サイゲームスより配信中のゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)。明日、2023年8月24日(木)からは新たな育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”(以下、“プロジェクトL‘Arc”)が登場! 日本を代表するウマ娘を育成して、パリ・ロンシャンで開催される凱旋門賞にチャレンジするという、これまでにないスケールのシナリオに。今回はメディア向けに開催された先行体験会より、同シナリオの先行レビューをお届けします。

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凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?

日本を代表するウマ娘の挑戦! いまだ成らぬ凱旋門賞制覇

 シナリオのタイトルにもなっている“L‘Arc”は、フランス語でアーチや円弧を意味します。

 そう、今回のシナリオでスポットライトが当たるのは、世界最高峰のレースである凱旋門賞! 予備知識がなくても楽しく遊べるシナリオではありましたが、我々の世界における凱旋門賞の知識を仕入れておくことで、よりシナリオの解像度も高まると筆者は感じました。

 ……ということで、簡単に説明させていただきます。

 凱旋門賞は、1920年に創設されました。世界的な国際レースとして知られ、各国の誇る一流のサラブレッドが開催地となるパリ・ロンシャンに集ってきました。日本からは1969年にスピードシンボリ、1972年にメジロムサシ、そして1985年にシリウスシンボリが挑戦したもののいずれも10着以下の惨敗。海外のサラブレッドたちのレベルが高いというのはもちろん、輸送のノウハウすらなかった時代に環境に適応するのは困難だったのでしょう。

 しかし、1999年に挑戦したエルコンドルパサーが2着という好成績を残したことで一気に希望が広がります。その後はマンハッタンカフェやタップダンスシチーが渡仏してチャレンジ。2010年と2011年に挑戦したナカヤマフェスタは2着(2010年)に食い込む健闘を見せました。

 その後もゴールドシップやサトノダイヤモンドといった日本を代表する精鋭のチャレンジが続くのですが……残念ながら2023年現在まで優勝の栄冠に手が届いたことはありません。

 筆者は『ウマ娘』からこちらの世界に興味を持った“浅い人間”なので、こういった歴史についてはほとんど知らなかったのですが、過去の挑戦の歴史や先人のチャレンジを追いかけているうちになんだかグッときてしまいました。

 凱旋門賞制覇は日本人が望み続け、引き継いできた夢であり、なおも未踏の領域なのだなと――そして、これは『ウマ娘』においても変わらないようです。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?

 今回のシナリオの冒頭では、凱旋門賞に挑戦したいというウマ娘とトレーナーを集める形で“プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が発足しました。

 かつて秋川理事長との面談で「世界一のウマ娘を育てたい」と熱く語った過去を持つトレーナー(プレイヤー)と担当ウマ娘は当然この呼びかけに応えます。

 “プロジェクトL‘Arc(ラーク)”の責任者は、URAの学園強化部門に所属する佐岳メイ(声:堀江由衣)。パッと見はボーイッシュでかわいらしい外見をしていますが、理事長が小さいころからの付き合いだとか。いや、またひとり年齢不祥な人物が増えましたね……。どうやら彼女が凱旋門賞に挑戦するのも昨日今日に始まった話ではないようで、並々ならぬ情熱を見せます。

 幸い、現在のトレセン学園には世界にも通用するであろう優秀なウマ娘が揃っていますし、“世界一”と言いたくなるような大企業・サトノグループの開発したVRウマレーターを使った予行演習も可能。なんだかこれなら夢に手が届きそうな気がするのですが……!?

 しかし、このプロジェクトにはひとつ大きな問題がありました。それは使える予算に限りがあるということ。重賞レースでの入着やプロジェクトメンバーであるほかのウマ娘とのSSマッチを開催することで“サポーターPt”を高めてファンの期待度をアップさせて、国民全体からの支援を募らなければ挑戦もままならない模様。サポーターPtを地道に稼ぎながら、海外の環境に慣れるべく準備を進めるという忙しい日々が始まるわけです。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
佐岳メイ(声:堀江由衣)

育成期間が過去最短! 変則的な挑戦スケジュール

 今回の体験会で、筆者は推しのウマ娘・ナリタタイシンを育成してシナリオを遊ばせてもらいました。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?

 ナリタタイシンは幼いころから小さい体躯を周囲にからかわれてきたために“誰よりも速く走って見返してやる”という強い反骨心を持ったウマ娘。ナリタタイシンを育成したという方も多いので蛇足かとは思いますが、彼女はツンツンして見えるだけで根はやさしく、信頼した相手にはウェットな一面を垣間見せるかわいらしい女の子でもあります。“ウマさんぽ”でラーメンを食べるところとかもメチャメチャかわいいんでぜひチェックしてほしいところ。

 また、ほかのウマ娘たちがバレンタインにスイーツを用意する中、チョコを隠し味に使った手料理(ビーフシチューやカレー)を渡してくるような不器用さ&愛情表現にやられたトレーナーは多いはず……。このとき、温め直す時間も書いて渡してくれるんですが、その合計が3分50秒。彼女のキャラクターソング『感情ノ黎明』が3分50秒のトラックということを考えると、聴きながら温めてほしいというメッセージすら滲んでいるように感じます。

 なお、こちらの『感情ノ黎明』は疾走感がとてつもなく、ひたすらカッコいいロックナンバーなので聴いたことがないという方はぜひ一度チェックしてみてください。あとはBNWとして3人で歌っている「涙ひかって明日になれ!」も最高なので、あわせてぜひ!

 ……と、すっかり脱線してしまいましたが、ナリタタイシンの育成シナリオの大きな特徴が、クラシック級の“菊花賞”の直前に調子を崩してしまうということ。このイベントで付与される“練習ベタ”をシニア級の日経賞までに解消することで、大幅なパラメータアップが臨めます。

 スケジュールの組みかたが難しそうに見えますが、“グランドマスターズ -継ぐ者たちへ-”ではSSRサポートカード“祖にして導く者”を使えばケアがさほど難しくなく、恩恵を享受しやすい状況になっていました。

 さて、今回のシナリオにおいて、凱旋門賞に挑戦するのはクラシック級とシニア級の10月前半。本来ならばこちらのイベントとバッティングするところですし、今回はかなりきびしいのでは……と思ったのですが、“プロジェクトL‘Arc”ではなんと個別の育成イベントが発生しません。いわば“Make a new track!! ~クライマックス開幕~”と同じ状況です。

 日経賞での復活というタイシンならではのイベントがないのは少し残念ではありますが、すぐに気持ちを切り換えて……。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
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 今回のシナリオではスケジュールの面でもユニークな特徴がいくつかありました。

  • L‘Arc代表交流戦が合計4回開催される
  • 夏合宿が存在せず、7月前半から海外遠征が始まる
  • 育成はシニア級の10月前半で完了

 まず、L‘Arc代表交流戦は、ジュニア級の12月後半、クラシック級の6月後半、そしてシニア級の3月後半と6月後半に開催されます。こちらは本シナリオにおいては参加必須で、海外のウマ娘たちも含めたレースとなります。こちらの交流戦の後に固有スキルのレベルが上がるのを確認しました(おそらくタイミングがほかのシナリオと違います)。

 また、7月前半からは夏合宿ではなく、海外遠征が始まるというのも大きな違い。これについてはのちほど詳しく説明します。そして、シニア級の10月前半の凱旋門賞でシナリオが完結するため、ほかのシナリオよりも育成期間が短くなっています。

効率的な育成を行なうにはSSマッチの組みかたがカギに

 具体的な育成の流れも見ていきましょう。

 まず今回のシナリオでシナリオリンクを持っているのは、

  • エルコンドルパサー
  • ゴールドシップ
  • サトノダイヤモンド
  • シリウスシンボリ
  • ナカヤマフェスタ
  • マンハッタンカフェ

 いずれも凱旋門賞と縁の深い名前ばかりですね。

 トレーニングはストーリーでも活躍する彼女たちやサポートカードとして編成しているウマ娘たちを含めた“プロジェクトL‘Arc”参加のメンバーとともに行います。そして、賢さの隣には“SSマッチ(StarSマッチ)”という見慣れないトレーニングの項目が……。

 これはいわゆる“模擬レース”のようなもので、育成中のウマ娘を大幅に強化できるという本シナリオの目玉システムのひとつ。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
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 こちらのSSマッチは無条件で選ぶことはできません。

 前提として必要なのが各ウマ娘に設定されている“スターゲージ”を溜めること。スターゲージは、スピードやスタミナといったおなじみのトレーニングをいっしょに行うことで上昇し、最大値である3目盛りまで貯まることでようやくそのウマ娘とSSマッチができるようになります。SSマッチは育成中のウマ娘を除く最大5人のウマ娘と同時に競えるので、こまめに選ぶよりも5人揃ってから選択したほうが、効率はよさそうです。

 SSマッチが完了すると、参加したウマ娘のスターゲージは0にリセットされますが、代わりにスターレベルが上昇します。レベルに応じてスキル獲得などの恩恵も得られるのだとか。また、ランダムで“SSSマッチ”が選択できることもあり、こちらを選ぶと絶大なトレーニング効果が得られます。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?

 なお、筆者は以下のポイントを心がけたことで、いい感じに育成が進みました。

SSマッチで得られる効果をチェックする

 SSマッチにいっしょに参加することで得られる恩恵はさまざま。シンプルにパラメータが上昇するものから、スキルヒントをもらえるもの、サポートPtがもらえるものやスターゲージが上昇するものもあります。そして、中には“愛嬌〇”や“練習上手”をくれるウマ娘も! SSマッチで得られる効果は完全にランダムというわけではないようで、シナリオリンクの対象になっているウマ娘などからは狙ってこれらの効果を得られるようになっていました。早い段階でSSマッチを組めると育成を優位に進められそうですね。

SSマッチの“体力回復”は貴重

 SSマッチをいっしょに行う際に“体力回復”や“やる気アップ”の効果を持つウマ娘も存在します。今回のシナリオは友人サポートカードなどを使わないと体力を回復するのが難しそうな印象なので、ひとつの生命線になってくれそうです。

友情トレーニングを狙う

 トレーニングが友情トレーニングの場合、スターゲージの上昇が2目盛りになるため、単純に効率が倍になります。このことを考えると得意率アップの値が大きいサポートカードは大成功を狙いやすく、シンプルに扱いやすいかなと。

状況によってはレースにも出走する

 シナリオを進めるのに必要な“サポーターPt”などを貯めやすいのがレースへの出走。同時に出走しているライバルウマ娘がいる場合は、スターゲージの目盛りも上昇します。大成功が発生しないので効率がいいとは言えませんが、狙ったウマ娘のスターゲージを上げたい場合や、効率のいいトレーニングが見当たらない状況では選択肢になりそうです。なお、“Make a new track!! ~クライマックス開幕~”と同じく、1着を取れなかったレースでは目覚まし時計を使うことができました。

 SSマッチはレース形式なので、メンバーとのあいだに勝ち負けも発生します。今回の試遊ではあまり負けることはありませんでしたが、育成におけるパラメータの上振れを狙うのであれば、しっかり目を向けるべき部分なのかもしれません。

 考えることは多そうですが、直感的にサクサク育成できる本シナリオ。感覚的には“アオハル杯 ~輝け、チームの絆~”のシステムがいちばん似ているのではないかと筆者は感じました。

海外適性を獲得しないと強敵には歯が立たない

 さて、今回のシナリオで凱旋門賞に勝つためには、もうひとつ重要な要素が“海外適性”です。

 凱旋門賞を再現したL‘Arc代表交流戦や、クラシック級での前哨戦となる“ニエル賞”、シニア級での前哨戦となる“フォワ賞”、そして凱旋門賞本番において、日本のウマ娘は環境の違いに苦しむことになります。

 それらの要素は“課題”として明示されており、解除していない課題ごとにレースでパラメータがダウンしてしまいます。いわゆるデバフですね……。中には、芝適性がGに固定されたり、中距離適性がGに固定されたり、といった致命的な効果もあるので、何はなくともこれらの課題を克服しないことには話になりません。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
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 そして、課題を克服するために必要なのはSSマッチなどで入手できる“適性Pt”。適性Ptを投入することで課題を克服できるばかりか、育成で有利に働く“海外適性”をゲットすることもできます。

 芝や中距離の適性が低いウマ娘であっても、これらの海外適性を身につけることで凱旋門賞へのチャレンジが現実的に! 単なるデバフというだけではなく、一部のウマ娘にとっては救済策ともいえるシステムになっているわけですね。なお、こちらの海外適性でゲットした芝や中距離の適性は、殿堂入りしたウマ娘に影響するわけではない模様……。さすがにそれができたら強すぎますもんね。

 “適性Pt”を大量に入手できるのが、先ほども少し話題に出た海外遠征。いわゆる夏合宿に近い性質を持っていますが、特定の海外適性を持っているとよりトレーニングの効果を高められるようにもなっていました。また、海外遠征中はSSマッチができないため、体力の回復なども少し難しくなります。

 シナリオ全体の育成期間が短いぶん、海外遠征でどのようなトレーニングをするかという判断が育成全体の結果を左右するかもしれません。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
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 そして、鍛えに鍛えた日本のウマ娘たちの前に立ちはだかるのは海外のウマ娘たち。キュート&ノーブルなウマ娘・ヴェニュスパーク(声:折原日菜)と、風格のある褐色のウマ娘・リガントーナ(声:井料愛良)と凱旋門賞でぶつかることになります。

 凱旋門賞は2度チャレンジすることになりますが、とくに1度目のチャレンジではシステム上克服できない課題もあり、非常にきびしいレースとなります。筆者は2周ほど試遊したものの3着になるのが限界でした。

 差しの脚質を持つヴェニュスパーク、そして追込の脚質を持つリガントーナ、どちらも強力なウマ娘ではありますが、準備が滞りなく進めばシニア級での凱旋門賞ではいい勝負になるはず。筆者も無事に2周とも凱旋門賞を優勝することができました。先人たちが道を切り拓き、多くのウマ娘たちが挑戦してきた夢についに手が届き、筆者は目頭が熱くなりました……。

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ヴェニュスパーク(声:折原日菜)
リガントーナ(声:井料愛良)
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その目で確かめてほしいロンシャンの優雅なコース

 ほかに注目してほしいポイントといえば、やはりウイニングライブ。詳しいネタバレは避けますが、凱旋門賞は20人によるレースということもあり、バックダンサーの数もものすごいことになります。勇壮で豪奢なステージかつ光の演出がこれまたキレイなんですよ……。

 凱旋門賞や代表交流戦には特定のサラブレッドをモデルとしないウマ娘たちも多数参加していますが、彼女たちのデザインもこれまでとは一線を画しています。パンチパーマのような髪の子がいたかと思えば、仮面を被った子もいたり。残念ながら勝ち負けに絡める子はほとんどいませんが、個性的な子が揃っているので彼女たちのユニークな勝負服にも注目してみてはいかがでしょうか。

 あと、筆者が驚いたのはパリ・ロンシャンのレース場の再現度。スタート直後に横に広がる駐車場や、木々をバックに走る直線、そしてドミニク・ペロー氏が設計した特徴的なスタンドがつぎつぎと目に飛び込んできます。緑鮮やかなロンシャンの景色をここまで再現しているとは……。

 フランスの風を感じさせるような優雅なレース中のBGMも独特な空気感をブーストしてくれています。そして、ゴール直後の着順やタイムの表記も海外仕様に。凱旋門賞の中継でおなじみの仕様なので筆者も「この演出、見たことあるぞ!」とテンションが上がりました。このあたりのこだわりはさすがですね。

 レース場として考えると、約1000メートルのバックストレッチと約900メートルのコーナー、そして約500メートルのスタンド前の直線からなるパリ・ロンシャンは高低差が激しく、タフなコース。コーナーから続くフォルスストレート(偽の直線)もユニークで、スキルの発動するタイミングも日本のレース場とはだいぶ変わってきそうです。もし今後、こちらを舞台にしたスペシャルレースが開催された場合は育成のセオリー自体も変わってくるかもしれません。生放送『ぱかライブTV』でゲームシステムの変更も発表になりましたし、こちらのコースではスタミナが重要なパラメータになってくるのかも……!?

 また、今回の試遊では使用できませんでしたが、友人キャラクター・佐岳メイのサポートカードもシナリオに適性が高いということで注目したいところです。

凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?
凱旋門賞をクローズアップした『ウマ娘』の新育成シナリオ“Reach for the stars プロジェクトL‘Arc(ラーク)”が明日(8/24)より実装。立ちはだかるのは過酷な環境と強力なウマ娘たち!?

 しっかりテキストを読んで1時間弱、急げば30分かからない程度で育成ができた新シナリオ“プロジェクトL‘Arc”。育成完了時には“生活リズム”や“海外遠征”など新しい因子も獲得することができました。

 ぜひとも、皆さんも先人たちの想いを受け継ぎ、世界最高峰のレースにチャレンジしてみてください。

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