新世代のオープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』。多彩なジョブと自由にカスタマイズできる数々のスキル、広大な大陸に生息する個性的かつ多種多様なモンスター、森の新緑が匂ってきそうなほどの美しさと、光と闇の両面を描き出した雰囲気満点のグラフィック、そしてプレイヤーに忠実に付き従う異世界の旅人“ポーン”の存在など、その完成されたシステムと独特の世界観は多くのユーザーを虜にした。

 そして2015年、その名作が、ついにオンライン専用ゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』となって装いも新たに登場! 全国に散らばるまだ見ぬ“冒険者”たちと、ときに協力し、ときに競い合いながら、互いの息遣いをつねに感じつつプレイできるようになる! 本記事では、2015年4月20日から先行して始まった『ドラゴンズドグマ オンライン』のアルファテストを、リプレイ形式で紹介していこう。アルファテストはどんな流れで進行するのか、これを読めばおおよその形がわかるはずだ。

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▲古代からこの世界の理を司る白竜。黄金の竜との死闘の果てに竜力のほとんどを失い、レスタリアで眠り続ける。この白竜を守るのがプレイヤーである“覚者”の役割だ。

■まずプレイヤーの分身である“覚者”を作る!

 プレイヤーは白竜に心臓を捧げた不老不死である“覚者”のひとりとなり、広大な世界へと降り立つ。というわけで、ゲーム開始後はさっそく自身の分身となるキャラクターを作ることに。美麗に作り込まれたキャラクターモデルを詳細にカスタマイズして、見た目を変更できる。手を加えるのが面倒であれば、あらかじめ用意されたデザイナープリセットを使うことも可能だが、せっかくなので自力でいろいろと設定してみた。

 名前を決めた後に、髪型や体格、顔の造形や声など、思うがままに肉付けをしていく。オンライン専用ということで、ほかのユーザーの目を意識して、遠目からでもひと目でわかるように……それはもう無駄なくらいに巨漢なマッチョマンへと仕上げてみた。そして、職業となるジョブはファイター、ハンター、プリースト、シールドセージという4種類の中から、とりあえずもっともベーシックなものと思われるファイターを選択。これにて世界の一員となる第一の通過儀式は終了だ。さっそく世界へつながるオンラインの舞台へとダイブしてみるぞ!

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▲キャラメイクでは、身長と筋肉の量を最大に。いかつい体系を中和するため髪型や顔の造形、ファッションメイクは親しみが持てるファンシーなイメージで仕上げてみた……のだが、アルファテストでは写真や動画のアップは禁止されているので、ここは公開済みの画像素材で勘弁してください。

■覚者の初陣! グリッテン砦を襲うオークども撃破せよ!

 キャラクターを作成後、大迫力のムービーとともに覚者としての初陣となるクエストが発生。新人覚者として、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の覚者に付き従い、グリッテン砦を襲うオークの群れを蹴散らすことになる。彼ら曰く、初陣を迎える覚者には特別に白竜の加護がついており、本来の実力以上の能力を発揮できるそうだ。

 基本的な操作方法はつねに画面右下に表示されているうえ、レスポンスも抜群。軽快かつキビキビと覚者が動いてくれるため、ただ操作するだけでも心地いい。グリッデン砦に向かう道すがらにもオークらが出現したので、ファイターの主力となる連撃を使い、バッサバッサと切り結んでいく。うーむ、これは爽快だ! 

 グリッデン砦への突入後は、砦にいたNPCとも協力して砦の占拠を試みるオークどもを一掃。このあいだ、ゲームの進行に合わせてチュートリアルがつぎつぎと画面上に表示されるので、操作を確認がてら、初めての実戦を経験することができた。わかりやすく、しかもハイテンポでサクサクと進行するゲーム展開は、手応え十分!

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▲開始早々、レオと呼ばれる覚者たちとともに初めての実戦。白竜の加護のおかげで最初から強力なカスタムスキルを使えたため、苦戦することなくグリッテン砦の奪還に成功した!

■白竜神殿レーゼの“謁見の間”で白竜と対話

 グリッテン砦の奪還までが、この世界の物語を綴るメインクエストの“覚悟と兆し”に相当していたようで、覚者の拠点となる白竜神殿レーゼに到着した時点でこれがクリアーとなった。自動的につぎのメインクエストが始まり、ファビオというお調子者っぽい覚者から、謁見の間にいくことを促される。

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 白竜神殿レーゼでは、別のユーザーが操作する覚者の姿がちらほらと……。画面左下のチャットにも彼らの会話がつぎつぎと表示されていく。オンラインゲームならではの光景に好奇心と探究心がムクムクと湧き上がったものの、まずはメインクエストを進めるために寄り道やチャットは我慢! とりあえずファビオの言葉に従い、美しい意匠が施された謁見の間へと足を運ぶ。謁見の間には初陣で世話になったレオやイリスを始めとする複数の覚者がおり、さらに中央には巨体を横たえる白竜の姿があった。その巨大さと神々しさに終始圧倒される――。

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▲レスタニアの覚者を統括するレオを始めとする重要人物たちや伝説の白竜と対話。みずからも歴史を紡ぐ存在となった覚者の胸中に去来するものは――。

■解放されたソロクエストに挑戦してみる!

 白竜との対話後に、新たなメインクエストが発生。ひとまず謁見の間をあとにすると、クエストを自動的に受注し、宿場区にいるアーチボルトとレンテンという人物に挨拶をしろとのお達しを受ける。彼らとの会話は非常に重要で、会話後にカスタムスキルのセットやジョブチェンジのシステムを解放することができた。さらにレンテンからジョブの基本戦術を学べるクエストを受注して、ハイデル平原にある修練の祠に向かい、ファイターとしての操作の基礎を学ぶことに。

 修練の祠という薄暗いロケーションでの戦闘はいささか不安だったが、チュートリアルに従ってクリアーする形でスムーズに進行。再度レンテンからクエストを受注し、大型種のモンスター・サイクロプスとの戦闘も経験できた。ふたつのクエストから、盾で敵の攻撃を防ぎ、反撃するというファイターの基本的な戦術や、大型の敵との戦い方が学べたのは大きな収穫。実戦形式でファイターの操作を学びつつ経験値をゲットできるという、なんともお得なクエストだった!

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▲装備武器に応じて用意されているカスタムスキルは、自分の好きなようにボタンに割り振れる。実戦でどんどん使っていきたい戦技だ。

■遠出の準備をしっかりとして、テル村まで出向く

 このあたりで、クエストボードから受注できる、討伐・採取の2タイプのクエストが解放された。とりあえず簡単そうな討伐クエストをクリアーしてファビオに報告。一連のクエストの流れを経験したことで、新入りの覚者として最低限の知識を学べたようだ。となると、つぎに進めるべきは止まっていたメインクエストだろう。 

 ということで紆余曲折を経て、謁見の間でメインクエスト“和解の使者”を受注。“はじめてのおつかい”ならぬ“はじめての遠出”となるため、回復アイテムやランタンなどの準備を済ませてから、イベントマーカーを頼りにハイデル平原をひたひたと進み、一路テル村へと向かうことに。

 風にそよぐ草木が映える昼間の平原はひときわ美しく、いち冒険者としてのプレイヤーの目を楽しませてくれる。ただし、感動の風景を堪能できる道中でも、ゴブリンなどの敵が待ち構えており、盾とカスタムスキルを活用しながら、それらを倒しつつ進んでいく。生きた世界を冒険している実感が湧く瞬間だ。

 テル村では覚者と白衛騎士団のいさかいを仲裁することになったが、どうもこれは両者の感情面のこじれから来る争いらしく、ちょっと根が深そうな問題である。この後、ある場所でアンデッドどもをおっかなびっくりしつつ蹴散らすことになったのだが、正直、暗闇で奇声をあげるアンデッドの群れはとても怖かったです……。ひとりでの冒険時に、こんな恐ろしいシチュエーションは何度も味わいたくないなあ。そういった意味でも、仲間がいる安心感を得られるパーティープレイは必要不可欠かも?

 苦心しつつなんとか争いを収めることに成功した後は、テル村にある“拠点の礎”から、“リム転移”により神殿まで瞬時に帰還。無事に和解の使者の役割を果たすことに成功した。通常、リム転移はポイントを消費するが、神殿への転移は消費なし。これを利用すれば、広大な世界の移動も苦にならない。今後の冒険で頼りになりそうな移動手段だ。

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■覚者の忠実なる仲間、“ポーン”を解放せよ

 つぎに挑んだのは、頼りになる異界の戦士“ポーン”を仲間にするクエスト。真っ暗な洞窟へ向かい、徘徊する盗賊や狼たちにかなり手こずり、フラフラになりながらも出口まで到達。苦労はしたが、ゾクゾクするような闇への恐怖を体感できた。敵の息遣いすら感じ取れそうな、このリアルな空間の作りかたは、本作の大きな魅力のひとつだろう。

 目的地のポーン郷では、つぎなるメインクエストが発生。促されるまま、ポーン郷の内部にある異界の狭間を探索。遺跡のような巨大な建造物をさまようことになった。徘徊する敵が強めなため、ちょっと手合わせしては脱兎のごとく逃げ出すという、そんな情けないパターンをくり返すことになってしまう。そんなこんなしているうちに回復アイテムが底をつき、冷や汗をかきながらも建造物の最奥で目的のリムストーンの原石を入手。これを謁見の間へと持ち帰ると、待望のポーンとの出会い、そしてパーティープレイとワールドクエストが解放されることに! それにしても、歯応えのある探索だった……。

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▲覚者の忠実な仲間となる異界の戦士・ポーンの容姿も、プレイヤーキャラクターと同様に自由にメイキングできる。

 以上、駆け足でのプレイ日記となった。まだアルファテスト版ではあるが、短い時間であっても『ドラゴンズドグマ』ならではの奥深いシステムと緻密な世界観は、十分すぎるほどに堪能できた。しかし、ここまではいわば物語の序の口。ソロでクエストをこなし、ようやく覚者としての第一歩を踏み出したところなのだ。ワールドクエストの解放以降は、ほかのプレイヤーとともに冒険する、オンライン特有のパーティープレイが可能になる。それ以降が、覚者にとっての本番になるといえる。今後、そのパーティープレイを中心としたプレイ日記も綴っていきたい。



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